リモコン・ユニット(ワイヤレス)使用報告
Canon Timer Remote controller TC-80N3.
 Rev.
32
Original :2006-07-09-Sat.
Updated :Sun.Jul.01'12
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2006-07-09 Sat.
 趣味としている野鳥撮影では、例えば抱卵中の親鳥の様子を一定の時間
間隔
で記録を続ける事例の様に、インターバル撮影の要望が多い。
 その様な目的
で TC-80N3 を購入の希望があったのだが、細部の仕様が不明
のためためらっていたが、先日 Web auction で予想外の低価格で(しかも新品な
のだ)提示されていたため衝動的に bid してしまった。

以前から興味があったのだが、
先日思い切って購入した。 

 私が購入をためらっていたのは、一般的なタイマーでは、例えば5分毎の
撮影とセットしてスタートすると、スタート直後から撮影が開始されてしまう
製品が殆どで、
以下の様な動作が可能か否か不明だったからだ。

想定した条件 -----------------------------------------
 観察フィールドの餌場に深夜に集まる野生動物を記録したい。夜間現地
で作業をするのは危険も伴うので朝のうちに出向いてセットして深夜の撮影
に備えたい。カメラやストロボの電池容量を考えると上記のタイマーの様に
朝からインターバル撮影が始まったのでは電池が持たない可能性がある。

 
要点
 今は朝の 08:30 だ。
 今夜 23:40 から5分毎にインターバル撮影を明朝 07:00 まで続けたい。
 使用カメラ : Ca
non EOS 10D 使用電池 BP-511 x 1、
 使用ストロボ : Canon 420Ex 使用電池 2000mAh の NiMH(単 X4)。

-------------------------------------------------------

 今回の条件の様に指定された時間後、つまり今から15時間10分後から
撮影開始は可能だろうか?。
 また、その7時間20分後にインターバル撮影を停止できるだろうか?。
この様な条件を挙げた理由は、現時点の野鳥撮影で以下の様な問題が
生じているからだ。

 EOS10D をパワーオンのまま 24時間稼動することは電池能力の関係で
不可能だ。そのためパワーセーブモードで使用せざるを得ない。パワーセ
ーブの状態で(つまり EOS 10D がスリープしている状態で)タイマーから
レリーズ信号を送っても EOS 10D が ON するためには約 2.5 秒の時間が
必要だ。つまり、タイマーからのレリーズ信号は 2.5 秒以上続かないと撮
影ができない事になる。
 1、 カメラによっては2秒以上もレリーズ信号を受ければ数枚の連写に
    なってしまう。
 2、 この時間が短ければ、カメラが立ち上った時にはレリーズ信号が間
    にあわず撮影できないこととなる。

 参考資料: EOS 10D、20D の長時間連続使用 ⇒⇒

 同様に Canon Storobe 420EX はパワーオン後 90秒で強制的にスリープ
モードに入るため、再動作のためには DC-DCコンバーターのキャパシターの
チャージアップのために数秒から数十秒の時間が必要なため発光できない可
能性が高いのだ。

 結論
 これらはすべて杞憂だった。必要ならば TC-80N3 の動作を補助するモ
ジュールをマイクロプロセサーで製作する事も考えていたのだが。 TC-80
N3 単体で上記のすべてが可能なのだ。

想定した条件を満たすための TC80N3 の設定------------------

 
TC-80N3 は4個のパラメーターの設定が可能だが今回はその内の3個を
セットする。

 1、 セルフタイマーのパラメーターは 15:10:00 とセット。
 2、 インターバル・タイマーのパラメーターは00:05:00とセット

 
3、 イクスポージャー:カウントパラメーターは 88 とセット

-------------------------------------------------------
 上記のセット後 Start/Stop スイッチを押せば今夜の夜中からインターバル
撮影が開始され明朝の指定された時間に停止する。
 例えカメラやストロボがスリープモードに入っていても、指定された時間の
60秒前に自動的に約 0.5秒のハーフレリーズ・シグナルがカメラに送られる
事でレリーズすべき時間にはレディの状態になっているため、レリーズの
遅れやミスショットの不安は不要なのだ。


 私はこの TC-80N3 を趣味の野鳥撮影・観察に使用するつもりだが、以
前撮影に苦労した雨中のコチドリの抱卵の様子などは自作の防水キャビネ
ット
TC-80N3 に最適の組み合わせは・・・。 と組み合わせる事で野鳥に与えるストレスも少
ない観察・記録が可能になるのではないだろうか。 ⇒⇒

以前苦労した雨中の撮影も自動化が可能だ。
 Tue. Jun.24'03 13:25:43 Canon EOS 10D / EF 100-400 ISO 800

Memo-1
 Canon TC-80N3 S/N 0T070x
 入手価格 Tax & shipfee を含んで 12,350.-

Memo-2
 些細なことだが付属の6ヶ国語のマニュアル ( CT1-7728-002 0705Ni
6.0 ) の中国語以外のセクションは一部印字が抜けている。前後の文章
から判断できるのでさほど気にすべき事でもないが、 Canon にしては珍し
いミスだと言えよう。
_
2006-11-24 Fri.
 我が家の一員になった機器はそれなりの洗礼を受け更に働かされるの
が定めだ。 Canon 以外の機器もコントロール可能とするためコネクター部
を改造した。

オリジナルの NP-3 と呼称される
プラグがついた未改造の製品。
 オリジナルの NP-3 と呼称されるプラグがついた未改造の製品だ。

中央が Canon EOS シリーズ
専用のコネ<BR>クターだ。
 中央がその NP-3 コネクター ( Male )、Canon EOS シリーズ専用のコネ
クターだ。ちなみに左上のプラグは Canon Kiss シリーズ用の物だ。

