こうもりくん とあそぶ
コウモリ とおりゃんせ テスト
ey words  コウモリ 侵入 天井 捕獲 巣 ねぐら 自動撮影 ロボットカメラ
Rev.
22
Original :2010-09-05-Sun.
Updated :2014-09-06-Sat.


コウモリ [ とおりゃんせ ]  テスト


2010-09-05-Sun.
 「屋根裏にコウモリが営巣している。」とか「締め切った部屋だったのにコ
ウモリがいて驚いた。」などと聞くこともある。
 以前イタチが侵入可能な入口の大きさを調べたこともあり、( 参照
イタチ君の『とおりゃんせ』テスト。⇒⇒

 今回はコウモリ君の『とおりゃんせ』テストを試みた。

我が家は旭化成のヘーベルハウスだ。シャッター雨戸は(株)文化シャッター
社がヘーベル用に OEM したものだ。窓やテラス戸は TOSTEM社が OEM
制作している。このシャッター式雨戸の庇を兼ねたシャッター格納部にコウモ
リの侵入が見られたのだが各種対策を施した結果2年以上侵入は皆無であ
る。
 その後一か所だけ侵入可能な個所を作り彼らの観察に使用している。
一か所だけ侵入を許可したゲートを観察用に用意した。
 彼らの侵入を阻止するために追加した木材をカットして作った侵入口、
をホワイトラインで示した。大きさは 25 x 55 mm だ。彼らは自由に出入
りしている。


 この様な木製のブロックに 15mmφの穴を開け、先ほどの個所に取り付
けてみた。彼らが侵入するためには15mmφで奥行き 22mm のフィルター
をパスしなければならないのだ。

この様なラインで侵入しているようだ。
 こちらがその実装の様子だ。画像左に見える灰色の紙片は、黒褐色の
サッシを背景に同系の色のコウモリを撮影した場合より明確な画像を得
るためのものだ。
 彼らの侵入の判断は撮影画像がベストだが、長期間にわたる撮影は
困難なので、内部に残された糞や尿の痕跡で判断している。 設置し
て1カ月経過後から2回./週程度糞が観察されたことから(残念ながら
画像は得られなかったが)15mmφで奥行き 22mm の通路を通過可能
だと判断している。
 この件の捕捉説明 : ⇒⇒


 [ 難攻不落 ] だと自負していたのだが
さて、どこから侵入したのだろうか。
 内部に残された糞や尿の痕跡を侵入の判断基準としている。

原始的だが、侵入を確認する方法のひとつ。
 原始的で単純な手段だが、侵入口に(今回は細く切った粘着テープ)を
張り渡しておく方法もある。朝テープの状態を確かめることで彼らの『帰宅』
が判断できるわけだ。先ほどフィールドノートブックで再確認したが、この
テープが破損していた日は必ず内部に糞が見られた。

製作した各サイズのフィルター
 今までに試みたフィルターブロックの例。左は 11 x 26 mm ( D= 18mm )
中央は前述した 15mmφ ( D= 22mm )、右が 20mmφ ( D= 13mm )
 すべてのフィルターで侵入が確認できた。右端のフィルターを使用した
時侵入回数は最も多かったが、穴が大きいため侵入しやすいのか、季節
が関係したものか不明だ。
_
2011-05-25 Wed.
 その後の再テストでは上記3件の内 15mmφのフィルターについては侵入
を再確認できなかった。以前の確認方法は庇に残された糞や尿の痕跡で行った
のだが、庇内部の途中に引っかかっていた以前の糞がテスト時に落下した
物を誤認した可能性も考えられる。

 現時点のテスト方法はより信頼性の高いセンサーを通路の出口側と入り口側に
セットして得られた信号をファームウエアーで解析したデータと DSLR に記録され
たタイムスタンプを使って判断している。
2011年7月の時点のモニターシステム
 上()は 2011年7月の時点のモニターシステムだ。

私の小指の第一関節しか入らぬ穴を通過するのだ。
 私の小指の第一関節しか通らないような穴を彼らは通過可能なのだ。
「締め切った部屋なのにコウモリがいて驚かされた。」などの例も、テスト
が示すように 11mm の隙間があれば侵入可能なことから、どこかにその
程度の隙間があったのではなかろうかと想像している。

スロットの幅は約11mm
 2011年7月にも約 11mm の隙間から出入りしていた事例が観察された。

二階の窓なのでひとまず
室内から撮影する事にした。
 画像記録は屋内にカメラ機材を置いて試みた

物置に転がっていたギアボックス付きの
モーターを使う事にした。
 侵入口は屋外なので、彼らを感知した時点で窓を開け撮影する方法だ。

コウモリの接近を感知した最初の
一回に窓を開けるのだ。
 このモーターを利用してコウモリの接近を感知した最初の一回だけ窓を自動
で開けることにした。

ひとまず彼(彼女)の侵入を
画像に残すことができた。
 Thu. Sep.25'08 02:03:08 Canon EOS 30D/EF200mmF2.8 ISO:400 420EX RCS Model-18
 No filter block 状態でのテストで侵入直前の彼(彼女)の記録が残せた。

