野鳥 モズ 観察報告
桑名市 三重県
Rev.
 85
Original : 2002-12-15-Sun.
Updated : 2016-12-24-Sat.

.野鳥『モズ』の観察 



高い空、いわし雲、こずえから聞こえる甲高い鳴き声。
・・・最も一般的な野鳥・モズのイメージだ。 
 Sun. Sep.24'06 06:50:17  Canon EOS 10D / EF28-135mm @50mm ISO 200 Robo-cam Prototype
 
高い空、いわし雲、こずえから聞こえる鋭く甲高い鳴き声。・・・・最も一般的
な野鳥・モズのイメージだ。


体の各部の特徴から今年誕生の
オスだと分かる。
 Sun. Sep.24'06 06:47:45  Canon EOS 20D / EF300mmF4.0 ISO 400 +1/2 Robo-cam Prototype
 画像 # 9862-06 のこずえで高鳴きしているモズを異なるカメラで撮っ
た画像だ。体の各部の特徴から今年誕生のオスだと分かる。私は専門
知識を持たないアマチュアだが、このセクションで過去数年間そして現在
も進行中の野鳥・モズに関する観察報告を紹介したい。
_
野鳥『モズ』の観察 : 体の観察...

2002-12-15 Sun.
 ** 彼らの体長 **

 我々がフィールドで野鳥(小鳥)を観察する場合、近くに比較する物がない
ため皆同じ様な大きさに見えてしまうものだ。
図鑑などで調べれば、モズは約 20cm、ジョウビタキは約 17cm と記載され
ているのだが・・・・。
 今日あらためて彼らの体の大きさの差を知らされた。

モズ♂・♀、ジョウビタキ♂の
体長を比べて見た。
Sat. Dec.15'02 Canon EOS-1D / EF 100-400mm  ( Stitched by P.S.lite )

 今日は休耕田にセットした自作の自動撮影装置で一時間ほどの間に撮
った画像を同一の比率で並べてみた。
この場所は昆虫などが今の時期 ( 2002-12 月 )でも多いため、色々な野
鳥が集る場所なのだ。
 ジョウビタキの体に比べひとまわり以上大きいモズの体長を改めて知ら
される思いだ。 この体と強力なクチバシで襲われればスズメ程度の体長
( 約 14cm )の小鳥はひとたまりもないだろう。

 この例だけでは判断できないがモズは♀の方がわずかに♂より大きい
様だ。 その後の観察例でも♀が大きい例が多い。⇒⇒
またモズ♀でも初列風切基部に白斑を持つ例があるそうだが、今回の画
像はその例だ。(上画像右端の個体)

 野鳥の解説書や図鑑などでは『モズは排他的なテリトリーを持つ。』との
記述がよく見られるが、それは誤りではないだろうかと個人的な(数年間の)
観察経験から考えている。上の画像 #7998-03-06 は12月のある日の一時
間ほどの間に記録した画像をスティッチしたものだが、モズの雌雄が記録さ
れている。12月は繁殖期でもなくフィールドに餌が少ない時期でもあり前述の
解説書などは『特に餌の乏しい季節にはテリトリーに進入する相手を攻撃して
追い払う様子がよく見られる。』などと記述されているが実際のフィールドでは
冬期に数メートルの距離で仲良く並ぶ雌雄や、二羽のオスが見られる。また、
繁殖期に一つのテリトリー内に二羽のオスが争うこともなく共存している事例
も数多く観察されるのだ。


2005-03-21 Mon. 
 先日観察したモズのペアは雌雄ともほとんど同じ大きさだった。
体の大きさは同等かオスがわずかに大きい例。
 Sun. Mar.20'05 Canon EOS 10D#1/EF200mmF2.8+1.4x  ISO200  (自動撮影)
わずかにオスの方が大きい印象を受ける(ちょっと)珍しいペアの例だ。

2003-09-16 Tue. ** 彼らの尾羽について **_
 事故で尾羽を4枚以上失った個体をレリーズした事から彼らの尾羽が気
になった。 図鑑や Web から得られる情報では彼らの尾羽の枚数は 12枚
だとの事だ。

モズ♂が左から飛来し
杭の先にとまった
( Stitched by P.S.lite )

