ロボットカメラを作ろう
 ロボット カメラ 外部 AF 補助ランプの制作 自動撮影 昆虫
 Rev.
08
Original :2008-04-23-Wed.
Updated : 2010-04-01-Thu.

AF assist lamp ( DC type ).    


2008-04-23-Wed.

 野生動物の自動撮影は机上で考えるほど簡単ではない。まして深夜の
撮影となると更に難度が高くなる。普段の使用では「ちょっと暗いかな?」
と思われる様な状況でも正常に動作するオートフォーカスでも、深夜野生
動物を撮影する現場では不安定になる事がとても多いのだ。
 私は夜間撮影の時のカメラのオートフォーカス動作の補助として自作の
( AC ライン使用の)補助ライトを使用している。
 今回はACラインを使用できない屋外撮影用に単3電池で動作する AF ア
シストランプの制作を試みた。

今回は松下電器の懐中電灯 BF-113F/A の流用を考えた。
 今回は DIY ショップで見つけた松下電器の懐中電灯 BF-113F/A を流用す
る事にした。


 さすが松下電器の製品だけあって( Made in China だが)細部まで気配りが
なされている。電源は単3型 NiMH 電池を8個使用する予定なのでオリジナル
のハロゲンランプは使用しない。

ハロゲンタイプの方が輝度も耐久度も高いのだが・・・。
 左がオリジナルのハロゲンタイプ ( 2.5V 500mA ) 右がアルゴンタイプ ( 8.63
V 500mA ) 。ハロゲンタイプの方が輝度も耐久度も高いのだが、8V 程度の品
が入手できなかったためアルゴンタイプを使う事とした。


 レンズもアンバー色のアクリル板を加工して使用する。(余談だが英語圏では
この種の品物、たとえばエレベーター内の階数指示ボタンのカバーなどもレンズ
と表現している。)

レンズをアンバーに変える。
 オリジナルのレンズからサイズを写し取る。

コツコツとアクリル板の加工を進める。
 カッターとヤスリでコツコツと加工を進めて・・・。

ランプのレンズを変えた。
 再組み立てするとこんな雰囲気になる。

エンドキャップに改造を加える。
 今回は公称 65mmφの塩ビの配管パイプのエンドキャップをキャビネットとし
て使用する。まずランプハウジングをセットする穴を作る作業を始める。

後はヤスリとカッターで細部を仕上げる。
 ドリルでおおまかな穴を開けカッターとヤスリで仕上げる。


 この様にヘッド部とボデイ部の間にエンドキャップがセットされるアイデアな
のだ。

完成した時のイメージはこの様なものだ。
 完成後のフロントスタイルはこんなイメージになる予定だ。

ボディ側は切り捨てる。
 ボデイ側は切り捨てる。


 エンドキャップのサイドに開けられた穴は今回のものではなく、以前制作した
時のもので、今回はそれを流用したためだ。

外科手術は続く・・。

555 を使ったワンショット回路だ。
 コントロール回路も並行して制作を進める。安価に仕上げるため材料は全て
ジャンクボックスに転がっていた品物を使った。回路は著名なタイマーIC、555
(入手時単価\20.- だった) とダーリントン Tr. 2SD-1410 を使用したシンプル
な物だ。

 さて。今日の作業はここまでで止めておこう。

2008-04-24-Thu.
スイッチにも今回はこだわった。
 安価に仕上げる予定だがこだわった箇所もある。ランプの明るさ ( High or Lo
w )、点灯時間 ( 6sec. or 12sec.) を選ぶトグルスイッチはレバー部の短い標準
外の物を選んだ。使用する頻度が少ない事、他の機器と一緒に移動・保管する
事が多いため不要に動く事の無い様にとの配慮からだ。
 たかがスイッチだがこの様な細部にも [ 自分の好み ] を生かせる事も DIY の
楽しみの一つと言えよう。 ⇒⇒

2種のスイッチレバーの長さの差。
 実際に取り付けたスイッチのレバーの長さはこの様に異なる。今回は手前
の短いタイプを2個採用する。

シューも金属板から自作した。
 三脚にセットする時のシューもジュラルミンから切り出して制作した。

ランプの保持機能を強化した。
 テストの結果オリジナルの構造ではランプを保持するテンションが不足のため
使用状況によっては消灯する事があるため対策を施した。グリーンのランプボディ
に付く金属プレートがその対策部品だ。

各部の加工作業はほぼ完了。
 各部の加工作業はほぼ完成。今後は組み立てと配線作業となる。

完成した AF アシス トランプ。
 そして、これが完成した前面と・・。

後部から見た AF アシストランプ。3個のスイッチを持つ。
 背面だ。前述した様にトグルスイッチはランプの照度と点灯時間を切り替える。
緑色のプッシュスイッチは押せばセットされた照度と時間点灯させるテストスイッ
チだ
。電源は単3型 NiMH を8個使用する。
 実際のフィールドでは RCS:ロボットカメラシステムとカメラを接続するケーブル
の間にセットすることで、 
 ▲札鵐機爾対象物を感知すると点灯してカメラのオートフォーカスのアシストを
  行う。 
◆RCS の状況に関係なくカメラのレリーズボタンを半押した場合も点灯する様に
   デザインした。これは現場でファインダーを覗きながらランプの照射角を調整す
   る時に不要な手間を省くためだ。

2008-04-24-Thu.
 日が暮れるのを待って基本テストを行った。テストの内容は、EOS 10D / EOS 20D
/ EF50mmF1.4 USM で内蔵ストロボが AF 補助光として動作してもAF が働けない
様な状況と対象物を選んだ条件下で、、。

   使用レンズ  
EOS 10D  EF50mm F1.4
 USM
内蔵ストロボが AF 補助光
として動作する環境。
 AF 動作できない。
上と同じ環境で今回の
DC 補助灯を使用。
 AF 動作できる。
上と同じ環境で外部ストロボ
420EX を補助灯として使用。
 AF 動作できる。
EOS 20D 内蔵ストロボが AF 補助光
として動作する環境。
 AF 動作できない。
上と同じ環境で今回の
DC 補助灯を使用。
 AF 動作できる。
上と同じ環境で外部ストロボ
420EX を補助灯として使用。
 AF 動作できる。

 ひとまず所期の機能は満足できたので本番テストに挑んだ。私は制作した機器の
最初のテストは物置周辺に姿を見せるノラ猫や飼い猫を対象にして動作チェックを行
うのだ。
久しぶりに姿を見せてくれたのだが・・・。
 Thu.Apr.24'08 20:57:03 Canon EOS 20D / EF50mmF1.4 ISO200 ( By RCS Model-6 )
 以前から気がかりだった傷ついたイタチが久しぶりに姿を見せていた。そして
案じていた右目は視力を失っている事を知った。⇒⇒

2008-05-09-Fri.
 その後AC ラインの届かぬ複数の場所で夜間撮影を行う必要性が生じた事
もあり、同様のランプをさらに1セット制作した。
その後同様のランプをさらに1セット制作した。

自宅の庭で動作テストを行った。
 我が家の庭に時々姿を見せるイタチを記録する準備をしている画像だ。中央
の大きな円筒はメインカメラの防水ャビネットで左右に今回のランプを配して
いる。一灯でも AF アシスト機能は充分だが、輝度を低くしたランプを二灯使用
して異なる方向から照射した方が野生動物に与える刺激は少ないのではない
だろうかと想像している。

Power consumption ( Power source = 10.8V )
 Stand-by    5.6mA
 Lamp on ( Low intensity )    390mA ( Surge=410mA )
 Lamp on ( High intensity )    450mA ( Surge=490mA )


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