キヤノンの旧タイプのコネクター T3
 キヤノンが NP-3 コネクター以前に採用していたネジロック式の T-3 コネクター
形状は異なるが同じ働きを持つ3本の信号線( Com、Hr、Fr ) を持つ。

ケーブルをカットして・・・・。
 ケーブルをカットして・・・・。

私の機器類に共通のコネクターに変更する。
 私の機器類に共通のコネクターに変更する。これにより SOT のカメラや
自作のロボットカメラ機器に接続・コントロール可能となるわけだ。インター
フェースのロジックは CMOS or MOS FET のスイッチング素子だと思われ
る。私が制作した機器とのインターフェースはフォトカプラーを使用している
が2年以上問題なく動作している。

一部特殊な(メーカー独自の)コネクターが使用される。
 コンシューマークラスのディジカメもロボット撮影に使用することを考え,
候補として Canon の G10 or G11、Ricoh の CX1 を考えていたが、酷使す
るので新品の必要はないため昨日オークションで Ricoh の CX1を落札した。
 Ricoh の場合リモコン端子は USB コネクターを利用するのだが、当然リモ
コン専用ではなくて PC とカメラの接続にも使用されるのだ。
 
参考例: Canon のリモコンで Olympus のカメラをコントロールする例 ⇒⇒
 
 
2009-03-07 Sat. 補足
 基本的な四種類のパラメーターを組み合わせることで様々な設定が
可能だが完璧ではない。具体例を挙げるならば、『インターバルにブラケティ
ング撮影を行いたい。つまり・・35分毎に4枚の撮影を続けたい。』の様な撮影
は設定不可能である。

_
使用例 (本来の目的以外の用途例)

 野生動物の観察/記録がこのホームページのメインテーマだ。夜間ロボッ
トカメラシステム
で長時間待ち続けて野生動物を撮影することも多い。当然
ストロボを使用するが以下の様な問題が発生する。

 1、 使用しているストロボ Canon speedlite 420EX は90秒間未使用状
    態が続くと省エネのためパワーオフされる。
 2、 省エネのためパワーオフされた状態から回復するためには、420EX
    のテスト発光ボタンを押すか ▲メラのレリーズボタンの半押しが
    必要だ。
 3、 この回復時間はパワーオフしていた時間と電源電池の容量に関係
    するが数秒〜数十秒程度かかる。(5時間以上パワーオフしていた
    場合 20〜25 秒を要する。)
 4、 そのためロボットが対象を感知してレリーズ信号をカメラに送っても、
    上記の時間は撮影できず貴重なチャンスを逃す可能性がある。
 
 この問題を解決するため TC-80N3 からロボットシステムを通じて85秒毎
にレリーズボタンの半押し信号をカメラに送り 420EX が省エネモードに入る
ことを防いでいる。ちなみに Canon speedlite 550EX は非省エネモードの設
定が可能なのでこの様な配慮は不要だ。( 550EX もこの種の目的に使用
する場合は問題が皆無という事ではない。 Cf => Canon speedlite 550EX
 85秒の時間だが5〜6分でも問題は無い。しかしあまり長いと 420EX の
再立ち上げ後のキャパシターチャージに時間を要するためレリーズが遅れる
可能性がある。

TC80N3が他で使用中の場合の代役。
  TC-80N3 は多機能なモジュールなので他の目的で使用する事も多い。そ
の様な時に代役で 420EX の目覚まし役引き受けるのがこのジャンクボックス
の余り物で作った作品だ。(
 約3分50秒毎にインタラプト信号を 420EX へ送る働きをしている。私は以下
の様なモジュールを作り(お忙しい) TC-80N3 の代役を務めさせている。
インスタント 420EX 用目ざまし時計。
 紹介のための画像なのでタイーマーモジュールは裸だが小さなプラスチッ
クケースに入れて使用している。

 Cf : タイマーモジュールについての補足説明 ⇒⇒

 補足 :  2009年3月の時点でより省エネ化するため、直接 420EX のみ
        にインタラプト信号を送る様にモデファイした。⇒⇒ 

 TC-80N3 をインターバル撮影目的以外に使用した実際の画像例を示そう。
ストロボの立ち上がりに手間取り
発光が間に合わなかった事例。
 この()事例は TC-80N3 を使用しなかったため、ストロボがスリープ状態
からの再立ち上げに時間がかかりすぎてロボットカメラからのレリーズ信号で
発光が間に合わなかった例だ。

TC-80N3から事前にりストロボを
立ち上げた後撮影した事例。
 この()事例は TC-80N3 からのシグナルでストロボをスリープモードに入
らせぬため、ロボットカメラからのレリーズ信号に即応している

 現時点ではコネクターを取り付けるスペースが無いため未装だが、TC-
80N3 を(自作の 500m 以上離れた地点から3セットのカメラをサイマルに
レリーズ可能なリモコンシャッター)  Model-17-B に接続することは可能だ。

 補足 :  2009年4月の時点で Model-17 A & B に上記の接続が可能な
       モデファイは施行済みだ。 ⇒⇒

 野鳥の営巣地点の観察記録を行う時など、広角レンズで周囲の状況を、
望遠レンズで抱卵する親鳥のアップ等を同時撮影する様な応用方法もあるの
ではないだろうか。

 TC-80N3 のケーブルを分離して2セットのカメラを動作させる乱暴なアイ
デアを過去 Web で見かけた事があるが、この手段はお奨めできない。
 Canon EOS-1 シリーズと EOS30/40D シリーズなどをこの手段で並行
動作させると、( EOS-1 の電源は 12V 系、EOS30/40D シリーズは 8V
系なので双方が直結される事となり、EOS30/40D 側に 12V が供給され
)結果として回復不能な事故の可能性があるからだ。


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   File name ; Acc_TC-80N3.htm