キジの観察報告
2007年 208年 2009年 春
Rev.
15
 Original :2007-04-23-Mon.
 Updated :Sun.May.24'09
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キジ・2007年春 : 植木屋のオス 1 of 2

2007-04-23 Mon.
植木屋さんのストックヤードを
テリトリーにしている個体。
 昨年まで数年間観察を続けた観察フィールドを離れ今年 ( 2007年 )から新し
いフィールドを選んだ。この新しい観察フィールドに大きな植木屋さんのストック
ヤードがあり、そこをテリトリーにしているオスが居る事を知った。
 

 植木の搬入や搬出で人や車が出入りする事が多い事も関係してか比較
的人の接近を嫌わない性格の様に思われる。前方に止められた車両内には
数人の作業者が談笑しているのだが彼は気にしていない(気付かない?)
様だ。


 また彼は今年観察をしているオスの中で最もメスに好かれる個体で、メス
を連れている様子を見る事がとても多いのだ。

2007-04-22 Sun.
この朝は食事デートだった。
 Sun. Apr.22'07 08:40:01 CanonEOS 30D /EF300mmF4.0+1.4x  ISO640
 この朝は食事デートだった。並んで地面を突付いていた。この季節のメス
は早朝から日中にかけて(複数 or 単独で)オスのテリトリーを訪れ、2分
から30分程度行動を共にした後姿を消すことが多い。
 短時間に別れる理由は不明だがメスはこの後さらに他のオスを訪れるた
めかも知れない。
 ちなみに繁殖期以外のシーズンでは雌雄がグループ(多くはオス x 1 +
複数のメス + 若鳥(雌雄混合)で長時間行動する例が多いようだ。
_
2007-04-23 Mon.
観察フィールドで最もメスに好かれるオス。
 Mon. Apr.23'07 08:35:45 CanonEOS 30D /EF300mmF4.0+1.4x  ISO800-1/2
 彼のテリトリーは植木屋さんのストックヤードなので、彼の隣の若木、背景
に見える3本の樹、その他全てが商品なのだ。ちなみに手前の紫色の草花
は先日 web に問い合わせて回答をいただいた [ マツバウンラン ] だ。

2007-04-24 Tue.
今朝見かけた時も昨朝に続きカップルだった。
 Tue. Apr.24'07 05:59:20 CanonEOS 30D /EF300mmF4.0+1.4x  ISO800
 今朝見かけた時も昨朝に続きカップルだった。今のところ、このカップルで
求愛ディスプレイ 行動や交尾は観察できていない。観察するチャンスがとて
も少ない交尾はともかく、求愛ディスプレイが全く観察できないのはちょっと
腑に落ちない。

2007-04-25 Wed.
今朝もメスが訪ねて来た。彼は他のオスに比べ
何か特別な魅力を持っているのだろうか?。
 Wed. Apr.25'07 06:28:58 CanonEOS 30D /EF300mmF4.0+1.4x  ISO1000-1/2
 今朝もメスが訪れていた。彼は他のオスに比べ何か特別な魅力を持って
いるのだろうか?。約4分間連れ添っていたがいつもの様にメスは突然姿を
消した。オスは後を追う様なことはしないでほろうちと採餌を行っていた。
_
2007-05-05 Sat.
朝露の雑草の中をメスが現われた。
 Sat. May.05'07 06:23:54 CanonEOS 30D /EF300mmF4.0+1.4x  ISO640
 いつもとは逆の位置で彼らを待った。オスのほろうちと鳴き声はすぐ近く
で聞こえるが樹木の陰で姿を捉えることができない。彼が見える位置まで
少し移動してみたい気持ちもあるが、気付かれ姿を消す可能性も高い。
 迷っていると朝露の雑草の中をメスが現われた。

のんびりと地表をついばんでいる。
 Sat. May.05'07
 のんびりと地表をついばんでいる。オスの姿はもちろん鳴き声もさっきから
聞こえない。

尻部の羽毛の乱れが少ないことから最近交尾は行われていない様に
 Sat. May.05'07
 尻部の羽毛の乱れが少ないことから最近交尾は行われていない様に思
われる。オスはどこへ行ったのだろうか?。残念ながら今朝のデートはすれ
違いに終るのだろうか?。

数分後オスが現われすぐに消えた。
 Sat. May.05'07
 彼女が消えて数分後オスが現われすぐに消えた。どうもこちらから見え
ぬ位置でデートが始まっていたらしい。今朝は先日彼らを観察した位置
ら 180°の位置だ。先日と同じ位置ならば中睦まじい様子が見られるの
だろう。
_
2007-05-06 Sun.
 今朝は雨天だったが観察フィールドの様子を見るため短時間出向いてみ
た。ミカンの葉の先の水滴で雨天だと分かる。

 Sun. May.06'07
 雨の中1羽のメスが訪ねて来た事に気付いた。実は彼女から 10m も離れ
ていない位置にオスがいてほろうちを何度も繰り返しているのだ。


