Gallery モズ
幼鳥  2005 年 
 Rev.
06
Original : Wed.Apr.27'05
Updated : Fri.May.04'07

. 『モズ / 幼鳥 』. 2005年 

2005-04-26 Tue.
 個人的観察例だが、モズはほとんど飛行できない様な状態で自己
の意志で巣を離れる様子が見られる。その後巣の付近の低木や畑の
作物の棚などにジャンプして飛び移り親からの給餌で成長して数日で
飛行可能になるようだ。
巣から出た後しばらくは親から
餌をもらって成長する。 
 Tue. Apr.26'05 07:20:50 Canon EOS 10D#2/EF300+1.4x  ISO400  
 上の個体例は昨日巣を出た(正確には転がり落ちた)ヒナの例だが
落下後、地表をホッピングで結構素早く畑や草原を進み姿を消した。
そして翌朝ミカン畑の中の地上 50cm 程の枯れ枝で親から給餌され
ている様子だ。
 親鳥は巣に残ったヒナへの給餌などで周辺を飛行する事が多く、ヒ
ナも上空を飛行するスズメ、ツバメ、ハト等の飛翔に鳴き声を上げるの
で短時間に親が気付いてくれる。

自己の意思で巣を飛び出した仲間の一例
 Thu. Apr.28'05 05:39:53 Canon EOS 10D#2/EF300+1.4x  ISO400 -1/3
 自己の意志で巣を飛び出した仲間の一例、無論飛翔能力は皆無だ。
撮影場所は巣から約 50m の地点だ。

_
 以下の #9619-05 は空き家になった巣だ。巣を飛び出す理由の一つ
の個人的仮説だが、
内径 80mm 深さ 50mm のスペースに
数羽のヒナが居住できるだろうか。
 内径約 80mm 深さ約 50mm の居住空間は数羽のヒナが育つには
孵化直後の小さな体ならともかく、ある程度大きさまで成長したヒナ達
には明らかに狭すぎる。この窮屈さに耐えかねて飛び出すのでは
なかろうか。そしてその窮屈さでヒナ達を自主的に巣立をさせる巣の
サイズは巣を作る親鳥の DNA にあらかじめインプリントされているの
ではなかろうか。
 参考資料 : モズの巣について ⇒⇒

昨日巣を飛び出したヒナ
Tue. Apr.26'05 09:26:02 Canon EOS 10D#2/EF300+1.4x  ISO200 -2/3
 この個体は昨日巣を飛び出したヒナで、観察中の四羽のヒナの中で
最も元気がよく直後に数m飛翔して隣のエンドウマメ畑へ移動して行っ
た。 多分この個体だと思うのだが、一週間後の姿を見た。⇒⇒

黄色いクチバシはヒナの最大特徴だろう
Sun. Apr.24'05 09:09:00 Canon EOS 10D#2/EF300+1.4x  ISO200 
 他の野鳥同様黄色いクチバシはヒナの最大特徴だろう。クチバシの色は
成長につれアイボリーと黒褐色のツートーン色になり徐々に黒褐色の面積
が増え、一年後の繁殖期の頃には全体が黒褐色となる。 ⇒⇒

尾羽はこの程度なので自由に
飛び回るのはまだまだ先の事だろう。
Tue. Apr.26'05 09:14:08 Canon EOS 10D#2/EF300+1.4x  ISO200 -1/3
 翼を羽ばたけばある飛行はできるだろうが、きめ細かなコントロールに
は尾羽が重要な役目を持つ。現在のヒナの尾羽はこの程度なので自由
に飛び回るのはまだまだ先の事だろう。

体の一部の羽毛もまだ生え揃っていない。
Tue. Apr.26'05 08:56:57 Canon EOS 10D#2/EF300+1.4x  ISO200 -1/3
 体の一部の羽毛もまだ生え揃っていない、ちょっと痛々しい感じを受け
る。

脚の指はまだピンク色だ。
Tue. Apr.26'05 09:20:28 Canon EOS 10D#2/EF300+1.4x  ISO200 -1/3
 給餌にやって来た親鳥から昆虫を受け取る。翼の裏側の羽毛が生え
揃っていない事や脚の指はまだピンク色である事がわかる。

後約二週間で尾羽はこの程度まで成長する
Fri. Apr.15'05 15:12:42 Canon EOS 10D#2/EF300+1.4x  ISO200 -1/3
 その後約二週間で尾羽はこの程度まで成長する。この程度では20
〜30m 程度の飛翔が可能となる。


 Wed. Apr.27'05 10:35:32 Canon EOS 10D#2/EF300+1.4x  ISO200 -1/3
 背丈20〜50cm のカラスノエンドウやヤエムグラ等の雑草の中に潜む
ヒナ。親鳥が去るとこの様な状態で再度親が現れるのを待つ。親鳥や
ヒナの甘えた鳴き声を聞きつけた人物が接近してもこれでは簡単に見
つからないだろう。
 画像の中にヒナが見つからない時は,、マウスを画像の上にスライドし
て頂きたい。

