キジの観察報告
キジ・メスのからだ
 Rev.
16
Original : Mon.Jun.06'03
Updated : Fri.May.11'07

The anatomy of Japanese pheasant female

 
観察から得た野鳥 [ キジ・メス ] の細部の特徴を述べてみよう。
( 遠くからでもわかる様な外観や羽色は省略 ) オス同様年間を通じて
郊外の林や畑、公園などで観察できるのだが、地味な羽毛、用心深い性
格などのため気づく人は少ない。
2004-10-22 Fri.
開けた場所をのんびり進む事は珍しい。
多くの場合全速力で走り抜ける。
Fri. Oct.22'04 08:21:02  Canon EOS 10D/EF300+1.4x  ISO800 -2/3
 10月に見かけた例だが、この様に明るく開けた場所をのんびり歩く事
は少ない。多くの場合開けた場所は全速力で走り抜ける。

2003-06-05 Thu.

キジ♀の目の周囲は
地肌が一部露出している
Thu. Jun.05'03 06:10:08 Canon EOS 10D  / 300mm IS L+1.4x  ISO200  -1/2
、キジ・メスのクチバシはオスと異なり褐色だ。成鳥雌雄のクチバシ⇒⇒
、目の周囲の地肌が一部露出していて遠目には赤いラインの様に見え
  場合がある。(私は最初に接近して観察できた時期が繁殖期だったた
  め、一種の婚姻色かと誤解してしまった。


上の画像は事故死したメスの頭部だが、目の周囲に赤く見える部分が地肌
だ。これが遠目には赤いラインの様に見えることがあるのだ。  
参考画像⇒⇒


気になるのは眼球上部に
曇りが見える事だ。
 Sat. May.14'05 07:33:01 Canon EOS 10D#2/EF300mmF4.0  ISO:200-1/3
 2005年の繁殖期に観察したメス。

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2004-10-22 Fri.
羽毛のパターンは個体によって
個々に異なるのだろうか?。
Fri. Oct.22'04 08:27:14 Canon EOS 10D/300mm F4.0 IS L+1.4x  ISO800
 今年 ( 2004年)誕生のメスの若鳥に近づくチャンスがあった。成鳥メスの
画像(このページの最初の画像 #1414-66 )と比べてもほとんど差は見つ
からない。以前からの疑問だが、羽毛の模様は個体によってユニークだと
(例えば人間の指紋の様に)考えても良いのだろうか?。
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2006-06-25 Sun.
 メスの最大の仕事は巣作りと抱卵・子育てだと言えよう。
雨の中抱卵を続ける母親キジ、
 Sun. Jun.25'06 04:40:45 Canon EOS 10D/EF28-135mm @70mm   ISO800 Storobe=On
 そぼふる雨の中抱卵を続ける母親キジ、孵化するまでほとんど飲み食いを
しないで抱卵を続ける様だ。
キジ・メスは交尾後、巣作り、産卵、抱卵を行う。  参考資料 : キジ・メスの抱卵場所など ⇒⇒
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、外観は雌雄で大きく異なる事は簡単にわかるが、メスの(オスに無い)大
  きな特徴は下の画像でわかる様に、腹部に羽毛が無い事だ。
  冬季には生えるのかも知れない、この点は観察を続け、追加報告したい
  と考えている。(画像は前述の事故死したメス。)
腹部に羽毛が無い
 Tue. Jun.03'03 07:58:26 Olympus C-2500L
 腹部に羽毛が無い理由は、抱卵の時に母鳥の体温を効率よく卵に伝えるた
めだと聞いている。

、またオスの脚にある [ 蹴爪 ] ケヅメをメスは持たない。

 Tue. Jun.03'03 07:54:21 Olympus C-2500L
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下画像赤い円内がオスのみが持つ蹴爪だ。繁殖期にテリトリーやメスを巡
ってオス同士の争いで使用する例が見られる。⇒⇒
キジ♂のみが持つ蹴爪だ


 参考画像 : 幼鳥オスの蹴爪  ⇒⇒

繁殖期に見られるキジ・オス同士の争い。 参考画像 : オス同士の争い  ⇒⇒
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クチバシと眼について

 前述したが成鳥は雌雄でクチバシの色が異なる。
成鳥オスのクチバシの色は白に近いアイボリーだ。
 成鳥オスのクチバシの色は白に近いアイボリーだ。年齢を経るにつれ
褐色に変化して行く。

成鳥メスのクチバシのは褐色だ。
 成鳥メスのクチバシの色は褐色だ。
 観察力の鋭いお方は、雌雄で虹彩などが異なっている事にも気づかれる
だろう。更に幼鳥と成鳥でもこの違いが見られるのだ。

この様なグラデーションのあるクチバシも観察される。
 Thu.Jun.29'06 05:32:35 Canon EOS-1D/EF100-400mm @300mm   ISO800
 画像 #1363-05-03 と #9779-06 の年齢差は不明(そしてどちらが older
or younger か不明だが、)この様にクチバシの基部は黒褐色、先端部はア
イボリーの観察例もあるので載せておこう。この観察例は抱卵中のものなの
で彼女は少なくとも一年齢以上だと考えられる。
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瞬幕について

 例えばカワセミが水に潜って餌を捕る時、キジ・オスが「ケン・ケーン」
と鳴き声をあげ [ ほろうち ] 等を行う時、キジが砂浴びをする時等に瞬膜
と呼ばれる半透明の膜が眼球をカバーして目を保護する事はよく知られ
ている。
 今朝の観察で撮った画像だが、私は今まで人間の [ まぶた ] 同様に
瞬膜は上下に動くと考えていたのだが・・・。
開閉動作中の [ 瞬膜 ] 。右上は非使用時。
 Mon. Jun.06'05 05:40:32  Canon EOS 10D#2 / EF300mmF4L+1.4x  ISO:800 -1/3
 今朝の観察で記録した画像から、瞬膜は左右に動くものらしいと知っ
た。 ひょっとすると例外的にキジだけがこの様に働くのだろうか?


 Fri. May.11'07 06:23:46 CanonEOS 30D /EF300mmF4.0+1.4x  ISO800
 2007年5月の観察でも昔の F.P.シャッターの様に動作する彼の瞬幕の
様子が見られた。

場合によっては小石も飛ぶほどの
勢いがあるため 自身の目の保護のためか瞬膜を使う事が多い
 ほろうちの勢いで飛ぶ小石や砂塵から目を守るため瞬膜を使っている
例。↑ 毎回必ず使用するものではなく瞬膜を使わず、目を開けたまま
ほろうちをする例も多く観察される。

 こちらは瞬膜を使わずにほろうちをしているオスの例。
朝日を浴びながら [ ほろうち ] をするキジ・オス。 Thu. Jun.09'05  Canon EOS-1D/EF100-400mm



モズの瞬幕の例 ( 2004年6月 )
 参考画像 : モズの瞬膜 ⇒⇒

カワセミも他の鳥
同様白目と瞳孔を持つ  カワセミの瞬膜使用例
 参考画像 : カワセミの瞬膜 ⇒⇒


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