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4月のモズ 2005 年 巣立ち
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Original : Sun.Apr.24'05
Updated : Fri.Apr.07'06


.四月の 『モズ』. 2005年 

2005-04-24 Sun.
 先日道路脇の灌木に見つかった巣の観察に出向いた。


 巣は画像中心の3mほどの樹木の白い円のあたりだ。その奥は市道
だ。親鳥がヒナに与える餌を咥えて侵入するコースは定まっていない、
毎回様々な方向からほぼ直線的に枝の中に吸い込まれて行く。

時にはこの様に下部の枝に一旦止まった
後巣へ向かうこともある

 時には一旦枝に止まった後巣へ向かうこともあり、直後に餌をねだる
ヒナ達の声が騒がしく聞こえてくる。

今回咥えてきた餌は何だろう。
カエル・・・か?

 今回咥えてきた餌は何だろう。カエル・・・か?。いずれにしろ日の出前
から 06:30 ころまで、ほぼ4〜5分毎に餌を運んでくる。その後サイクルは
20〜30分程度に落ちる。

オスが騒がしく鳴き始めた。警戒の鳴き声だ。<BR>
_
 オスが騒がしく鳴き始めた。警戒の鳴き声だ。

どうもオスはこのカラスに警戒の
鳴き声を上げている様だ

 カラスがゆっくり歩いて接近してきた。どうもオスはこのカラスに警戒の
鳴き声を上げている様だ。カラスは地上からヒナを狙う様な事があるの
だろうか?

メスも近くの道路に降りてオスと同じ
警戒の鳴き声を上げている。

 メスも近くの道路に降りてオスと同じ警戒の鳴き声を上げている。メス
はそのままカラスにアタック(体をぶつけて行った) ほぼ同時に接近し
てきたバイクが二羽の真横を通過した。カラスがバイクを嫌ったのか、
メスの攻撃が有効だったのかは不明だがカラスは飛び去った。
・・・と同時にカメラのバッテリーがアウトとなり、貴重なシーンは記録
できなかった。

 今までの個人的観察例からの結論として、繁殖可能なモズの雌雄の
クチバシは全体が黒褐色だと考えているのだが、今回の()メスの下ク
チバシは 2/3 がアイボリーなのだ。私の仮説の誤りだろうか?。いずれに
しろこつこつと観察を続け知識を深めようと思う。


.四月の 『モズ』. 2005年 巣立ち 1 of 2

2005-04-24 Sun.
 
巣の観察をさらに続けた。
これが [ 巣立ち ] なのだろうか?それとも事故?
 
 テレビなどで巣立ちの時、なかなか飛立てないヒナに親鳥が近くの枝
から餌で誘う場面を見た様な記憶がある。野鳥の知識に乏しい私は巣立
ちにその様なイメージを持っていたのだが・・・。今回は全く唐突にヒナが
飛び出した。正しくは、とうてい飛ぶとは表現できない”落ちる様な”様子
で近くの農具の金具に移動した。 無論近くに彼(彼女?)を呼ぶ様な
親鳥はいない状態で起きたのだ。

双眼鏡で黄色いクチバシを見て幼鳥と知った

 私は最初飛び出したのは、巣の幼鳥に給餌を終えた母鳥だと思ったの
だが、双眼鏡で黄色いクチバシを見て幼鳥と知ったのだ。

約 10秒後、母親鳥(画面右)がやって来た

 約 10秒後、母親鳥(画面右)がやって来た。ヒナは母鳥へ近づこうとし
たのだが・・、足を滑らせ落下してしまった。しかし母鳥は全くで気にする
様子は見られず、巣の中の別の幼鳥のため咥えていた餌を運んで行っ
た。 ヒナが巣から落ちる事は珍しくもない [ 事件 ] なので平気なのだろ
うか。