いったん姿を見せたがストロボ光を嫌い巣にもどった。
 採餌のために出勤するコウモリ君。姿を見せたがカメラのストロボ光を
気にしているように思われる。(ロボットカメラの撮影なので彼らの挙動
の詳細は不明だ。)

2010-09-02-Thu.
こうもりくんの『とおりゃんせテスト』
Thu. Sep.02'10 00:25:18 Canon EOS-1D EF28-135mm  ISO400 Speedlite 420EX Robocam Model-4
 その後侵入防止の木材の木材を交換した。理由は2件で、1:糞や尿
で木材の汚れが目立ったこと。 2: 『ねぐら』ならば毎晩毎晩帰巣する
と思うのだが0〜2回/週程度であること。つまり現状では「気が向いたら
お泊り」程度に過ぎないらしい。

 新しく侵入口は 20 x 25mm の楕円形にして侵入しやすくした。侵入回
数が多ければ画像記録のチャンスも増えるのではないだろうかとも考え
たのだ。この画像はシャッター部を全閉にしないで、フィルター通過後の
様子を記録したものだ。


2010-09-07 Tue.----------------------------
 過去製作したセンサーはコウモリの接近を感知するものだった。飛来の
時点で感知可能なため、カメラシステムの動作が速過ぎて希望の画像が
得られぬこともあった。今回はより遅い時点、つまり『とおりゃんせテスト』
のフィルターを通過する時点で感知するシステムを製作することにした。
 結果として失敗作品になるかも知れないが、製作時点から報告を上げて
おこう。
朴の木を素材選んだ。
 DIY ショップで入手した 30x10 mm の朴の木を 10cm の長さにそろえ
20 mm の穴を開ける。

Ir LEDとフォトトランジスタを用意して。
 ジャンクボックスからフォトトランジスターと Ir LED を引っ張り出してきた。
Memo' : 購入時の単価 LED @20.-  Ph-Tr. @110.-
 フォトトランジスターは外装が錆びて真黒だが購入時はピカピカだったの
だ。無論機能的には問題ないはずだ。 ↓は RCS :ロボットカメラシステム
Model-18 を製作時に記録した画像だ。
入手時はピカピカだったのだ。
 同一仕様品だが当時 ( 2008年) の入手価格は LED @10.-  Ph-Tr.
@100.- だった。

彫刻刀とカッターでコンポーネントの収納部を作る。
 彫刻刀とカッターでコンポーネントの収納部を作る。

二枚の板を合わせて
 収納部に各コンポーネントを納めて二枚の板を張り合わせる。
動作原理は説明しなくてもお分かりだろう。丸い穴(コウモリの通路)
を彼らが通過する時、彼らの体で LED の照射光が遮断される事で
感知するアイデアだ。
 参照 完成後の動作テスト ⇒⇒

ひとまず完成
 ひとまずセンサー部分は完成した。後は感知回路の設計と組み上げ
作業が残っている。

2010-09-08 Wed.----------------------------
 過去製作した機器の回路図や部品リストはいわゆる Magnetic File とし
て記録されている。
過去の作品は電磁ファイル化されている。
 Win-98 頃の一部のデータは Win-7 ではソフトウエアの関係で読みとれ
ぬため、今回は以前 web で得た回路に私がテスト回路で得たパラメータ
ーを元にモディファイを加えた回路を採用することにした。

以前の回路をモディファイした物を製作した。
 回路の一部は実際にテスト回路を製作して最適のパラメーターを得る方
法はいつもの私の手段だ。
_
指先をコウモリだと仮定して、
穴に侵入すると、、。
 シンプルな回路なので短時間に組み立ては完成した。指先をコウモリ
だと仮定して、通路の穴に指先を挿入すると背後の回路の赤い LED が
点灯する様子をマウスポインターを画像 #10-5940 上にスライド In &
Out してご覧いただきたい。

 LED の点灯回路をカメラレリーズ回路に変更すれば、コウモリが通路を
出入りする度にカメラが動作するわけだ。
 PIB 部分は私の IP なので画像にマスクをかけている。(現時点では
回路は非公開としておく。)

2010-09-09 Thu.----------------------------
 さっそく現場にセットすることにした。
現場に取り付けることにした。
 現時点の出入り口は 20 x 25 mm のサイズで一体型なので、画像白
矢印の個所で切断してセンサー付きのブロックと置き換えるのだ。

特に問題もなく取り付けは完了した。
 おおきな問題もなく取り付けは完了した。ロジックモジュールは雨戸シャ
ッター格納部に納めて電源とカメラコントロールライン(画像右の白矢印)
を引きだしている。

