キジの観察報告
10月のキジ.(2004年:若鳥:雌雄 2007年 )
 Rev.
11
Original : 2004-10-06-Wed.
Updated : 2007-10-21-Sun,

10月のキジ.(2004年 )

2004-10-06 Wed.
早朝の畑の柵上に見た4羽のキジ若鳥
Wed. Oct.06'04 05:59:08  Canon EOS D30/ EF300mmF4L+1.4x  ISO:800  -2/3
 早朝の観察フィールドで若鳥の雌雄4羽が豆畑の柵の上に見つかった。
この後、いつもの様にグループで行動しないで個々に畑や稲刈り後の田
で採餌していた。この頃の月齢のオスに見られる首周りに残った幼鳥の
頃の白い羽毛が見られないが、逆光のため判断できないのだろうか?。
 先日観察した(私が成鳥だろうと想像した)個体は若鳥だったのかも知
れない。

  参考画像 : 2005年8月早朝に見かけた柵の上の成鳥 ⇒⇒
_
2004-10-17 Sun.
下手な鉄砲も数撃ちゃ・・・・る。の戦法なのだが・・・・。
Sun. Oct.17'04 05:12:33  Canon EOS 10D/300mmEF+1.4x  ISO:1600 -1・1/3
 日の出前のフィールドでブラインドに潜んでスタンバイする。今の季節の
05:00 a.m. は 10m 以上離れればキジ程度の大きさの物は判別不可能
な明るさ(暗さ)だ。ブラインドの左方向の田の中の藁山に黒い影が見つ
かった。実は最初カラスだと思ったのだが、双眼鏡で確認してキジ・オスだ
と知った。
 急遽狭いブラインドの中でカメラの方向を変える作業が始まった。慎重に
作業を行っているつもりだがレンズのフードなどがブラインドに触れ、ブライ
ンド全体が大きく揺れる。気付かれたか??。しかし相手もこの暗さなので
外敵は現れないと考えているのか、周囲には気を使っていないようだ。
感度は ISO 1600 。シャッター速度を稼ぐためゲインを -1・1/3 にコレクシ
ョンして下手な鉄砲も数撃ちゃ・・・・る。の戦法で多くの枚数を記録する。

2004-10-17 Sun.
こちらはレタッチした画像だ
Sun. Oct.17'04 05:12:33  Canon EOS 10D/300mmEF+1.4x  ISO:1600 -1・1/3
 こちらはレタッチした画像だ。首周りや胸部には幼鳥の頃の羽毛の残り
は見られないが羽毛の乱れが残っていることから若鳥だと判断できる。
 2分ほどで姿を消した。この暗さで藁山から降りて二番穂の中へ入れば
文字どうり姿が消えてしまって、どちらの方向へ進んだかも判断不可能だ。

60m ほど先の小さな土手にオスが飛翔してきた
Sun. Oct.17'04 06:50:32  Canon EOS 10D/300mmEF+1.4x  ISO:200 -1/3
 06:50 a.m. 藁山から 60m ほど先の小さな土手にオスが飛翔してきた。
その飛行コースから考えて [ ねぐら ] 方面からやって来た様に思われ
先ほどの個体とは別だと考えている。

2004-10-17 Sun.
日が登り同じ藁山にこの付近をテリトリーにしているモズが止まった。
Sun. Oct.17'04 07:13:15  Canon EOS 10D/300mmEF+1.4x  ISO:200  
 日が登り同じ藁山にこの付近をテリトリーにしているモズ・メスが止ま
った。この後ここで高鳴きを始めた。ちなみにモズは 04:45 a.m. 頃から
高鳴きを始めている。

先ほどの土手に2羽のオスが確認できた
Sun. Oct.17'04 07:19:45  Canon EOS 10D/300mmEF+1.4x  ISO:200  
 07:19 a.m. 先ほどの土手に2羽のオスが確認できた。現在このフィー
ルドで観察できるオスは若鳥 x3 と成鳥 x1 だが、2羽が飛翔してきた
のだが私が1羽を見落としたものかも知れない、また先ほどの藁山の
個体がここまで歩いてきたのかも知れない。

10月のキジ.(2007年 )

2007-10-14 Sun.
 今の時期にフィールドでキジを観察することは簡単ではない。しかしちょっ
とした Tips を知っていると、ずいぶん楽に彼らを見つけられるのだ。
 まずメスを見つけるには・・・。今の季節のキジは雌雄・老若混合の数羽
のグループで行動している。このグループ内のメスは小さな鳴き声で互い
の存在を確かめながら行動
している。


