ジョウビタキ 観察報告
三重県 野鳥
 2007年・2008年・2009年 晩秋 桑名市 観察
Rev.
23
 Original :2007-11-05-Mon.
 Updated :2016-12-08-Thu.

ジョウビタキ  ( 2007年 晩秋 )
我が家の庭

2007-11-03-Sat.
 今年新しく我が家に姿を見せ始めたジョウビタキ・オスだが、実は少々
気になる事があるのだ。
彼の右脚に障害があるのではないだろうか?。
         ( Shot by RCS Model-7 )      
 彼の右脚に障害があるのではないだろうか?。

この時は片脚で朝刊に止まっている。
         ( Shot by RCS Model-15 )
 この時は片脚で朝刊に止まっている。
 
体の方向を変えた後も右脚をいたわっている様だ。
         ( Shot by RCS Model-15 )
 止まりなおして体の方向を変えた後も右脚をいたわっている様な様子が
見て取れる。


         ( Shot by RCS Model-13 )


         ( Shot by RCS Model-15 )
 彼が我が家の庭に姿を見せてからまだ二日目なので断定はできないが一
時的なものであって欲しいと願っている。

2007-11-05-Mon.
 彼は過去我が家に現れたジョウビタキの中で最もナーバスな性格を持つ
様で、居間から観察する人影がカーテン越しに動く影が見えるだけで素早く
姿を消してしまう。

 Mon.Nov.05'07 08:49:54 Canon EOS-1D EF100-400mm @310mm ISO 800 ( By RCS Model-13 )
 例によって RCS ;ロボットカメラシステムを庭にセットして彼の様子を観察
してみた。私の RCS は同じ様な画像の連続撮影は避けるようにプログラム
してあるが、それでも 100枚を越える画像が記録されていた。時にはこの様
に()正常に止まっている画像も記録されるが、90%以上は右足をかばう
様な不自然な止まり方なのだ。


 Mon.Nov.05'07 08:50:01 Canon EOS-1D EF100-400mm @310mm ISO 800 ( By RCS Model-13 )
 異常なほど周囲の音や人影(彼が止まっている3m先は道路で朝はバ
ス停へ向かう出勤者が時々通り過ぎるのだ。)に怯えるのは、彼の脚の
障害が最近(人間を含む)外敵から受けた受けた影響だと考えられないだ
ろうか?。
 注:その後の観察で障害は先天的なものだと判明した。


 Mon.Nov.05'07 08:49:29 Canon EOS20D EF200mmF2.8 ISO 400 ( By RCS Model-13 )
 杭に止まる時も明らかに不自然な姿勢だ。現時点では右足が不調だろう
と思われるだけで、原因は特定できていないが観察を続けて彼の不自然な
挙動の原因を知りたいものだ。(現時点で判明している事は一部の指先の
爪が非常に小さい事が挙げられる。)

モズが枝などに止まる時の様子。 参考画像:ジョウビタキではないがモズが
枝に止まる様子。⇒⇒
_
2007-11-05-Mon.
 現時点で記録した画像の中から彼の障害について述べてみよう。今後
新しい情報が得られれば追加・修正するつもりだ。

 ジョウビタキの正常な指と爪の画像を示す。この画像は昨年まで我が家
の庭に姿を見せていたメスのものだ。
昨年まで我が家の庭に姿を見せていた
メスの脚部をトリムしたものだ。

正常な足の爪は第1指、3指が大きく、
第2指、4指がそれより僅かに小さいと思われる。
 正常な足の爪は第1指、3指が大きく、第2指、4指がそれより僅かに小
さいと思われる。(私は専門的知識は皆無だ。)

これが今年 ( 2007年 ) 現れた彼の画像だ。
 これが今年 ( 2007年 ) 現れた彼の画像だ。右足の第1指(青矢印)の
爪は正常な大きさなのだろうが、残りの爪は非常に小さい様だ。また右
足だけでなく左足の指の爪も欠損している様に見える。(最下段の白矢
印)