2005-04-28 Thu.
 巣を出たヒナは2〜3日を低木や畑の作物の影などで単独で過ごす。
本能的に危機管理の面で一箇所にまとまるより分散していた方が生き
延びる可能性が高いためと考えるより、移動能力(まだほとんど飛行
能力を持っていない)の面で集合する事ができないのだろう。

この個体はエンドウマメ畑で過ごしていた。
 この個体はエンドウマメ畑で過ごしていた。

近くの杭に移る時は翼を
使わずジャンプで移っていた。
 近くの杭に移る時は翼を使わずジャンプで移っていた。

この個体は巣を出た後、破棄された
農耕機械を隠れ家にしていた。
 この個体は巣を出た後、破棄された農耕機械を隠れ家にしていた。画像
は親鳥が運んで来たミミズを受け取った直後の様子だ。

餌を咥えて来た母鳥の羽毛はずぶ濡れだ
 Fri. Apr.29'05 07:39:52 Canon EOS 10D/EF300mmF4.0 + 1.4x  ISO:200 -2/3
 今日は晴天だが餌を咥えて来た母鳥の羽毛はずぶ濡れだ。地表の昆虫
などを捜すため、朝のうちは草木の夜露でこの様な姿になってしまうのだ。
彼女は梅の木の枝の個体に毎回餌を運んでいた。

このヒナはここまで脚だけの
力で登って来たのだ。
 Fri. Apr.29'05 08:32:36  Canon EOS-1D/EF100-400mm + 1.5x  ISO:800 -1/3
 今朝はほぼ4〜8分毎に餌を運んでいた。休む間もなく餌さがしと給餌
を続けている事もあり、一時間も経過していないのだが、彼女の体は完全
に乾いている。

 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 巣を出てから四日目を過ぎた頃になると、充分ではないが個々の飛行
能力も向上していることもあり、一箇所に集まる様だ。

翌日この場所には4羽のヒナが集まっていた。

 画像 #0577-05 はその上の #0513-05 の一日後の画像だが4羽のヒ
ナが集まっている。正面の明るく見える場所は水田で遮る物がないので
天敵や餌を持ってくる親鳥を見付けやすい事などがこの場所が選ばれた
理由だろうか。

Pa' is just around the corner!!
 複数なので単独より早く対象物を見つけられる。

より大きく、より赤い口に親鳥は
本能的に餌を運ぶと聞くのだが・・・。
 より大きく、より赤い口に親鳥は本能的に餌を運ぶとよく聞くが・・・。
画像 #0590-05 は地方紙のちいさなコラムに載った。
 画像 #0590-05 は地方紙のちいさなコラムに載った。

今回もプレゼントはミミズだった。
 今回もプレゼントはミミズだった。


2007-04-30 Mon.
 観察フィールドの農道で巣立ちヒナを見つけた。モズはほとんど飛翔でき
ない様な状態でも自己の意志でを飛び出す様子が見られる。
 巣立ちと聞くと巣から羽ばたいて青空に飛び立つイメージがあるが、モズ
の場合から転がり落ちると表現したほうが正しいかもしれない。
農道で巣立ちヒナを見つけた
 翼と尾羽は小さいが脚とクチバシはしっかりしている。

私にはまだ気付いていない様だ。
 すぐ近くにしゃがんでいる私にはまだ気付いていない様だ。

3mほど離れた場所にも別の1羽が見つかった。
 3mほど離れた場所にも別の1羽が見つかった。今の時点ではほとんど
飛べないが脚力が強いため 50cm 程度の高さの障害物は軽くジャンプし
て超える事ができる能力を持つため、から 50〜80m 離れた地点で見
かける事も珍しくない。

この個体は枯れ草の中を進み
 無論私に彼らを追い回す意思などないが、ゆっくりと立ち上がった私に気
付き2羽はホッピングで別々の方向に逃げ出した。この個体は枯れ草の中
を進み、

別の個体は砂地を進んで行った
 別の個体は砂地を進んで行った。彼らは移動時以外は(安全のため)地
上にいる事は避け適当な木や畑の作物をよじ登って枝先などから親に呼び
かけ給餌を受けるのだ。
 参考画像 : 親を呼ぶ巣立ちヒナ ⇒⇒

もぞもぞと登っている1羽を5分後に見つけた。
 彼らを追いかける事はしないでゆっくりと周囲を観察する。いた!。
高さ2m 程のカイズカイブキを、がにまたで、もぞもぞ登っている1羽を5分
後に見つけた。


 ここで親鳥から給餌を受けるのだが親鳥に気付いてもらうために鳴き声
を上げるのだが、むやみに鳴くことはしないで上空を何かが飛翔した時だ
け鳴いている。
 この時の鳴き声は以下の2種類が聞かれる。
1、多くの幼鳥に見られる様にチィーチィーと鳴く。
2、親鳥の様な高鳴きをする。
 最初はハトでもヒヨドリでも上空を移動するものが見えれば鳴いているが
親から給餌を受ける回数が増えるにつれ [ 学習 ] して、親以外の接近には
無反応になる。

