野鳥 モズ 観察報告
1月のモズ
Rev.
12
Original : Wed.Jan.19'05
Updated : Fri.May.04'07
1月の モズ 2005年
モズのインテリジェンス

2005-01-19 Wed.

 モズは他の鳥を襲うことがある事は周知の事だ。ここで疑問が生じてく
る。自身とほぼ同じ大きさの相手を短時間で食べ尽くす事はできないだ
ろう。食い残した残骸はそのまま放置するのだろうか?

2005-01-17 Mon.
1日目、モズが獲物を食している現場を観察した。

 攻撃場面を観察できなかったのだが、この付近をテリトリーにしている
メスが獲物を仕留めて食している場面を観察した。食後姿を消したが 30
〜90分ほどの間隔で現れ食事を続けていた。 彼女が去った時現場へ
近づき鳥の種類を確かめたが、スズメでもムクドリでもなく、どうもツグミ
の様に思われる。そしてまだ体の硬直が始まっていない事も確認でき
た。

2005-01-18 Tue.
2日目、昨日のモズが再び現れ遺骸を食している。

 翌朝日の出前の 06:30 頃に出向いたが獲物は昨日とほぼ同じ場所で
見られた。07:44 昨日のメスが迷うことなく一直線に飛来してガマの穂
(画面中央に見える白い茎がそれだ)の先に一旦止まったがすぐ地表の
昨日の獲物を食べ始めた。20時間以上経過しているので肉などは硬化し
ているのだろう。食いちぎろうとする動きで遺骸全体が引きずられている。
 迷わずこの地点へ飛来したことで、彼女は昨日獲物を捕った事、遺骸は
ここにあることを1日経過した時点でも記憶していたと考えられる。別の考
えとして、ガマの穂の先から偶然見つけたとも考えられるのだが・・・。
 この日も数回この場所へやって来て食していた。

2005-01-19 Wed.,

3日目、獲物が消えてしまった。

 ここで面白い事になった。3日目の朝出向いた私は遺骸が消えている事
を知った。 モズが何も残さず食べ尽くしたとは考えられない。カラスイタチ
ノラネコなどが見つけて持ち去ったのだろうか。
 07:52 昨日同様メスがやって来た。地表に降りて捜すが遺骸は見つから
ない。 付近をホッピンッグしながら捜すが見つからない。周囲のガマの穂
に止まったり、さっきの場所に戻ったりせわしない動作を続けたが、あきら
めたのだろうか飛び去った。 しかし 30〜50分後現れて同じ様に捜す動作
を繰り返していた。
 この様子から3日目も彼女の記憶は残っていた(昨日の行動でより強く
インプリントされたのかも知れない)と考えられる。

 明日も観察に出向けるか不明だが、もし明日も現れて遺骸を捜す様で
あれば、ガマの穂の先から先日の遺骸を偶然見つけたのではなく記憶に
残っていたのだ。と考えても良いだろう。
 もっとお利口であれば、「一昨日は有ったが昨日は無かったから出向い
ても無駄だ。」 と考えるかも・・・・。(冗談)

 残念ながら翌日は強風(5〜8m/s)のため彼女は出てこなかった。その
翌日は雨天。 というわけで今回の疑問のヒントは得られなかった。

 参考情報 野鳥は1年前の事象を記憶しているものだろうか? ⇒⇒
 参考画像 抱卵中のモズ・メスに肉片を運んできたオス ⇒⇒
 
2007-04-30 Mon.
オスがすっと地表近くに降下した。行き先を捜して
何か突付いている様だと知った。
 Mon. Apr.30'07 13:17:37 Canon EOS 30D/EF300mmF4.0 +1.4x  ISO:250
 この事例は子育て期に捕獲した野ねずみの遺骸をを地上約 50cmの小枝に置き、親鳥(雌雄)が、ここから
肉片を引きちぎり巣のヒナに届けていた。 ⇒⇒

