野鳥  モズ
彼らの食物と その採集について.
Rev.
53
Original : 2002-12-16-Fri.
Updated : 2016-12-12-Mon.

野鳥『モズ』  彼らの食物について。

 
このセクションででは[ モズ ] の食物についてまとめてみた。観察を続けると、公園や河原で見かける野鳥類と同様に
雑食性で昆虫やミミズ、草木の実を食するがカエル、小型野鳥類、ヘビ、小魚など肉食も好むことが分かる。


 2016-12-02 12:42:58 EOS 10D EF300mm L ISO200 by RCS Model-15
 
2016年12月に記録した画像で、我が家の数坪の小さな庭の芝生に潜む幼虫を見つけて食していた。


  [ スジキリヨトウ虫 ] の幼虫。秋に枯れた芝生の根元を探すと見つけることができる。背面は褐色だが腹部は緑色だ。
画像 # Img-6246-16 のモズ・メスが咥えているのは特徴的な緑色腹部から、この [ スジキリヨトウ虫 ] だと判断している。


 鳥に詳しい方はご存じだろうがモズなど肉食の鳥には、いったん呑み込んだ食物で消化できない骨や甲羅等は他の物
を消化後まとめて吐き戻す習性がある。そしてこの吐出物はペリット ( Pelet)と呼ばれている。画像 #8205-04 (↓)は
ペリットの吐き出しを記録したものだ。


2004-11-29 Mon.
この様子は間違いなくペリットの
吐き戻しだ
Mon. Nov.29'04 08:27:04 Canon EOS10D / EF300mm +1.4X
 
杭に止まっていた彼女は大きく口を開き・・・、

2004-11-29 Mon.
落下するペリットを画像に残す事ができた。
Mon. Nov.29'04 08:27:04 Canon EOS10D / EF300mm +1.4X
 
落下するペリットを画像に残す事ができた。

これは(↓)異なる日に地表で見つけ出したペリットだ。
今まで持ち主不明だったが
モズ♀のペリットと断定できた


Sun. Jan.12'03 11:06:04 Olympus C-2500L + Close up #3
 より見やすくするために白紙に乗せる時少しくずれたが L=20mmφ=9mm 程度だ。ほぼすべてが昆虫の甲羅や
脚の残骸で構成されている様に思われる。


Sun. Jan.12'03 11:07:37 Olympus C-2500L  + Close up #3
 白紙の上でくずしてみた。やはりすべてが昆虫の残骸で植物系(種子など)はまったくみあたらない。 多くの昆虫
類は 10 月頃に姿を消している。今の季節に彼らが食物を捜すのは並大抵の事でないだろうと想像できる。

2003-01-15-Wed.
ルーペで見ると灰色の動物
(多分ネズミだと思われるのだが)
の体毛、白い骨、等が見える。
Wed. Jan.15'03 10:31 Olympus C-2500L

 他の野鳥のペリットも紹介しよう。大きさは L=54mm 太さは φ=23〜28mm だ。ルーペで見ると灰色の動物(多分
ネズミだと思われるのだが)の体毛、白い骨、昆虫の細片植物の種らしき物が見える。

画像は一部を拡大したものだ。
Wed. Jan.15'03 / Nikon E-950
 上画像は一部を拡大したものだ。ペリットの大きさ、構成物から中型以上の大きさの鳥だと想像できるが私の知識
では判別不可能だったが、、、。

2003-01-15 Wed.
Web で問い合わせたところいつも貴重な情報を頂く M氏からリプライが上がり 「 コミミズク or トラフズク の可能
性あり。」 とのことだった。

2002-09-02 Sat.
観察中見つけた
カワセミのペリット
Sat. Sep.21 '02 08:54
 この事例はカワセミのペリットだ。カワセミの食物は90%が小魚なので、真っ白で(大げさに表現すれば)宝石の様な
印象を受ける。また、とてももろくピンセットなどを使わず指先などでつまむと、簡単に崩れてしまう。
予想どうり全て小魚の骨だった 清流で小魚を主に食しているカワセミのペリット。
画像下は 1mm 単位のスケール。

 一方、沼やため池をテリトリーにするカワセミのペリットは純白とは言えない。
別のペリットの観察 ザリガニのハサミなどが
観察できた
Mon. Sep.23 '02 10:21
 今回のペリットにはザリガニを食した証拠が残っていた。右画像ではザリガニの甲羅やはさみが見てとれる。