左から4本目のてっぺん付近にヒナが・・・
 この画像では判断できないが、左から4本目のてっぺん付近にヒナが
居る。
 同時に逃げ去ったもう1羽は見つける事はできなかった。意識的に追わ
なかったため、遠くへ逃げず近くの潅木に登るだろうと予想したのだが・・・。

2007-05-02 Wed.
 キジの観察のため農地でブラインドに潜んでいたのだが、目の前約 2m
の藁山にモズの巣立ちヒナがやって来た。先日4月30日に見かけた場所
とは数百m以上離れているため、前回のファミリーではないと思われる。
キジの観察中、モズの巣立ちヒナが現われた。
 Wed. May.02'07 08:46:28 Canon EOS 30D/EF100-400mm @180mm +1.4x  ISO:640
 さきほどまでかなり強く雨が降っていたのだが彼(彼女?)はほとんど濡
れていない。畑の作物の葉陰で雨をしのいで居たのだろうか。付近には営
巣できるような潅木は見当たらないが、50m 程離れた低いサクラの木に止ま
って鳴く親鳥が見える。どうやらあの辺りにあるを飛び出して来たらしい。

2007-05-14 Mon.
 2週間後、彼らに会う事ができた。 ⇒⇒

2007-05-06 Sun.
巣を自らの意思で飛び立った
(転がり落ちた)巣立ちヒナ
 Wed. May.02'07 08:46:28 Canon EOS 30D/EF100-400mm @180mm +1.4x  ISO:640(trimmed)
 巣を自らの意思で飛び立った(転がり落ちた)巣立ちヒナはその健脚を使っ
て地表をホッピングしながら進む。そして目に付いた杭や潅木の幹をよじ登る。
 そして上空を飛翔するものを見かけるとチーチーと鳴き声を上げ自分の所在
をアピールする。


 ある者はえんどう豆畑の柵を登り。
_

 この子は 4m を越す樹のてっぺんまで登り。


 この子は竹の葉に隠れた。彼らは付近に天敵がいないと判断すれば親鳥
の給餌を求めてチーチーと鳴き声を上げ自分の所在をアピールする。
 しかし今回は 10m ほど離れた位置の私の影に気付くと鳴き声を止め葉影
に身を隠す。時にはその位置から(意識的に)地上に転がり落ちたり、小さな
翼で数m飛翔することも見られる。この状態では例え親鳥が付近のこずえか
ら呼びかけても応答しない事が多い。本能的に持つ防衛能力が働くのだろう。

 以下の三枚の画像はこの様なヒナを呼ぶ親の姿だ。餌を咥えてヒナを呼ぶ
のだが、無応答なのであちこち移動しながらヒナに呼びかけている。
この三枚の画像は全く同じ餌だ。

この三枚の画像は全く同じ餌だ。

この三枚の画像は全く同じ餌だ。
 (↑)三枚の画像で咥えている餌が全く同じであることから、ヒナがなか
なか見つからぬ事が分かるだろう。 この場所はさっきまで巣立ちヒナが
給餌を待っていた所だ。


 さてこの子はなぜか茎や幹を登る事が嫌いなのか地上をホッピングで進
んできたのだが


 上空を通り過ぎた親鳥を見つけ、鳴き声で呼びかけ・・・。


 親鳥がすぐに気付きやって来た。

2007-05-14 Mon.
 2週間後、彼らに会う事ができた。彼らの成長はとても早く2週間で遠目
には親鳥と区別がつかぬほどの大きさになっている。 ⇒⇒
_
2007-05-19 Sat.
最初は上空を飛ぶハトやヒヨドリなどでも
(親鳥と勘違いして)鳴き声を上げるが・・・。
 今朝は前回とは別の場所で4mほどの高さの潅木のてっぺんで親鳥を
呼ぶ巣立ちヒナを見かけた。前述した様に最初は上空を飛ぶハトやヒヨドリ
などでも(親鳥と勘違いして)鳴き声を上げるが半日程度で親鳥と他の鳥
の差を [ 学習 ] して親鳥だけに反応する様になる。

やはり、大きな鳴き声で呼びかけるヒナの方が
給餌を受ける回数は多いようだ。
 観察を続けてみると、やはり大きな鳴き声で呼びかけるヒナの方が給餌
を受ける回数は多いようだ。




---------------------------------------------------------
 このページの機材のコメントのない画像は、カメラ: Canon EOS 10DEOSD30
レンズ: Canon EF300mm F4L IS USM + 1.4x テレコンを使用した。

 モズのもくじ
に進む
モズ観察報告
 前の頁に戻る
モズ観察報告
次の頁に進む
Grafiti       
 
    
デジカメによる 野性動物の記録

デジカメ de 野鳥観察 へ進む
観察記録のアーカイブ 野生動物観察記録

観察記録のアーカイブ
撮影機材に関する
報告セクション デジカメ手作り工房

カメラや手作り撮影機材などの情報
ロボットカメラを
作ろう その-2
私の愛用レンズ(中古品ばかりなのだが・・) 私が愛用している
レンズ
 
   File name : B_H_Shrike_22202.html