2006-04-01 Sat.
彼の朝食を観察した。 キジの観察に出向いたフィールドでモズ・オス
が、まだ冬眠中のカエルを地中から引き出し食する様子が観察できた。⇒⇒

モズの獲物を横取りしたのは彼だろうか? 深夜にモズの獲物を横取りしたのは彼だろう
か?。  ⇒⇒
_
1月の モズ 2007年
冬季の食物

2007-01-17 Mon.
以前二羽のメスを観察した付近で今朝は一羽に会った。
 Mon. Jan.15'07 08:09:10 Canon EOS30D / EF300mm +1.4x ISO 400
 今朝は一昨年二羽のメスを観察した付近へ出向きメスを一羽見つける事
ができた。
 補足情報: その後 ( 2007-02-13 Tue. ) この付近で二羽のメスを観察
した。 ⇒⇒ 一昨年と同じ個体なのだろうか?。

しかし私の接近を嫌い離れた枝に移った。
 Mon. Jan.15'07 08:09:20 Canon EOS20D / Σ 18-50mm ISO 400
 しかし私の接近を嫌い離れた枝に移った。冬季でほとんど水が無いとは言
え移動先は接近困難な湿地の向こうだ。

観察すると木の実をついばんでいる様だ。
 Mon. Jan.15'07 08:10:16 Canon EOS30D / EF300mm +1.4x ISO 400
 双眼鏡で観察すると木の実をついばんでいる様だ。田畑に近いテリトリー
ならば今の季節でも作物の葉陰に昆虫を見つけることも可能だが林では昆
虫類の捕捉は困難なのだろうか。

現時点では名称不明の潅木だ。
 Mon. Jan.15'07 08:20:20 Canon EOS20D / Σ 18-50mm ISO 400
 彼女が去った後ブッシュの中を迂回して木の実を確かめてみた。葉や
花があれば木の名前も分かるだろうが、現時点では名称不明の潅木だ。

実を手にとって見る。
 Mon. Jan.15'07 08:20:28 Canon EOS20D / Σ 18-50mm ISO 400
 実を手にとって見た。これが今の季節の彼女のメインデッシュなのだろ
うか。


1月の モズ 2004年

2004-01-03 Sun.

 葉が落ちた木が増えたせいだろうか、はやにえを見かける事が多くなった
様に思われる。 今朝観察フィールドで見かけた二件の”作品”は昆虫だっ
たがまだヒコヒコ動いている出来立ての物だった。

彼らの作品-
昆虫オケラ 彼らの作品-
昆虫の幼虫
Camera : Olympus C-2500L Macro

2004-05-15 Sat.
 こちらは5月に観察されたはやにえだ。季節によりこの様な”大物”も犠牲
になるようだ。 (カヤネズミだと思われる) ⇒⇒
こちらは5月に観察されたはやにえだ。
 2004-05-15 13:15:52

これも [ モズ ] の作品だろうか。 ちょっと変わった手段で製作された
はやにえの作品例。 ⇒⇒


2004-01-06 Tue.
 観察フィールドの真中に立ち周囲をゆっくりと見まわすと早朝であれ夕方で
あれ最低1羽のモズが見つかる。 気温が低いせいか以前の様な高鳴きは
あまり聞かれない。 
フィールドの北端をテリトリーにしているモズ♂
Tue. Jan. 6'04 14:33:14  Canon EOS 10D / EF300mmF4L +1.4x ISO:100
 フィールドの北端の桜の大木テリトリーのコアにしているモズ♂、人の
接近を最も嫌う個体だ。気温が低いせいか羽根を膨らませまるくなって
いる。
2004年11月にはこのフィールドで2004年誕生のメスが同じ場所をテリト
リーとしていた。⇒⇒

2004-01-12 Mon.
トリムされた花梨の枝先に
背筋をばしてとまる。
Mon. Jan.12'04 10:20:03  Canon EOS 10D / EF300mmF4L +1.4x ISO:100 +1/3
 上と同じ個体、本日は快晴、無風、温暖、お気に入りのトリムされた花梨
(かりん)の枝先で。 白い首回りが印象的だ。すぐ近くの地表でニャンコ先
生のハンティングを見かけた。

