キジの観察報告
藤が丘 三重県 7月の幼鳥.・成鳥 ( 2004年 / 2005年 ) 桑名市 大山田
 Rev.
26
Original  : Fri.Jul. 9'04
Updated :Tue.Jul.26'05

7月の幼鳥.   2004 年

2004-07-09 Fri.

 先日始めて会うことができた今年 ( 2004年 ) 誕生のヒナの自然な様子
を観察したくて、毎朝 04:30 a.m. 頃からフィールドへ通いつめた。
 ご存じの様にこの頃の幼鳥はまだ母鳥の庇護下にあり、母鳥は幼鳥を
護るため非常に用心深い事、幼鳥達もそれなりに周囲に気をつける事を
経験から学んでいるため、今の季節の彼らの観察は待ち伏せ以外に良い
方法がないのだ。
待ち伏せを始めてから五日目の朝、
畦道に成鳥メスを見つけた。
Fri. Jul.09'04 07:37:20  Canon EOS 10D/EF300+1.4x  ISO200 -2/3
 早朝スタンバイを始めてから五日目の朝、畦道に周囲を伺う成鳥メスを
見つけた。
_
直後に畦道に続く枝豆畑に数羽の幼鳥が現れた。
Fri. Jul.09'04 07:38:05  Canon EOS 10D/EF300+1.4x  ISO200 -2/3
 直後に畦道に続く枝豆畑に数羽の幼鳥が現れた。この個体の性別は
不明だ。

この個体はオスだろうと想像している。
Fri. Jul.09'04 07:38:08  Canon EOS 10D/EF300+1.4x  ISO200 -2/3
 脚に見える蹴爪らしい突起物が観察されることからこの個体はオスだ
ろうと想像している。幼鳥オスの場合この頃から顔面の赤色が目立つ事
で離れた距離からでも雌雄の判断が可能となる。 c.f. 次頁。
 8月の上旬に幼鳥オスを観察するチャンスがあったが蹴爪を遠方から
でも確認する事ができた⇒⇒

こちらは幼鳥のメスだと思われる。
Fri. Jul.09'04 07:38:55  Canon EOS 10D/EF300+1.4x  ISO200 -2/3
 すこし離れた草むらに顔を出した個体は首周りに幼鳥オスの特徴的な
羽毛が見られぬこと、またクチバシの大きさから幼鳥のメスだと思われる。
_
幼鳥と成鳥のクチバシの大きさの差

 キジ・メスの幼鳥と成鳥のクチバシの大きさの差を示す。もし全身が観察
できれば尾羽の長さが成鳥と幼鳥は明らかに違うため簡単に判別可能だ。
カワセミ等も幼鳥と成鳥でクチバシの長さが大きく異なる。参考画像⇒⇒ 

2004-10-22 Fri.
成鳥までにもう少し
クチバシは伸びるだろう
Fri. Oct.22'04 08:27:04 Canon EOS 10D/300mm F4.0 IS L+1.4x  ISO800
 10月に観察した今年 ( 2004年)誕生のメスの頭部だ。成鳥になるまでに
もう少しクチバシは伸びるだろうと思われる。
 半身画像はこちら ⇒⇒

_
7月の成鳥.   2005 年

 7月の中旬を過ぎれば、”繁殖末期”と言えるのではないだろうか。この
頃の成鳥達は、
 1: 孵化したヒナ達を引きつれ、成鳥メスはフィールドで OJT の最中。
 2: 産卵が遅かった成鳥メスは、まだ抱卵中。
 3: 一部の成鳥オス達は、秋冬の鳴き声に変わっている。
・・・だろうと考えていた。実際に予想どうりの例も見かけるのだが、成鳥
のペアとかグループも観察されるのだ。この時オスはメスに求愛ディスプ
レイ
交尾をせまる様子は全く見られなかった。