ヒナが落下した場所は雑草が密生した場所だ

 ヒナが落下した場所は雑草が密生した場所だ。冬眠から覚めた青大将
などがいたらそれまでだ・・・・。

約30分後、地表に向かって鳴く母鳥を見つけた。

 約30分後、地表に向かって鳴く母鳥を見つけた。ここから地表を見ること
はできない。

軽いサブカメラを持ち、母鳥に気付かれぬ様接近する。
Sun. Apr.24'05 08:48:55 Canon EOS-1D#2/E
 軽いサブカメラを持ち、母鳥に気付かれぬ様接近する。ヒナが見えた!
解説なしでは通じない画像だが向こうを向いている地表のヒナがなんと
か確認できる。先ほどの落下点から約6mの位置だ。母鳥の鳴き声の
変化で私の接近を知ったのだろうか、ヒナはホッピングで再度草むらに
消えた。

 この様子なら例えヒナが飛べなくても親鳥が地表へ餌を運び育てて
ゆけるだろう。
本日は観察後の予定もあるため引き上げる事とした。
50m ほど先に置いた機材を片づけるため歩みを進めた私は、ミカンの木
の根元の雑草の中に動くものに気付いた。カエルでも飛んだのか・・。
 再度ミカンの根元を見た私は思わず声が出た。『 おまえ、ここまで来
てたのか!。』 

ミカンの根元、カラスノエンドウが繁るに私が見たもの

 ミカンの根元、カラスノエンドウが繁る場所に私が見たものは。

怯えた瞳で近づいて来た「こわい人間」をちらりと見た後・・・・

 怯えた瞳で近づいて来た「こわい人間」をちらりと見た後は。

 顔をそむけ必死で木の根にしがみ付いている

 顔をそむけ必死で木の根にしがみ付いている。恐怖のあまり逃げる
気持ちすら思い浮かばないのだろうか・・・。心情的にこれ以上(現在
ヒナまで約4mの距離)の接近はできるものではない。機材をそっとま
とめ静かに現場から引き上げた。 その後遠く離れた場所から様子を
見守ってみた。 約30分後親鳥が樹上から呼びかけている。そして
呼びかける位置が少しずつ移って行く。多分今夜を安全に過ごせる
場所まで導いて行くのだろう。



.四月の 『モズ』. 2005年 巣立ち 2 of 2

2005-04-25 Mon.
 昨日に続き今朝も観察を行った。観察場所は例によって巣から約 10m
ほど離れた位置に止めた車だ。
今朝の観察で二羽が巣立ちした。 
 05:40 a.m. 頃、まず一羽が営巣している樹の根元に転がり落ちた。そ
の40分後別の一羽が転がり出て隣の低い木へ引っかっていた。その後
この個体は手段は不明だが、隣の樹に移ったらしく親鳥はそちらへ餌を
運んでいた。
 以後巣のある樹に親鳥が接近しない事から、これで巣は空になったも
のと考えて良いだろう。

地表へ落ちたヒナが同じ樹の
根元の雑草の中に見つかった。
Mon. Apr.25'05 05:45:01 Canon EOS D30/EF300mm F4.0 +1.4x  ISO800 
 約5分後、地表へ落ちたヒナが同じ樹の根元の雑草の中に見つかった。
しかしすぐ雑草の中に消えた。( この時点のヒナは雑草、平地共にホッピ
ングで歩いている事を知った。)

 別の個体は隣の樹に移っていたが、2mほど先のネギ畑に(羽ばたきな
がら)落下して姿を消した。
_
一見”巣から落ちたヨチヨチ歩きのヒナ”の
イメージだが、実力はすごいのだ。
Mon. Apr.25'05 06:04:28 Canon EOS D30/EF300mmF4.0 +1.4x  ISO800 
 畑の周囲は背丈数十cm の雑草が広がった平野だ。今日はこれ以後
彼らの姿を見ることはできないだろうと考えたのだが、その後車窓の先
約4m付近をにホッピングで進むヒナを見つけた。この個体は先ほどの
二羽の内の一羽だろう。数秒で姿を消したが数枚の画像に記録できた。
 画像では一見”巣から落ちたヨチヨチ歩きのヒナ”のイメージがあるが、
実際の脚力は優れていて、なんと 60cm 以上延びたエンドウマメを一回
のジャンプで越え
てその先の雑草地へ姿が消えた。なるほどこれだけの
脚力があれば、昨日の例の様に巣から50m以上先で見かけることも珍
しくもないわけだ。