作物の支柱の上で昆虫を覗うモズ♀
Tue. Jan. 6'04 14:59:10  Canon EOS 10D / EF300mmF4L +1.4x ISO:100
 先ほどの彼 ( #6366-6 ) から 20m も離れていない畑の作物の支柱の上で
大根の葉の昆虫を覗うモズ♀、以前からの観察リポートのモデルだ。 ♂に
比べ体色の茶色が目立つ。
 以前観察した個体も♀は茶色が多かった 参考画像⇒⇒

 以前からリポートしている様に、このフィールドにはモズ♂が3羽いたのだが
フィールドの東側、南側をテリトリーにしていた2羽の内1羽を最近見かけること
ができない。
 テリトリーには明解な境界は無く、採餌のためな相互に入り込んでいる事が
多いためた姿を見せなくなった個体は東、南いずれの個体か不明だ。 また
私の観察力不足で、この周辺に居るのだが見つけられないのかも知れない。


2004-01-16 Fri.
 きょうもフィールドの北端をテリトリーにしているモズ♂の観察に出向いた。
彼は普段はたいてい、さくらの大木の梢にいるのだが気温の低下と共に低
木に移った様だ。

フィールドの北端をテリトリーにしているモズ♂
Fri.Jan.16'04 09:46:14 Canon EOS 10D / EF300mmF4L +1.4x ISO:100
 2m 程の花梨の枝から近くの大根畑の昆虫を捜す。 2〜3時間程度の
サイクルでこの木にやってきて3〜5分程度とどまり、2〜6回程度食物の
昆虫を採食している。
 今回もやって来て30秒もしないうちに獲物を得て再び枝に戻った。

今回の獲物はなかなか威勢が良く
クチバシにまとわりつく
Fri.Jan.16'04 09:46:43 Canon EOS 10D / EF300mmF4L +1.4x ISO:100 +1/3
 今回の獲物はなかなか威勢が良く、クチバシにまとわりつく。

彼は咥えなおしてから呑み込
んだ。
Fri.Jan.16'04 09:46:47 Canon EOS 10D / EF300mmF4L +1.4x ISO:100 +1/3
 彼はクチバシを大きく開け一瞬昆虫を宙に浮かせ、咥えなおしてから呑み込
んだ。 哺乳類なら唇を閉じて歯で噛むことが可能だがクチバシだけで勢いの
良い獲物を食するにはこの方法がモズの様な鳥類には最適なのだろう。
 御存知だろうがカワセミなどは枝や岩に叩きつけて弱らせてから食する方法
を取っている。 参考画像⇒⇒
 モズの [ はやにえ ] については諸説あるが、今回の様な食べ難い獲物を枝
などに一旦刺してから食する途中、(外敵などの理由で)立ち去り忘れられた物。
との説もあるそうだ。
 個人的にはその様に枝に刺してから食する例の観察経験は無く、単なる(目
的と意味の無い)習性だと考えている。
ではなぜその習性が生じたのか?・・・。と言われても当方としては困惑するだ
けなのだが。

五月の 彼

2004-05-12 Wed.
 この個体に恋人ができた。
新緑の五月に恋人ができた!!。
  2004-05-12 05:59:05
 冬の間は枝だけだった花梨(かりん)の木も新緑で被われた5月の
ある日、梢で恋人と並び、(伴侶を得た勝利宣言か)誇らしげに高鳴
きをするオス。 巣作りは完了していてすでに卵を生んでいると思わ
れる。♀は一日のほとんどを抱卵して過ごすのだろう、早朝など一時的
に姿を見せる時以外は見かけない。 またこの時に♂から♀に給餌
行われることもある。モズのオスは『釣った魚に餌をやる男性。』なのだ。
 抱卵は雌雄交替で行うのだろうか?、この件も観察を続ける事で判明
するだろう。 詳細は5月のモズの頁をご覧いただきたい





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