 06:50 a.m. 先ほどからメスが仲間を呼ぶ鳴き声が聞こえているのだが
場所が特定できない。


当方がむやみに歩き回れば彼女は鳴き声を止めブッシュに姿を消すことは
分かっているため、しゃがんだ姿勢で双眼鏡を構え周囲を慎重に探し続け
た結果 50m 程先に彼女を見つける事ができた。


 鳴き声に応えて若鳥オスが姿を見せた。他の仲間は付近に居るのだろう
か?。


 周囲に当方の身を隠すものが無いため接近を諦める事にした。無理に接
近しても彼らは飛び去るだけで得るものは何も無いからだ。
_
 ではオスを見つける方法は?、オスは繁殖期以外は『ケン・ケーン』とは
鳴かない。ニワトリの様な鳴き声で、しかも回数が極端に少ないのだ。
繁殖期を過ぎるとオスの
鳴き声は変わる。 ** 参考資料 キジの鳴き声 ⇒⇒

 今の季節にオスを見つけるにはふたつの方法が挙げられる。
1、年間を通じてねぐらと餌場は決まった場所なのでルートが分かっていれ
  ばねぐらから餌場への通勤コースで待てば会うことは可能だ。しかし日
  の出前のほぼ撮影不可能な暗い時間であること、通勤コースの途中で
  不審を感じるとすぐにコース変更して姿を消す、など簡単ではない。
   参考画像 : ねぐらから出勤するキジ・オス ⇒⇒

2、餌場でひたすら周囲を観察し続ける方法。

 まず,了例から示そう。

早朝のほの暗さの中にコスモスの
白い花びらが印象的だ。
今の季節、ほぼ毎日ねぐらから
食物を取るえさばへ通勤する。
Thu.Nov.06'03 05:46:12  Canon EOS 10D 300mmEF   ISO:1600 -1/3
 2003年の画像だが、カメラでは捉えられぬ明るさの中を [ 早朝出勤 ] する
成鳥オス。右にぼんやりと白く見える花はコスモスで毎年ここで花を咲かせる。
2007年10月はこのコスモスを背景にノビタキを記録した。

日の出前のフィールドで成鳥オスを見つけた。
Fri. Jul.15'05 05:00:54  Canon EOS 10D/EF300F4.0+1.4x  ISO1600 -2/3
 2005年の7月の御出勤途中の様子だ。珍しく彼は私に気付かず、すたす
たと進んで行く。 画像 #3479-06 より早い時間だが(夏なので)明るい画
像が記録されている。

2007-10-14 Sun.

 彼の朝の通勤路は上画像左から右へ進むコースなのだが、ブラインド
身を隠しスタンバイする私に気付き(彼との距離約 20m )すっと水田の二番
穂の中へ姿を消した。
 参考画像: 8月に上()と同じ場所で彼の出勤を記録した。⇒⇒



 これも異なる朝の通勤風景。周囲は撮影に適した明るさだ。しかし明るい
環境では物陰を伏せた姿勢で進んだり駆け足で過ぎ去るため [ 絵になる
写真 ] はなかなか撮らせてくれない。


 彼の通勤路の真正面からブラインドに潜んで待ったが、やはり約 20m で
ブラインドに気付いたのか通勤コースから脇へそれた。

 上記△諒法で見つけた事例を示そう。

 日曜日の午後、付近には作業をする農夫も見られる刈り取り後の水田に
彼を見つけた。例によってマウスを画像 #07-7795 上にスライドして頂きたい。
 30cm 程に伸びた二番穂の影から周囲を伺うオスの頭部がお分かり頂け
ると思う。彼はいつまでも同じ場所には居ない。20〜30秒後には数m程度
すばやく移動して同様に周囲を警戒しているのだ。
 蛇足だが、画像 #07-7795 左上部に見える黄色の点はチョウだ。#07-
7796 では右へ移動した事が分かる。

 多分農夫の居ない隣の水田へ移動するだろうと予測して先回りして待つ
ことにした。

先回りして待ち伏せる。
 こちらの水田は二番穂も刈り取られているので、こちらへ進む彼が簡単に
見つかった。・・・・ということは彼も私を見つけた事を意味するわけだ。