 上の画像は左側から飛来したモズ♂が自身の勢いを尾羽を開げてバラン
シングとブレーキングを行いながら杭の先に止まった時のものだ。右端の姿
を拡大してみよう。

2003-09-15 Mon.
さあ、彼の尾羽の枚数を数えて見よう
Mon. Sep.15'03 08:10:12 Canon EOS-1D / EF 100-400mm 自動撮影

 画像の尾羽を数えて見ると少なくとも 12枚が確認できる。またフィール
ドの目視観察では確認が困難だが、画像で調べると尾羽中央部の羽根
以外は先端部が白い事も観察できる。
 この様な画像記録手段を使えば、捕獲といった手段を選ばなくても素人
でもある程度の精度で観察が可能だと思われる。
 2004-12-16 ハソボソカラスの尾羽を数えて見た。⇒⇒
_
2004-12-22 Wed.
2004年12月、念のため再度尾羽の
数を数えてみた。やはり12枚だ。
Wed. Dec.22'04 08:35:09 Canon EOS10D#1 / EF200mm+1.5x  ISO200 -2/3  自動撮影
 2004年の観察フィールドのオスでもう一度尾羽の数を数えて見た。やは
り12枚が確認できる。

モズが枝などに止まる時尾羽を広げるだろうか?。
 その後の観察例では飛翔後枝や杭に止まる時に必ずしも尾羽を広げるとは
決まっていない様だ。飛翔の速度も関係するのだろう。



 2016-12-02 12:42:58 EOS 10D EF300mm L ISO200 by RCS Model-15
 
彼らの食物について調べてみた。⇒⇒


今朝の観察フィールドでモズの求愛ディスプレイが観察できた
 Fri. May.01'09 07:06:57 Canon EOS 30D/EF300mmF4.0+1.5x  ISO400 
 野鳥は繁殖期(恋の季節に)独特の行動をすることは有名だ。モズはこの季節に [ 求愛ディスプレイ ] を行う。この(↑)画像は
以前記録したものだが、オスはメスの前で頭を左右に大きく振って求愛する。⇒⇒

巣から出た後しばらくは親から
餌をもらって成長する。 
 Tue. Apr.26'05 07:20:50 Canon EOS 10D#2/EF300+1.4x  ISO400  
 求愛が成功すると、巣作り、抱卵、ヒナ誕生、子育て・・・、モズの場合、夫婦でヒナを育てる。子育てについての
観察報告 ⇒⇒


.取材器具 『 カモフラージュ テント 』 

 時々私の撮影スタイルについての質問を受けることがある。アマチュアの老人の趣味なので高価な機材は使用
していないが、お勧めしたい機材として [ カモフラージュテント ] がある。特に上( ↑ #0321-05 ) の様なシーンでも彼らに不要な
ストレスを与えないので重宝しているのだ。
 memo :  [ カモフラージュテント ] は異なる商品名で市販されている、迷彩ブラインド、ブラインドテント ・・・ など

 私が最初の [ カモフラージュテント ] を入手した当時(かれこれ15年以上昔のことだが、)知る人も少なく、ワンタッチで設営・収納
が可能な、(始めてその作業を見た人は人間一人がらくらく入れるテントがまるで折りたたみ傘を開くような操作で完成
することに感嘆の声を上げる。)そして価格も現在 ( 2016年)の流通価格の倍以上だった。

 その後この形状簡易テントは災害時の簡易トイレットの外装に使用されるなどで、さほど珍しい物でもなくなったようだ。


 カモフラージュテントの使用例だ(↑)。画像右の暗い影のエリアに [ ルリビタキ ] が現れるのだ。

クチバシがいつも泥などで汚れているのは
ジョウビタキと同じだ。  
Canon EOS 10D / EF300mmF4L + 1.4x  ISO:200 -1
 カモフラージュテントのおかげで撮れた [ ルリビタキ ♂ ]

正面はこのような
様子だ 観察は上下に細い窓から行う
 カワセミ撮影の様子で、右画像はカモフラージュテント内部から外を見たもので、数メーター先の枯れ枝に止まった
カワセミの様子が彼らにストレスを与えること無く観察できる。
 

Canon EOS 10D / EF300mmF4L + 1.4x  ISO:200 -1
 この画像も EOS10D / EF300mm+1.4X Teleconv' だけでは無理で、 [ カモフラージュテント ] が有ったからこそ得られた物だと
言えよう。



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