カメラのファインダーを覗きながら、つぶやいてしまった
『お前、なにするつもりなんだ?』
Mon. Apr.25'05 06:07:26 Canon EOS 10D/EF300mmF4.0 +1.4x  ISO800 
 今朝の観察の終了を考えた私の目に10m 以上向こうの雑草原を現れ
ては消える黒い頭が写った。なんと [ ヒナ ] 君は 30cm 以上の背丈に
繁った雑草の中をホッピングで進んでいるのだ。そして・・・・、立ち枯れ
たノアザミの茎に登り始めた。『お前、なにするつもりなの?』思わず
声が出てしまったが、無論私の問いかけが届くわけはない。

大げさにいえば、他人に頼らず彼(彼女)は
自分の力で生きてゆく道を切り開くのだ!
Mon. Apr.25'05 06:07:27 Canon EOS 10D/EF300mmF4.0 +1.4x  ISO800 
 そして上に向かって身構えている。画像では右足はすでに浮いている。
そう、彼は上に広がるミカンの枝に向かいジャンプしたのだ!。

一秒後に姿が消えた。ヒナは
上(樹上)か、下(地表)か?
Mon. Apr.25'05 06:07:28 Canon EOS 10D/EF300mmF4.0 +1.4x  ISO800 
 そしてこれが一秒後のシーンだ。姿が消えたヒナは地面にしりもちをつい
ているわけではない。一回のジャンプでミカンの枝に乗り移ったのだ。

捜索している母鳥も上空を通過した。

 捜索している母鳥が上空を通過した。
_
彼(彼女)は必死で叫ぶ 
「 I'm here !、I'm here ! Mammy! 」 

 彼(彼女)は必死で叫ぶ 「 I'm here !、I'm here ! Mammy! 」 こちら
は東海地区なので名古屋弁かもしれない。「おかん!わい、ここだがや!
はよ来てちょ〜。」

母鳥が気付いた様だ。

 母鳥が気付いてくれた!。

ぼんやり親鳥が餌を運んで来るまで
待っているわけではないのだ。
Mon. Apr.25'05 07:30:12 Canon EOS 10D/EF300mmF4.0 +1.4x  ISO400 
 日も昇り農家の方を見かける様になった。 #0245-05 の四角の枠の中
は樹の周辺を飛ぶ昆虫だ。母親が餌を運んで来るまでヒナは只ぼんやり
と待っているわけではない。この昆虫を捕捉して食している様子が観察さ
れる。無論初心者でもあり捕捉に失敗することも多いのだが。

 今日はこれで切り上げることにした。残りの姿を消したヒナの様子だが
まず母鳥が時々地表に呼びかけ、地表からも甘えた声が反っている草
むらを双眼鏡でチェックしてみた。(この位置は巣から約 30m )
母親の呼びかけに反応があることは
無事だと考えられる。
Mon. Apr.25'05 07:22:45 Canon EOS 10D/EF300mmF4.0 +1.4x  ISO400
 結局見つけられなかった、しかし母親の呼びかけに反応があることは
無事だと考えて良いだろう。同様に父親が騒がしく鳴いている付近も気
になる。

父親が騒がしく鳴いている
付近も気になるのだ。
Mon. Apr.25'05 07:38:49 Canon EOS 10D/EF300mmF4.0 +1.4x  ISO200
 この木の根元はノイバラがびっしりと繁っているのだ。ここも不要な接近
をしないで遠方から双眼鏡で確かめる。(この位置は巣から約 60m )

ほんの短時間目撃できたヒナ。
すぐ葉の中に姿を消した。
Mon. Apr.25'05 07:45:49 Canon EOS 10D/EF300mmF4.0 +1.4x  ISO200
 いた!。すぐカメラのレンズを向けショットする。リ・フォーカスして二枚目
を狙った時には姿を消した後で、以後顔を出してくれなかった。

 いずれにしろ最低3羽のヒナを確認する事ができた。今朝巣を飛び出した
二羽と昨日の一羽だと思いたい。
 昨日カラスが狙っていたのはこの地表を歩くヒナではなかろうか、今朝も
この雑草原を歩く姿を見ることがあったが、親鳥は雌雄とも盛んに警戒の
鳴き声を上げていた。






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 このページの機材のコメントのない画像は、カメラ: Canon EOS 10DEOSD30
レンズ: Canon EF300mm F4L IS USM + 1.4x テレコンを使用した。




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