私から遠ざかる方向にコースを変えた。
 頭を下げ私から遠ざかる方向にコースを変えた

すっきりした首周りなどから1年齢以上だと思われる。
Sun. Oct.14'07 14:19:42  Canon EOS 30D/300mmEF+1.4x  ISO:400  
 尾羽は換羽前なのか(それとも換羽後伸びたのか)長いままだ。すっき
りした首周りなどから1年齢以上だと思われる。
 彼との遭遇はここまでだった。飛び立った様子はないが約 25m x 40m
の水田に進んだ後は気配を全く絶ってしまったのだ。周囲から慎重に捜
すのだが見つからない、おそらく彼は二番穂の影から私の行動を必死で
見つめているだろう。無論どかどかと進めば彼は飛び立つだろうが、彼に
対する私の心情がその様な無粋な行為を許さないのだ。
 この様にあわてて飛び立たずじっと身を隠すテクニックを持っていること
も1年齢以上だと想像する所以だ。

 以前も記したが、農夫に『野鳥撮影ですか、どんな鳥を撮っているんです
か?、キジだって!。あのねぇキジは渡り鳥ですよ。ここでは春から夏しか
見ることはできませんよ。』といわれた事が数回ある様に今の季節にフィー
ルドでキジ見かける事はとても少ないが、(その気になれば)見つけること
は容易いのだ。
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キジの飛翔 .(2007年 )

 そしての方法で見つけた事例を示そう。
 3の項目は示してなかったが、彼らは単独 or グループで早朝にねぐらから
[ 勤務先 ] へ飛翔する事がまれに見られる事がある。 今朝はその [ まれ ]
な事例を運良く観察・記録できた。

運良く飛来するキジを(逆光だが)
捉える事ができた。
 Tue. Oct.16'07 07:28:43 Canon EOS 30D / EF300mmF4.0+1.4x ISO400 
 過去何度も(野鳥観察のための立ち入りの)申請をしているのだが許可
が得られない [ 国の施設 ] 方面から2羽の飛来が確認できた。右側はオ
スだ。逆光の状況だが、私にとっては文字どうり千載一遇のチャンスだっ
た。

さらに1羽が続く。
 さらに1羽が続く。右の植物はキョウチクトウだ。強烈な逆光なので紅い花
も黒色にしか見えない。

更にオスが続いて現れた。
 そして更にオスが続いて・・・・。

更に続いて飛来するメスも
画像に捉える事ができた。
 これはメスだ。

樹木が逆光をやわらげてくれたため
 オスの姿やキョウチクトウの花が鮮明になった。
 Tue. Oct.16'07 07:28:47 Canon EOS 30D / EF300mmF4.0+1.4x ISO400 
 画像 #07-7805 のオスはさらに進み樹木が逆光をやわらげてくれたため
オスの姿やキョウチクトウの紅い花が少しは鮮明になってくれた。後に続く
画像 #07-7807 のメスもぼんやりした茶色のかたまりとなって記録されて
いる。

繰り返すが、私にとっては千載一遇の
貴重な画像となった。
 Tue. Oct.16'07:07:28:47 Canon EOS 30D / EF300mmF4.0+1.4x ISO400 
 同じ画像をトリムしたものだ。画像 #07-7800 から今の画像までほんの
数秒の出来事だ。彼らは全員約 200m 先のいつもの餌場へ向かった。
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2007-10-21-Sun.
全く無音でキジ・メスが背後から接近、
二番穂の茂みに消えた。
 Sun. Oct.21'07:049:45 Canon EOS 30D / EF300mmF4.0+1.4x ISO640 
 『キジはバタバタと不器用な飛翔しか出来ない。』との記述を web で見かけ
る事がある。キジの名誉のために述べるならば、それは記述者の観察不足で
はなかろうか。
 キジの生活圏へズカズカと接近すればバタバタと飛び立つが、普段は実に
静かに飛び上がり、静かに飛翔し、優雅に着地する。静かに飛び立てる彼ら
がバタバタと飛び立つのは仲間に危機を知らせる警戒音の意味があるので
はなかろうか。(とさえ私は考えているのだ。)
 今朝はブラインドの中から柿の木畑のモズを観察する私の背後から(無音で)
キジ・メスが接近、二番穂の中に着地して姿を消した。先日のグループもこの
様にブッシュの中に静かに消えたのだろう。

飛ぶのは逃げるためだけではない。 参考画像 : キジ飛翔 ⇒⇒


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  File name : Jap_Pheasant_3072.htm