9005-07-19 Tue.
朝日の中に成鳥メスを見つけた。
 Tue. Jul.19'05 06:31:12  Canon EOS 10D/EF300F4.0+1.4x  ISO400
 18Spots 君のテリトリーで朝日の中にメスを見つけた。今の時期は
子連れの可能性が高く、彼女の周囲は雑草も少なく、小さなヒナの観察
には最高の条件だ。しかしヒナは現れず彼女もブッシュに姿を消した。
 彼女の頭上の青いミカンが今の季節を物語っている。(蛇足だが、
ついこの前は白い花だったのだ。⇒⇒ )


姿を消したメスを捜すうちに
10m ほど先にオスが見つかった。
 Tue. Jul.19'05 06:36:48  Canon EOS 10D/EF300F4.0+1.4x  ISO400
 密生した夏草の中で再度見つけることは不可能に近いが、彼女が
姿を消したポイントを中心にその周囲を双眼鏡で慎重にスキャンする。
彼女は子連れか単独行動だと考えていたのだが、10m ほど先にオス
が見つかった、彼らはペアで行動していた可能性がある。

そしてオスのすぐ近くに目的の
メスも見つかった。
 Tue. Jul.19'05 06:36:59  Canon EOS 10D/EF300F4.0+1.4x  ISO400
 そしてオスのすぐ近くにメスも見つかった。(画像 #4102-05 の右端の
木の根元にメスが見える。) この茂みではヒナの存在の確認は不可能
だ。その後適当な距離をおいて2羽を 20分ほど追跡した。運よくアスファ
ルト道路を横切る場面を観察できたが、2羽を追うヒナは見られなかった。
また、この間求愛ディスプレイ交尾を迫る様子は見られなかった。
 
2005-07-23 Sat.

 Sat. Jul.23'05 06:23:56  Canon EOS 10D/EF300F4.0+1.4x  ISO400
 早朝の農道にオスが現れた。

メス・キジさんが、1羽・・・。
 Sat. Jul.23'05 06:23:57  Canon EOS 10D/EF300F4.0+1.4x  ISO400
 1羽のメスが駆け足で彼の目前の農道を横切り(画像に見えないが
右側の胡瓜畑に)姿を消した。これはいつも見かけるパターンだ。つまり
人目につきやすい開けた場所を通過する様な場合、まず最初にオスが
目立つ場所に現れ、その後メスが駆け足で通過した後オスがゆっくりと
姿を消すパターンで、彼も後に続くのかと思ったのだが・・・。

メス・キジさんが、2羽・・・。
 Sat. Jul.23'05 06:24:01  Canon EOS 10D/EF300F4.0+1.4x  ISO400
 4秒後別のメスが同様に駆け足で彼の目前を横切った。2羽もメスが
居たのかと当方は驚いたのだが。

メス・キジさんが、3羽・・・。
 Sat. Jul.23'05 06:24:11  Canon EOS 10D/EF300F4.0+1.4x  ISO400
 2羽のメスの後を追って進み始めたオスの背後にまたまた別のメスが
現われ・・・・。(画面左下、雑草の根元の餌を採っている。)

メス・キジさんが、4羽・・・。
 Sat. Jul.23'05 06:24:59  Canon EOS 10D/EF300F4.0+1.4x  ISO400
 約50秒後、新たなメスが彼らの後を追って現れた。カメラは驚きのため
完全にブレている。一週間、毎日観察に出向いても姿を見ることができぬ
事も多いのに、短時間に4羽のメスが現れたのだから当方の驚きも理解
していただけると思うのだ。

 以下の二つの理由から、これらのメス達は今年誕生のヒナ達を見誤っ
たものではないと言えよう。
 1、
 尾羽がこの程度まで伸びるには3〜4ヵ月程度の日数が必要だと思われ
ること。(このページのトップから2枚目の画像 #4478,4480 の幼鳥は、4
〜6週齢だと思われる)
 2、
 私は、ほぼ3日に2回程度このフィールドに出向いている事から、3〜4
ヵ月の間、成長途中の4羽のヒナに全く出会わなかったとは考えにくいこ
と。
 この4羽のメスは今年(2005年)産卵や抱卵、そして子育てを行ったのだ
ろうか?。


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