Gallery モズ
10月のモズ
Rev.
11
Original : Fri. Oct.14'05
Updated : Tue.Feb.13'07

モズ 観察 十月のモズ 2005年... 桑名市 

 今の季節はモズがテリトリーを仲間に宣言する時期なので、テリトリーに
進入する相手を攻撃して追い払う様子が見られる時期だと言われている。

2005-10-14 Fri.
 今朝の観察はいつもより遠くまで出かけたのだがモズやジョウビタキ
のテリトリーに最適だと思われる場所を見つけた。場所は農道脇の今は
使われていない建設会社の資材置き場だ。周囲は水田ですぐ近くまで林
が迫っている。

 案の定、林の高い木のこずえで高鳴きが始まった。双眼鏡で確かめて
メスだと知った。秋のモズといえばこの様に高い場所で鳴いているイメー
ジが強いが、一日の大半は地上 1.5 〜3m 程度の高さの草木の枯れ枝
や茎で過ごしているのだ。


 先ほどのメスもほどなく満開のセイダカアワダチソウの中のススキの茎
に止まった。目的は食料を探すためだ。高い視力を持っていると言っても
高い木のこずえから地表の昆虫類、ムカデ、ミミズを探す事は困難で、この
程度の高さが彼らには最適なのだ。またこの低い位置で高鳴きする様子
も良く観察される。
_
わずか1mの高さの杭の上で高鳴きを
するテリトリーのオーナー。
 Fri. Oct. 14'05 07:26:50  Canon EOS 10D / EF200mmF2.8  ISO200 (自動撮影)
 今朝の目的は野鳥観察だけでなく、以前とはまったく異なる新しいアイ
デアのロボットカメラ
のテストもおこなった。( この画像 #-9920-05 は、そ
のロボットが記録したものだ。 )
 さきほどのメスがロボットカメラのセンサー部に止まり高鳴きを始めた。

今朝の観察で新しくモズ・メスの
テリトリーを見つけた。
 Fri. Oct.14'05 08:16:45 Canon EOS-1D EF100-400mm@400mm+1.5x  ISO200 (Remote C'nt)
 画像 #5241-05 はリモコンを使って撮影したのだが、撮影前にこのメス
はカメラの近くにやって来た。

撮影前にこのメスはカメラの
近くにやって来た。
 Fri. Oct. 14'05 08:04:54  Canon EOS 10D / EF300mmF4.0+1.4x    ISO400
 モズの前方に見える金属パイプは三脚の脚、となりはカメラバッグだ。
なぜカメラバッグや三脚に近づいたのだろう。

彼女の目的はこれだったのだ。
 Fri. Oct. 14'05 08:04:58  Canon EOS 10D / EF300mmF4.0+1.4x    ISO400
 彼女の目的は・・・・・。実は先日作成した機器のテストを行うため私は
この付近を歩き回ったのだが、そのおかげで周囲の柔らかな土が掘り起
こされ昆虫など小動物を追い出す事になった様で、彼女はその昆虫など
を求めてやって来たのだ。彼女がピックアップしたのはミミズだろうか?。

獲物はムカデらしい。
 Fri. Oct. 14'05 08:05:07  Canon EOS 10D / EF300mmF4.0+1.4x    ISO400
 地表は危険の度合いが高いため、獲物を咥えて 2m ほどの高さの小
枝に移動した。最初ミミズかと思ったのだがムカデらしい。
 実は最初、この茎に止まる彼女をリモコンで撮影しようと考えたのだ。
リモコン撮影は高価な超望遠レンズを所有しないカメラマンにはとても
有効なツールだが、カメラで狙ったところに彼らが止まってくれなければ
意味がない。今回この茎に止まるだろうと予測した根拠は、茎に残った
白い排泄物の痕跡だ。(画像左上部に白い痕跡が見られる。)予想は
的中して彼女はこの位置で食した後、茎の上端に止まり高鳴きを聞か
せてくれた。

その後も地表の獲物を探していた。
 Fri. Oct. 14'05 08:07:51  Canon EOS 10D / EF300mmF4.0+1.4x    ISO400
 その後も地表の獲物を探していた。地表の獲物を探すのに適した高さ
は 1.5〜3.0m 程度がお気に入りの様だ。
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2005-10-19 Wed.
もう1羽の白いスポットを持たぬ彼女
 Wed. Oct.19'05 07:06:04 Canon EOS-1D/ EF100-400mm L+1.5x ISO:400 (自動撮影)
 このテリトリーのオーナーは1羽のメスだと考えていたのだが、観察を
続けた結果もう1羽のメスも現れる事を知った。このページのトップの画像
#5241-05 は翼に白いスポットを持ちクチバシの黒褐色が濃いが #5328-
05 はスポットが無くクチバシの黒褐色も薄いのだ。
 繁殖期には、ほぼクチバシ全体が黒褐色になっていることから(まだ白い
部分が多い)この2羽は今年誕生の若鳥(ひょっとすると姉妹か?)だと
思われる。
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2005-10-22 Sat.
上の画像とは異なる個体が同じ位置に止まった。
 Sat. Oct.22'05 11:19:22 Canon EOS-1D/ EF100-400mm L@400mm ISO:320 (自動撮影)
 今日ロボットカメラのセンサーに止まってくれたのは翼のエッジに白いスポ
ットを持ちクチバシの黒褐色の濃い固体だった。同じ頃別のメスは 30m ほど
離れたピラカンサの枝の上で高鳴きをしていた。

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数mの間隔で自然にふるまう2羽のモズのメス。
 Sun. Oct. 16'05 15:23:23  Canon EOS 10D / EF300mmF4.0+1.4x   ISO400
 日曜日の午後の1シーンだ。去年(2004年)も今回とは異なる地域で
争わぬ2羽のメスを観察したのだが、今年も相互に約 6mの位置に居
ながら争うようなそぶりはまったく見られない2羽のメスが観察された。
 ・・・・図鑑などには「秋には新しいテリトリーの獲得のため激しく争
い勝ち残った個体がテリトリーを占有する。」 などと記述されているの
だが・・・・。

10mほどの距離で争わず餌を獲り高鳴きをする2羽のメス。
 Wed. Oct. 19'05 07:19:09  Canon EOS 10D / EF300mmF4.0+1.4x    ISO400
 今朝もその2羽が約 10m の間隔で餌を獲ったり高鳴きをしていたが
相互に干渉する様子はまったく見られなかった。
 巣立ちの頃は兄弟がグループで行動するため5〜8月ならばこの様な
シーンは珍しくも無い事だが、背景の黄色いセイダカアワダチソウの花
が今の季節(10月)を示している。

 今後も観察を続けて時々彼女のテリトリーを訪ねてくるオスについても
報告したい。

2007-02-13 Tue.
 今朝の観察で約 20m の距離をおいて二羽のメスが観察できた。無論
相互に争いなどは見られなかった。同じ個体なのだろうか?。⇒⇒


  ** 補足説明 **
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 今回のロボットカメラのアイデアは野鳥の鳴き声に反応してカメラをレリー
ズするものだ。屋外では無風と思われる様な状況でも結構風の音を拾うも
のなので、内蔵の MPU : マイクロ・プロセサーで鳴き声と風音を判断して
いる。画像 #-9920-05 のモズの右足がつかんでいる物はマイクロフォン
だ。

_
 今回テストした機器は未公開の自作のカメラの手ぶれ防止システムだ。
スタビライジングシステムはユニークなアイデアがあれば大企業の研究室
でなくても開発は可能なのだ。いつかこのシステムを公開する時もあるだ
ろう。




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