 メインの [ モズ ] の食物に戻ろう。

 モズの幼鳥は巣立ち後も巣から半径 100mm の範囲で過ごし、親が給餌に現れるが、ほぼ1月齢を過ぎると
後給仕行為は皆無となる。(↓)画像はほぼ1月齢の幼鳥。
2004-05-08 Sat.
かっこうに似合わず動作は素早い
簡単に獲物を捕捉した。
Sat. May. 8'04 07:53:06 Canon EOS 10D/EF300mmF4.0  + 1.4x  ISO:200 +1/3
 もこもこ&ずんぐりむっくりの格好だが動作は機敏だ。ひょいとジャンプしたと思ったらすでに獲物を咥えていた。
 幼鳥でも基本的に成鳥と同じ物を食しているのでペリットも吐き出す。
_

2004-05-08 Sat. 
 体の大きさは親鳥に近いが、自身の能力では充分な餌を捕れないヒナでも( 2004 年誕生の幼鳥)がペリットを
吐き出す場面を観察できた。
突然うつむいて口を大きく開けて・・・

.モズの狩り.

2006-04-01 Sat. 4月のツクシが顔を出した草むらにオスが飛び降りた。
彼は獲物に夢中で当方の移動には気づかない。
 彼は獲物に夢中で当方の移動には気づかない。

春のフィールドの彼の狩。
 獲物に集中している事は事実だが完全に没頭しているわけではない。不定期に頭を上げ周囲の安全を確かめる事
は彼らには当然の行為だ。[ つくし ] が春を告げているフィールドで彼の狩は続く。

獲物が見えた。トノサマガエルのメスの様に思える。
 獲物が見えた。彼が捕獲したのはオスのトノサマガエルだと思われる。フィールドを歩いてもカエルは未だ見られない
状況だ。カエルほとんど抵抗する様子は見られないが、冬眠中だったのだろうか。

昨年 ( 2005年) も3月にカエルを
咥えたモズを観察している  2005年 も3月にもカエルを咥えたモズを観察している。⇒⇒
今朝の様な方法で捕捉したのだろうか。

2004-11-14 Sun.
獲物はミミズだった
Sun. Nov.14'04 08:17:34  Canon10D /EF300mmF4.0L 1.4X  ISO100 -1・1/3
 畑などで地中を掘り起こし地中の昆虫を見つけ出す観察事例は多い。今回の獲物はミミズだった。普段ミミズなどは
片足でつかんで食するが、今回はこの姿勢のまま呑み込んだ後飛び去った。

ちょっと一服後、ゆっくりと朝食を始める
 Mon. Oct.31'05 07:22:17 Canon EOS-1D EF100-400mm@400mm+1.5x  ISO500 -1/3
 専門的知識を持たないアマチュアの個人的観察経験なので、専門家からは鼻で笑われそうだが、
野鳥は個体により左利きと右利きがあると考えている。多くの野鳥は捕獲した獲物を左 or 右足でつかんで食する。
この(↑)個体は左利きで、数ヶ月間の観察で右足で獲物を持って食した事例は皆無だった。

2006-10-13 Fri.
 今朝の観察で [ チョウゲンボウ ] が昆虫を食する場面を観察するチャンスがあった。この個体は左利きで
 [ チョウゲンボウ ] が食する場面を観察したが
やはり脚の指で獲物を掴み口に運んでいた。
 Fri. Oct.13'06 07:02:12 Canon EOS 20D/EF300mmF4.0 + 1.4x ISO400+1/2
 食する場面を数回観察できたが、右足で獲物を持って食した事例は皆無だった。

2005-11-05 Sat.
 今朝の観察中彼女が捕獲した獲物は・・・。
獲物は泥まみれで濡れて朝日に反射している。
 トンボの幼虫の[ ヤゴ ] だった。このような水中の生物 ( ザリガニ、ドジョウ、フナなどの小魚類 ) でも、水深が
10cm 程度ならカワセミの様に水中に飛び込んで捕獲する。
 
 モズは野ねずみやモグラ、そして小型野鳥を襲撃する事がある。下の画像 #7998-03-06 はジョウビタキ♂とモズ
♂ & ♀ の体の大きさを比較した物だが、これだけ体格差があると襲撃された小型野鳥はひとたまりも無いだろうと
想像できる。
 無論毎回闇雲に襲撃するわけでは無く、同じ樹の枝にモズと他の野鳥が混在する様子は良く見られる
風景だ
モズ♂・♀、ジョウビタキ♂の
体長を比べて見た。
Sat. Dec.15'02 Canon EOS-1D / EF 100-400mm  ( Stitched by P.S.lite )