標準の大きさより小さな爪、そして爪の欠損ではないか
と思われる指が記録されている。
 この画像からも標準の大きさより小さな爪、そして爪の欠損ではないか
と思われる左足の指が見て取れる。
 どうも彼は先天的な理由で足の指に障害があると考えてもよさそうだ。彼
はこの体で長い旅を経て日本に現れくれたわけだ。ハンディを持つ個体が自
然界で生きてゆく難しさは分かるが、過去我が家に姿を見せた仲間の様に
来年の暮れその次の年の暮れにも姿を見せて欲しいものだ。


生まれつき脚に障害を持つモズの観察報告 2004 年春、脚に障害を持つモズの幼鳥を観察
したことがある。⇒⇒

 野鳥のホームページには似合わない話題だが、某落語家が、舞台に立つ
手話通訳者に「気が散る」などと退場を求める発言をしていたとの事だ。
人情の機微を語るのが落語や江戸小噺ではないだろうか。障害を持つ者、
さらにその家族の苦しみや悲しみをこの落語家は思いやることができない
のだろう。
 人の痛みを分からぬこんな人物の噺なんて聞きたくないものだ。


_
ジョウビタキ  ( 2008年 晩秋 )
我が家の庭

2008-11-04-Tue.
 相手が野鳥であれ人物であれ再会は嬉しいものだ。私は撮影機材の購入
資金は株式投資で稼いでいるのだが、書斎でトレード中のデスクの上のアラー
ムが『Pi. ! Pi ! Pi !』 と鳴りだした。 このアラーム音は庭にセットした RCS :
RobotoCamera system が獲物をを感知した事を意味するのだ。

 Tue.Nov.04'08 11:13:30 Canon EOS 30D EF200 F2.8 ISO 400 ( By RCS Model-13 )
 一区切りついたところで庭に出てカメラの画像をチェックしてジョウビタキ
オスが我が家の庭に現れたことを知った。昨年我が家を訪ねてくれた『お
ともだち』が今年も訪ねてくれたのだ。


 Tue.Nov.04'08 12:14:32 Canon EOS 30D EF200 F2.8 ISO 400 ( By RCS Model-13 )
 昨年( 2007年晩秋) と同じ個体だろうか。

障害を持つ体で今年も我が家の庭に姿を見せてくれたのだ。
 Tue.Nov.04'08 12:14:38 Canon EOS 30D EF200 F2.8 ISO 400 ( By RCS Model-13 )
 この右足を労るように止まる止まり方は昨年の(右脚に障害を持つ)個体と
同じだ。


 念のため脚部が記録された画像をチェックする。


 トリムにて拡大した右足の様子だ。 こちらは昨年記録した画像だ。⇒⇒
 爪や指の状態に昨年記録した画像同様の障害が見られることから昨年の
晩秋から今年の春の間我が家の庭に頻繁に姿を見せていた個体だと断定し
ても良いだろう。
 自然界でハンディを持つ個体が生き延びる事は大変な困難が伴うことは正常
な個体でも天敵や食糧事情で淘汰される事から容易に想像できる。彼は今年
の春仲間と共に日本海を渡ってユーラシアへ移り、繁殖期を過ごしこの秋に再
び愛知県南部の小さな我が家の庭に姿を見せてくれたのだ。


今年(2008年11月)も彼は姿を見せてくれた。
 Tue.Nov.04'08 15:59:15 Canon EOS 20D EF200mm F2.8 ISO 400 ( By RCS Model-13 )
 ロボットカメラ Model-13 は2セットのカメラをサイマルにコントロール可能なの
で2008年11月4日に彼が我が家に現れた証明写真を撮ることにした。つまり
今朝の経済紙を Model-13 に巻き付けて彼を写し込んだ画像を得ることにした
のだ。

彼と 2008年11月4日(火)の朝刊。
 Tue.Nov.04'08 16:01:34 Canon EOS 30D EF100-400mm @160mm ISO 250 ( By RCS Model-13 )
 2nd カメラは朝刊の見出しと日付け( 2008年11月4日(火)が判別できる画角
で記録した。ちなみには昨年 ( 2007年11月) 同様にして記録した画像だ。