 Sun. May.06'07
 オスはえんどう豆畑の中に居て、茎や葉越にその挙動が透けて見える。
通常ならばメスはこの様な時オスに近づくものだがその気配は感じられな
い。結局約 17分後彼女はオスに接することなく姿を消した。
 わざわざここまで出向いて来たのはオスに会うためだと思われるのだが
彼女の行為は何を意味するのだろうか?。また彼女の胸の羽毛のパター
ンは今回初めて見るものだ。

 繁殖期のキジは [ 結婚相手 ] の選択権はメスが持つと言われているが
今回はそのケースではないだろうか?。

最も多く見られる羽毛のパターンだ。
Fri. Oct.22'04 08:27:14 Canon EOS 10D/300mm F4.0 IS L+1.4x  ISO800
 この画像()は最も多く見られる羽毛のパターンだ。羽毛のパターンは
個体によってユニークだと(例えば人間の指紋の様に)聞いている。
 # 07-7993 / 44 の様に遠く離れた位置からでも確認できるパターンは
今後の観察で個体識別に役立ちそうだ。
_
2007-05-10 Thu.
背中とお尻の羽毛の [ ほつれ ] が
気になる。交尾の痕跡だろうか?。
 Thu. May.10'07
 最近見かけるメスだと思うのだが背中とお尻の羽毛の [ ほつれ ] が気にな
る。交尾の痕跡だろうか?。
 参考資料 : 交尾の痕跡 ⇒⇒

オスが羽毛を膨らませて体を大きく
見せる行為はよく観察される。
 Thu. May.10'07
 さっそくテリトリーのオーナーが姿を見せた。オスが羽毛を膨らませて体を
大きく見せるのはその日の最初の対面の時に良く見られる動作だ

そしてメスの後をゆっくり付いてゆく。
 Thu. May.10'07 06:09:33 CanonEOS 30D /EF300mmF4.0  ISO640
 そしてメスの後をゆっくり付いてゆく。2羽が行動を共にするのは長くても
10分程度で、多くの場合メスがすっと居なくなる。オスはメスを追うような事
はしない。交尾はこの 10 分程度の間に行われる事が多い。

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キジ・2008年春 : 植木屋のオス

2008-03-25-Tue.
二重の蹴爪を持つ [ 植木屋のオス ] に再会できた。
 Tue. Mar.25'08 05:19:51  CanonEOS 30D /EF300mmF4.0+1.5x  ISO1000 -1・1/2
 テリトリーに隣接した空き地に大きな工事が始まったため 2008年度は姿を消
したのでは・・・と案じていた [ 植木屋のオス ] にやっと会えた。それらしい姿を
見かけていたが彼の最大特徴である [ 二重の蹴爪 ] を確認するまで不安だった
のだ。工事の関係で彼の元にメスがやって来るだろうか?との不安もあるがひと
まず1年ぶりの再会を喜びたい。参考のため昨年 2007-04-23 の画像を下(
に示そう。

2007-04-23 Mon.
こちらは昨年(2008年)の画像だ。

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キジ・2009年春 : 植木屋のオス

2009-05-03-Sun.
 実は現時点でも『蹴爪が二重の』植木屋のオスを見かけていないのだ。
彼はの画像の様に、通常は一脚に一本の蹴爪なのだが、本来の爪の
上側に更に爪をを持つ個体なのだ。 
 下()画像 #07-0226 の上へマウス・ポインターをスライドして頂きたい。
2008年の『植木屋のオス』。
 Sun. May.27'07 05:47:16 CanonEOS 30D /EF300mmF4.0+1.4x  ISO500

 今年 (2009年) も植木屋のオスがほろうちをしていた場所でオスを見かける
のだが双眼鏡などでは蹴爪の確認が困難だったのだ。

 Sun. May.03'09 04:56:71  CanonEOS 30D /EF300mmF4.0+1.5x  ISO500 -1・1/2
 昨年もここでほろうちをする姿はよく見かけたのだが、、、。今朝も5時頃には
姿を見せた。今朝は曇り日で照度不足なのでこのまま明るくなるのを待つ。

彼が2009年からの「植木屋のオス」になるのだろうか
 Sun. May.03'09 05:28:21  CanonEOS 30D /EF300mmF4.0+1.5x  ISO640 -1/2
 ISO 感度を上げ脚部が分かる様なアングルで記録する。やはり蹴爪は二重
の様には思えない。

この蹴爪は標準的なものだ。
 脚部をトリムした画像だ。荒れた画像だが通常の蹴爪だと判断できる。さて
2007〜2008年ここをテリトリーにしていた植木屋のオスはどうしたのだろう。
 過去の観察でも久しく姿を見せなかった個体がひょっこり顔を出すこともあっ
た事例もある。もう少し観察を続けて見ようと考えている。


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