 ジョウビタキの観察を続けているが、過去の事故例。2009年暮れに渡ってきたジョウビタキはある日から突然姿を見せ
なくなった。襲ったのはネコ(飼い猫 or 野良猫)だろうと当時は考えていたが、モズだったかも知れない。
朝の掃除で拾い集めた羽毛は10枚を越えた・・・。
 無論自然に抜け落ちた物ではない。彼女が事故に遭遇したことは間違いない。
薄いオレンジ色の羽毛からジョウビタキ・メスの物だと分かる。
 鮮やかなオレンジの羽毛は被害者(鳥)がジョウビタキだと物語っている。

2005-01-18 Thu
体が自身より大きい相手でもテリトリーの
侵犯者には果敢に攻撃を仕掛ける。
 Tue.Jan.18'05 14:47:49 Canon EOS 10D#2 / EF300F4.0 +1.4x  ISO400 -1/3
 ツグミ(画像左)に攻撃をしかけ追い払うモズ・メス(画像右)。普段攻撃シーンを見かけても動きが早く画像に残せ
なかったのだが、今日は運良く画像に残すことができた。
 マウスポインターを画像上にスライド In & Out して頂きたい。

2005-01-17 Mon.
1日目、モズが獲物を食している現場を観察した。
 襲撃した小型野鳥の肉を地表で食する様子。今回は夜の内にイタチか野良猫が持ち去ったが、攻撃したモズはこの
場所を覚えていて数日にわたり食事のために表れる。しかし・・・・その上前を狙うやからもフィールドには存在するのだ。

2006-10-22-Sun.
カメラを構え身をかがめ小さくなっている
私に気付いたのだろうか?
 Sun.Oct.22'06 11:17:19  CanonEOS20D /EF300mmF4.0L +1.4x ISO200
 地表に置かれた食物はイタチか野良猫が回収するため数日間に渡って残されていることは少ない。

大きな獲物を捕らえて、その小さく
ちぎった肉片を運ぶほうが効率が高い
 4月の子育てシーズンにヒナが待つ巣の近くで見かけたオス。攻撃した野ねずみかモグラの遺骸から肉片を引き
ちぎって給餌のためにやって来たのだろう。2月〜4月の子育て時期には良く見られるシーンだ。

2007-04-30-Mon.
獲物から引きちぎったのだろう、
肉片を咥えている。
 Mon. Apr.30'07 13:17:45 Canon EOS 30D/EF300mmF4.0 +1.4x  ISO:250
 画像右に数日前に捕獲した野ねずみの遺骸がある。この獲物から引きちぎったのだろう、肉片を咥えている。彼はこの肉片を
ヒナに運ぶのだ。時間差でメスも現れ同様にヒナに運んでいた。

2004-10-25 Mon.
ちいさなヘビを捕獲したらしい。
Mon. Oct. 25'04 14:22:12  Canon EOS 10D / EF300mm+1.4x     ISO100 -1/3
 悪条件下の撮影だったので、ピントが合っていないが、モズの体の大きさと比較すると 20〜25cm ほどのヘビ
だと思われる。暗い画像だがヘビの白い喉元が記録されている。まだヘビは絶命していないのでくねくねと動いて
いる。このシーンでは食せずに、殺した後くハヤニエにするため小枝に引っかけていた。

2005-12-07 Wed.
画像内容をチェックしてやって来たのは
フィールド中央部をテリトリーにするメスだった。
 Wed. Dec.07'05 07:45:32  Canon10D / EF200mmF2.8L  ISO400 (自動撮影
 彼が補足した獲物は自動的に連続撮影された画像から [ イナゴ ] だと識別できた。12月なのでフィールドでは昆虫類は
ほとんど見られない。
また この個体は観察フィールド中央部をテリトリーにしているメスだと知った。
左足で獲物を掴んでいる。
彼女は左利きなのだろうか?
 Wed. Dec.07'05 07:45:34  Canon10D / EF200mmF2.8L  ISO400 自動撮影
 咥えてきたイナゴを左足で掴み直している。少なくとも来年の繁殖期まで、彼女はこのテリトリーを離れないだろう。
今後の観察で今回同様左足で掴かむ様子が続くようであれば、彼女は左利きだと言えよう。
 この後彼女はここで食せず獲物を咥えて飛び去った様だ。









 このページは 工事中です As at Dec.'2016  今後内容が追加変更される可能性があります



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