彼が 2007年11月2日に顔を
見せてくれた [ 証明 ] 画像。
 Fri.Nov.02'07 10:08:21 Canon EOS20D EF100-300mm @145mm ISO 400 ( By RCS Model-15 )
 この画像は 2007年11月2日(金)の朝刊と Handycapped Joe 君だ。
_
ジョウビタキ  ( 2009年 晩秋 )
我が家の庭

2008-11-01-Sun.
 数日前から庭に自作のロボットカメラをセットして置いたのだが、今朝 PC
で E-Mail を処理中テーブルサイトのアラームが鳴り出した。
今年 2009年秋も彼女は姿を見せてくれた。
 Sun.Nov.01'09 09:06:33 Canon EOS10D EF200mm F2.8 ISO 400 ( By RCS Model-13 )
 早速庭に出たが相手は姿を消した後だった。しかしカメラにはジョウビタキ・♀
が記録されていた。
2009年晩秋、昨年と同じ個体だろうか、、、。
 Sun.Nov.01'09 09:07:17 Canon EOS10D EF200mm F2.8 ISO 400 ( By RCS Model-13 )
 彼女は 2004年暮れから毎年姿を見せる個体だろうか?。

 今まで我が家の庭を訪ねてくれた ジョウビタキ
 2000年暮れ 〜  2001年春 オス  毎年同じ個体がやって来たと思わ
 れる。
 日曜大工で作った物置をねぐらに
 していた。 
 2001年暮れ 〜  2002年春
 2002年暮れ 〜  2003年春
 2003年暮れ 〜  2004年春
 2004年暮れ 〜  2005年春 メス  このメスも毎年同じ個体だったと考
 えている。
 物置に日中姿を見せることもあった。
 2005年暮れ 〜  2006年春
 2006年暮れ 〜  2007年春
 2007年暮れ 〜 2008年春 オス
 2007年暮れに姿を見せた。
 脚に障害を持つ様だ。 ⇒⇒
メス  このメスは 2004年暮れからの個体だと
 思われる。⇒⇒
 2008年暮れ 〜 2009年春 オス  昨年から姿を見せる個体
メス  このメスは 2004年暮れからの個体だと
 思われる。⇒⇒
 2009年暮れ 〜 2010年春 オス  2009年暮れから姿を見せる個体
メス  このメスは昨年の個体とは異なる個体の
 様に思われる。翼の[ 紋 ] が以前に比べると
 大きいのだ。
 その後事故に遭ったのだろうか・・・⇒⇒
 2010年暮れ 〜 2011年春 オス  初見は 2010-12-22 だった。
メス  初見は 2010-10-29 だった。⇒⇒
 人見知りしない性格だった。⇒⇒
 2011年暮れ 〜 2012年春 オス    初見は 2011-10-03 だった
メス   昨年と同じ個体だろうか? ⇒⇒ 
 2012年暮れ 〜 2013年春 オス   数日後には旅立つだろう ⇒⇒
 メス    初見は 2012-10-10 だった
 2013年暮れ 〜 2014年春 オス   
メス  初見は 2013-10-3 だった
  2014年暮れ 〜 2015年春 オス   2014-11-29 初見
メス    初見は 2014-10-8 だった ⇒⇒
  2016年暮れ 〜 2017年春  オス    初見は 2016-10-30 だった。
メス    初見は 2016-10-22 だった ⇒⇒ その後
 ある事情でほとんど姿を見せなくなった⇒⇒