新しいサイズの出入り口。
 ダークブラウンのサッシを背景に同色系のコウモリを撮影したのでは
明確さを欠く画像になるため背景用に貼り付けた白紙も新しくした。
 本格的な観察・記録は彼らがこの変化に馴染んでからなので、それ
までにいくばくかの時間が必要だろうがテストを兼ねて今夜からバッテ
リーとカメラを繋いでスタートする事にした。このままではカメラが動作し
ても室内を撮影するだけだが、画像のタイムスタンプを調べて得られる
彼らの帰宅&出勤時間は観察データの資料として使えるのだ。

 その後よりレベルの高い機能を持つ『とおりゃんせテスト』用モジュールを
制作した。(
_
2011-06-01-Wed.
コウモリの出勤と帰宅を自動判別するセンサー
 以前からの観察で出勤してから帰宅までの時間が 30分以内の事例がある
ことは掴んでいた。また一晩に複数回数回出勤・帰宅を繰り返すことも同様に
掴んでいた。そのため単純に出入り口にセンサーをセットしただけでは出勤・帰
宅の正確な判別がつかない可能性が考えられ調査資料の信頼性にも疑義が
発生しかねない。
 この対策として出入り口の通路の彼の動きを判別して、つまり出口へ向かって
移動すれば出勤、その逆の方向へ移動すれば帰宅と判断機能を持つセンサー
を制作した。画像の作品は最終試作品だ(表示モジュールは他の作品を現時点
で流用中)。
 例によってマウスポインターを画像 #11-5153 上にスライド In & Out してご覧
いただきたい。

 指先を入り口に手前側から挿入する時、逆に画面奥側から挿入する時の動き
に応じて表示モジュールの LED の変化が見られるだろう。

 FYI  : このセンサーの制作作業報告 ⇒⇒


_
2010-10-18 Mon.
 先日製作したコウモリ君の通路センサー:Path minder で得た画像を
紹介しておこう。

 Mon. Oct.18'10 02:14:34 Canon EOS-1D /EF100-400mm @210mm ISO:400 420EX RCS  Model-20
 彼らがフィールドで採餌行動を終え [ ねぐら ] へ帰る時間は季節により
変化があるが、個人的観察例では 01:00〜04:00 ころが多いようだ。
 我が家の例ではこの様に窓枠に止まりその後枠をよじ登りシャッター式
雨戸の庇部分に侵入して、我々から見れば逆さまの頭を下にした姿勢で
休む。残された糞の位置が毎回同じことから『お気に入りの休み場所』は
決まっているらしい。
 マウスポインターを画像上にスライド In & Out することで彼らが手足を
使い壁をよじ登る動作が見られる。
 現時点の侵入口のサイズは短辺= 21 mm 長辺= 30 mm の長円(小判
型) 
彼らのしっぽ
 Mon. Oct.18'10 02:14:34 Canon EOS-1D /EF100-400mm @210mm ISO:400 420EX RCS  Model-20
 彼らの尾は三角形をしているものと思っていたが、本来の尾はネズミと
同じ形状だと知った。コウモリの場合後脚と被膜でつながっているため
一見逆三角形に見えるわけだ。

2011-05-25 Wed.
彼の住まいの玄関に入るコウモリ君
 Camera Canon EOS 10D / Lense Canon EF50mmF1.4 Int'storobe
 四つん這いになって 21mm x 30mm の彼の住まいの玄関に入るコウモリ君
どなたでも尾や足は判別可能だろうが、右手(足)の小指は飛膜を畳むと、こ
んな位置に見えると知る人は少ないのではなかろうか。(実は私も最近知った
ばかりなのだが・・・。)

 :::訂正 :::
 2001-06-06-Mon.

 上の画像 #115071-04 で [ 尾 ] と記した部分だが、私のミスだ。尾であれば
後脚につながる飛膜が見えるはずだ。おそらく左前脚の中指 or 人差し指 or
小指でないだろうか


[ りらっくま ] 君にポーズをとってもらった。
 画像 #11-5071-04 のコウモリのポーズをリラックマ君に真似てもらった。通路用
の木製の穴が開いた木製ブロックは本番で使用していたものだ。この様に上半身
が内部へ入った状態のコウモリ君を下から撮影した画像なのだ。

 FYI
 コウモリ君の [ からだ ] ⇒⇒
 この画像を記録したロボットカメラシステム 
⇒⇒

『出勤』のため玄関から姿を見せた。
 Camera Canon EOS 30D / Lense Canon EF50mmF1.4+1.4X ISO 400 Int'storobe 自動撮影
 『出勤』するコウモリ君。この画像だけでは誤解を招きかねないので補足
説明を加えておく。コウモリ君は頭を下にした垂直の姿勢で降りている。


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