デジEOS-1D の大容量電池 ( 1of 2 )
NP-E3 の代替品
Rev.
18
Original :2002-06-30-Sun.
Updated :2008-03-14-Fri.
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2008-03-05-Wed.
 EOS-1D の電源については現在まで様々な代案を試みたが現時点では経年
劣化した NP-E3 の内部セルを交換することで不満をほぼ解決している。 ⇒⇒
EOS-1 の電池ではいろいろ不満も多かったが・・。


報告 NP-E3
2002-06-30-Sun.
EOS D30 のサブカメラとして EOS-1D を入手した、正しくは 1D がメインで
D30 がサブだろう。1D には文句はないが超省エネの D30 に比べ電池の
持ちはいまひとつ物足りない。
例えばパワーセーブモード = Off で使用した場合途中10枚以下のショット
数でも約2〜3時間程度しか電池が持たないのだ。
特に私の場合、野鳥センサーを使い長時間の野鳥自動撮影に使う事が多く
余裕のある電源の希望が強いのだ。

 これだけの機能を持つのだから電池などで文句を言うのは筋違いだろうが
EOS-1D 用の大容量電池システムを製作した。
3ヵ月のフィールド使用でカメラ、電池、ファンはまったく問題無く動作して
くれた。今後も大きな問題は発生しないと思われるので紹介しておこう。

 趣味の野鳥撮影は一箇所で相手を待って撮影することが多い、移動用には
オリジナルの充電池、( NP-E3 を合計3個入手 )を使用して待機撮影には
この電池システムを使用している。

下の画像を見ていただければ一目瞭然だろう。→現時点で3セット製作した

Canon EOS-1D 用大容量電源セット
右上は暑さをしのぐファンだ
両方とも想像以上に役立つ
 EOS-1D に付属の DC カプラーキット DCK-E1 の AC アダプター部分を
大容量電池に乗せ変えただけの物だ。
電池はコンピューターシステムの UPS ( 無停電装置)に使用されるもので
基本構造は車などで使用される硫酸と鉛 ( Lead-Acid ) 構造の物だ。
しかし電解液はゲル状のため取り付け・使用位置に制限はない、つまり
さかさまで使用しても液漏れの心配は不要なのだ。

電解液はゲル状
なので傾けても液漏れ
の心配は不要だ YUASA 社の型式番号は NP-10-6 が同等品
 今回使用した充電池は 松下 USA の製品で ( Panasonic LC-RB0610P1 )
大きさは 150 x 50 x 100 mm、容量は 6V,10Ah,10HR を2個使用した。
電池容量はオリジナルの NP-E3 に比べ6倍以上の能力を持つ。

2002-11-24 補足 (上画像右 )
YUASA 社の電池を使用する場合型式名は NP-10-6 が同等品だ。

         最も役立ったのは
このクーリングファンだった
 実は3ヵ月の使用期間中最も役立ったのはこのクーリングファンだった。
ブラインドに入り野鳥の観察・撮影を行うとき(特に夏場の)暑さをしのぐ
ため作ったものだが暑い季節を過ぎても結構重宝している。
当初予定していなかった使用方法だが、、
実際の撮影現場の一例だが、朝露のブッシュの中を背中と両腕に 15kgr
を超える機材を持ち音を立てぬよう目的地まで進むとほぼ全身水浸しに
なるものだ。しかも体力的にきついから汗を大量にかくこととなる。
目的地でブラインドをセットし中に入れば体温でブラインド内の湿度が上昇
しカメラや双眼鏡のレンズは簡単に曇ってしまう。
こんな時ファンの風をレンズに吹きつけることで簡単に曇りが取れるのだ。
本来は DC 24V 用の物だが12V で使用するとうるさいこともなく長時間の
使用でも快適に使用できるのだ。
製品は NMB 製 4710PL-05W-B30 。ファン有効径 110mm φ、12V で
使用すると 85mA を消費する。 Dim'= 120 x 120 x 25 mm
本来コンピューターシステム内部で使用されるものなので(電気的な)
ノイズはほとんど出さないからカメラと電源を共有しても問題は無い。
( この点オシロスコープでラインノイズを確認済みだ )

 実はこの補助電源は2セット製作した。
2セット目のファンは PC Cooling fan で有名な SANYO DENKI の製品を
使用した。Model 109P 1224H402 DC24V " San Ace 25"
Sanyo の場合 24V 用を 12V で使用するといったイリーガルな使用でもあり
消費電力はより大きく ( 120mA / 13V ) 振動も音も大きかった。
念のため記しておくが 24V で使用した場合は問題無かった。

 2002年6月に製作、毎週末に使用、鉛電池なので重いため ( @ 2.0kgr )
毎回持ち帰るのはわずらわしいこと、大容量なのでフルに使っても一ヶ月
以上持つので使用後はフィールドの草むらに隠しておき一週間後に取り
出して使用していた。

 充電は自作の充電器で 0.5〜1.0 Amp / 24 hour を目安に行っている。
適当なパワートランスフォーマーが入手できるのであれば秋月電子のキット
( K-00074 ) を使って専用の充電器を制作することをお勧めする。これを使用
すれば過充電、過放電とは無縁になることが可能だ。
 制作報告 ⇒⇒

 余談だがバッテリーの能力を示す例として、バイク ( 500cc ) のオリジナル
バッテリーを取り外し今回の電池を取りつけて( エンジンは無論冷え
切った状況で )エンジンスタートを試みた。
スターターは軽い音で回りエンジンは簡単にスタートできた。
 (注意) 本来の目的外の使用なのでバッテリーを劣化させる可能性が
高い。「私も試みたがスタートできなかった。」とのコメントを頂いた事も記して
おく。      

**** Appendix ****

 EOS-1D 純正の電池 NP-E3 はニッケル水素電池だ、今回使用した通称
鉛電池とは電気的特性は当然異なる。
3ヵ月以上の使用で EOS-1D は電源に関するエラー表示は皆無だった。
参考のため 1D が Battery low /marginal /out を表示する実測電圧値
を以下に示す。
当然だが公式の数値ではない、個人的に3個の NP-E3 を各20回程度
サイクル使用した延べ約 60 回の平均値だ。

Battery low 12.43 V 以下で表示。
Battery mark blinking ( Marginal ) 12.40 V 以下で表示。
Battery out 12.26V 以下で表示。
** 11.0 V 以下では Power on すらできない。
*** Reflesh させた場合 10.95 V で放電を停止する、 Canon はここまで
放電後チャージすればメモリー効果は生じないと考えているようだ。
疑問------------------
 ここで疑問なのだが、NiMH、ニッケル水素充電池でメモリー効果が発生すると
記述された資料を個人的に見た事がないのだ。Web で捜しても NiMH では
メモリー効果は発生しないとのコメントは多く見つける事は可能なのだが。

2005-11-29 Tue.
 このメモリー効果現象に関する実験を行った。 ⇒⇒

----------------------
 今回使用したPanasonic LC-RB0610P1 は 13.2 V 以上の値をを長時間
にわたり維持するため EOS-1D の上部 LCD のバッテリ・マークは常に
Full を表示していた。

 同様のアイデアを Canon D-30 にも使用可能とした。(次のページ )
現時点で ( 2002-11-10 ) 3セット製作した。
2004-08-16 補足 
 Canon EOS D30 / 10D 用のレギュレーターは現時点でベストと思われる
物をこちらの頁に紹介しておく 




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Count : C100  Count : C125 File name : Subs_NP_E3.htm