こちらは 2006年暮れに見かけた個体だ。
 Sat.Dec.23'06 13:36:12 Canon EOS30D EF300mmF4.0 ISO 200 ( By RCS Model-13-3 )
 私はジョウビタキの個体識別のチェックポイントのひとつに翼の[ 紋 ] の大
きさや形状を利用している。この画像()は 2006年暮れに現れた個体だ
が、[ 紋 ]の形状も大きさも大きく異なっている。 今年 ( 2009年)の個体は
「新顔」と考えるべきだろう。 とすると昨年姿を見せていた雌雄はどうしたの
だろう?。ユーラシアへの往復は危険が多い事は考えられるが一羽だけなら
ともかく二羽共事故に遭遇したとは考えにくい。 今後姿を見せる可能性は
充分あり得る。 さてさて、今後の観察が楽しみになってきた。
_
2009-11-22-Sun.
 前庭にセットした自作のロボットカメラに今日はオスが記録されていた。
どうも昨年とは異なる個体だと思われる。
 Sun.Nov.22'09 12:09:57 Canon EOS-1D EF100-400mm ISO 400 ( By RCS Model-13 )
 2007年晩秋から2009年春まで姿を見せていた左脚に障害を持つ個体とは異
なる [ 新顔 ] らしい。その根拠は、以前の個体は私が庭に出てもすぐに逃げ去
ることはなかったが今年の [ 新顔 ] はさっと姿を消す事、記録された画像でも左
足の指は正常な様に見える事、の二点だ。
_
2009-11-20-Fri.
 毎朝自宅前の道路やカーポートの軽い掃除を日課にしているのだが、今朝は
道路脇の側溝にオレンジ色の羽毛を見つけた。更に数m離れたところにも一枚、
更にまた・・・。数分で10枚(本)を越える数が見つかった。
朝の掃除で拾い集めた羽毛は10枚を越えた・・・。
 無論自然に抜け落ちた物ではない。彼女が事故に遭遇したことは間違いない。
薄いオレンジ色の羽毛からジョウビタキ・メスの物だと分かる。
 素人の私でもこれがジョウビタキ・メスの物だと判断出来る。彼女を襲った
犯人はノラネコだろうか、イタチだろうか、

先日1mほど下のカワラヒワを狙っていた。
Mon. Jan.12'04 09:31:31  Canon EOS 10D / EF300mmF4L +1.4x ISO:100
 数年前フィールドで見かけた猫の狩の様子。1mほど下のカワラヒワを狙いジャンプした瞬間。影が不気味だ。

2016-12-07 Wed.
 この画像(↓)は2016年暮れに記録した物だ。毎日庭に姿を見せていたジョウビタキが突然姿を見せなくなった。
事故にでも遭ったのかと調べたところ、他の野鳥を襲撃する習性で知られるモズが現れることを知った。

 安全のためジョウビタキは早朝のみ我が家の庭にやって来て餌探しをしているようだ。画像(↑)左は早朝のみ、姿を見せるジョウ
ビタキ。まだ薄暗い6時頃に庭に現れる。画像(↑)右は 明るい日中に数回現れるモズだ。



2009-12-08-Tue.
 2009年暮れも我が家の小さな庭に雌雄のジョウビタキが姿を見せたが共に昨年とは異なる個体だと思われる。前述した
ようにメスは事故に遭遇したらしくその後現れない。オスも『人見知り』する性格の様で庭に人がいる時は(例えやって来ても)
すぐに飛び去ってしまう。
今年の個体は『人見知り』する性格らしい。
 Mon.Dec.07'09 10:55:22 Canon EOS 40D EF200mm ISO 400 ( By RCS Model-13 )
 今朝も朝刊を取りに門まで進むとオレンジ色の固まりが素早く視界から消え去った。自作ロボットシステムで調べると
過去のジョウビタキ同様2〜4回/日程度の割合で姿を見せている。

両脚とも正常だ。この点からも昨年の個体でないと判断出来る。
 再度脚部をクローズアップしてみた。やはり昨年の個体ではないと思われる。
_
温かくなってきたが彼はまだ旅立っていない。
 Sat.Mar.12'10 09:33:08 Canon EOS-1D EF100-400mm ISO 400 ( By RCS Model-13 )
 3月13日の朝刊に止まるオス。温かい日々が続くが22日の時点でも庭で見
かける事ができた。


Memo'  RCS : Robot camera system

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