2004-12-05 Sun. 当地ではおそらく二度と観察することがないであろうジョウビタキの デートの様子をその後10日程早朝に出向いて観察した。11月25日頃 までは必ず朝 06:15 〜07:20 頃に雌雄が現れ仲睦まじく戯れる姿が 見られたが、その後ばったり姿を現さなくなった。 遠くへ立ち去ったの ではない、日中にテリトリーの付近へでかければ別々に行動している 雌雄を見かけることは簡単だ。時には 30m 程度の距離で雌雄が別 行動をしていた。 2004-11-20 Sat. 今朝フィールドで見たのだが、[ ギョウジャノミズ ] だろうか?実は熟し ているが、葉があまりにも青々しているので別の植物かも知れない。 Olympus C-2500L 2004-11-20 Sat. Sat.Nov.20'04 07:10:54 Canon E EOS 10D/EF100-400 mmF4.5-5.6 先にやって来たオスがススキの枯れ枝に止まっていたのだが、突然 胸を膨らませ尾羽を広げた。直後に離れた高い木に移動したが、そこに はメスが待っていた。 実はメスは彼が止まっているススキの近くまで 来ていたのだ。 その事に気付いたのは自宅の PC で画像をチェックした 時だった。 レンズには被写界深度があり、望遠レンズはその値がとて も小さい物である事を如実に感じさせられた今日だった。 上の画像のオスは尾を広げ、胸を膨らませて求愛ディスプレイの格好を している。その対象のメスは画面右側に見えているのだが、(グレイの背 中、白い胸がぼんやりと見えている。) 被写界深度があまりにも小さい ためこの様にぼんやりとしか記録できなかったのだ。 その後観察を続けたが、早朝に雌雄いずれかが先にこの場所に現れ ひっそりとした鳴き声で相手に呼びかけ・・・。10〜40分後相手も顔を出 して Dating が行われていた。 最後にこの早朝デートが観察されたのは 2004-11-27 だった。 私がこの早朝デートが終わったと判断したのは、ススキの枯れ葉に残 された、オスが吐き戻した果実の種子が見られなくなったからだ。この 種子はわずかの雨や、ちょっと強めの風で滑り落ちて見えなくなるのだが 彼がやって来ていた頃は、無くなってもすぐ新しい種子が見つかっていた のだ。それが数日過ぎても見ることができなくなったからだ。 ひょっとするとこの date spot に代わる新しい場所ができているのかも 知れない。例によってコツコツ観察を続けたいと思う。 _
2005-11-12 Sat. 昨年に続き今年も同じテリトリー内にペアが現れるだろうか?、数 日前付近を車で走る時にジョウビタキの鳴き声が聞こえた様なので 今朝は付近を歩いてみた。 Sat.Nov.12'05 07:06:27 Canon E EOS 10D/EF3400mmF4.0 ISO 400 +2/3 鳴き声が聞こえるが付近の植木には姿が見えない、見つからぬ 理由は地表 1〜3mを探していたためで、 TV アンテナに彼女を見 つけることができた。 Sat.Nov.12'05 07:06:48 Canon E EOS 10D/EF3400mmF4.0 ISO 400 +2/3 さらにその上の UHF アンテナに止まり盛んに鳴いていたが、数分で姿 を消した。 Sat.Nov.12'05 07:20:16 Canon E EOS 10D/EF3400mmF4.0 ISO 400 +2/3 付近を歩きまわり先ほどのメスを見かけた住宅から 50m の地点で オスを見つけた。普通ジョウビタキはあまり人を恐れぬものだが、この オスは人の接近を非常に嫌う個体だ。昨年、一昨年 ( 2003-2004年) この地で見かけたオスも同様に人を嫌う性格だったことから同じ個体 ではなかろうかと考えている。 彼はその後高く飛翔して先ほどメスを見かけた方向へ向かった。 Sat.Nov.12'05 07:21:33 Canon E EOS 10D/EF3400mmF4.0 ISO 400 +2/3 そして先ほどの住宅の引込み線で盛んに鳴いている。メスが姿を消し てから 15分経過しているが、彼がここに現れたのは偶然ではなくメスを 求めるためではなかろうか。 昨年見つける事ができた彼らの Date spot を今年も見つけられるか不 明だが 今年の観察も興味津々となりそうだ。
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