こうもり ( アブラコウモリ )

コウモリ 彼らの一日
key words  コウモリ 飛翔 飛行 捕獲 ねぐら 自動撮影 ロボット撮影
Rev.
64
Original :2011-04-29-Fri.
Updated :2011-11-21-Tue.


コウモリの一日
[ 出勤 ]


 群れで生活する野生動物には成人(成鳥/成獣)したオスの個体が群れを離れ
単体で生活する事例が見られると聞く。数年前から我が家の雨戸の庇にはコウ
モリが単体で住み込んでいるがグループから離れたオスなのだろうか。( 彼ら
の平均寿命から考えると同一個体ではないと思われる。)

 ご存じのように日没後周囲がうす暗くなり、通行車両の半数がスモールライト
やヘッドライトを点灯する頃、コウモリは採餌のため [ ねぐら ] から出勤する。
 冬眠期以外はほぼ毎日出勤するが日によっては巣にこもったままの日も見ら
れる。出かけぬ理由だが、観察初期は天候に影響を受けると考えたのだが雨天
や風の強い日以外の通常の日でも出かけぬ場合がある事を知った。
 また出勤時刻についても2年以上観察を続けているがサマライズした出勤時刻
を見るとほぼ同じ時間に出かけていることが分かる。具体的には前日の +/- 30分
の範囲におさまるのだ。しかし例外も多く 23:00 を過ぎてから出かけた観察事例も
あり現時点では出勤する場合とそうでない場合、例外的な出勤時間の理由は不明
だ。

 帰宅時刻は出勤後 30分 〜10時間後で定まっていないようである。また出勤
の時刻はゆっくりと変化していて、つまり4月から8月頃までは徐々に遅くなりそ
の後10月に向けて徐々早くなっている。

 例外的行動として、特に理由(天候や気温など)は考えられないのだが出かけない
日が数日(過去観察事例では最大四日)あったり、出かけたまま数日(過去観察事例
では最大七日)帰宅しない事例も見られる。

基本的にコウモリは臆病な性格だ。
 Camera Canon EOS 40D / Lense Canon EF200mmF2.8 ISO 400 Ext'storobe 自動撮影
 コウモリは基本的にとても臆病な性格だ。出勤時間が近付くと出入り口から
周囲の安全を確かめた後そっと姿を現す。画像の白矢印に注目しながらマウ
スポインターを画像上にスライド・インしていただきたい。ちらりと見える小さな
小さな影は出勤前の周囲の安全を気遣う彼の耳の影なのだ。
 画像下部に見える明るい部分は(このアングルから見える)夕方の空だ。

タイミングがうまく合うと彼の顔を
記録できることもある。
 運よくレリーズのタイミングが合うと彼の顔を記録できることもある。普段は耳の
影や指先が記録できる程度で、周囲の様子見の場合は顔を大きく出すことは少な
い。
 以下に提示した表は 2010年の出勤・帰宅の記録の一部で変化の大きかった
10日間のサマライズド・リポートだ。
Date Cl' Left   Arrive Appendex
2010-05-03 19:00 23:12  採餌に出向いた時間 04:12
2010-05-04 --:--  --:--  雨も風もなかったが、外出せず巣ごもり
2010-05-05 18:59 --:--  帰宅しなかった。
2010-05-06 --:-- --:--  帰宅しなかった。
2010-05-07 --:-- 04:23  採餌場所が天候不良で現地で一泊か?
2010-05-07 19:57 20:45  採餌に出向いた時間 00:48
2010-05-08 19:15 20:20  採餌に出向いた時間 01:05
2010-05-09 19:18 20:12  採餌に出向いた時間 00:54
2010-05-10 18:52 20:40  採餌に出向いた時間 00:48
2010-05-11 19:25 21:23  採餌に出向いた時間 00:58
2010-05-12 19:26 --:--   
2010-05-13 --:-- 02:25   採餌に出向いた時間 06:59 夜間雨
 cf : 2011年の通勤記録の一部 ⇒⇒

 記録された時間は自作センサーで自動記録したもの。2010-05-04 や
05-06 には出勤/帰宅時間が記録されていなかったためセンサーの誤動作を
疑い庇の内部を目視チェックするなど精度の高い資料を目指している。
 個人的には採餌には数時間かけているだろうと予想していたのだが5月期
はほぼ1時間/1日で 2011年度も同様だ。冬眠前の季節にはこの時間が
長くなるのでは(餌を多く摂る)ないかと想像している。2010年の冬眠前の
期間の情報は当時 PC がウイルス攻撃を受けデータが破壊されたため公開
は不可能だ。
 センサーは信頼性向上のため常時改良、新しいアイデアのモデルの制作
長期間のベンチテストを繰り返している。彼の出入り口のセンサーも 2011-06
-01に機能強化した Evolution model を制作した。⇒⇒

FYI 出勤/帰宅の記録方法 ⇒⇒

いったん姿を見せたがストロボ光を嫌い巣にもどった。
 外界の様子を確かめるため顔を出したコウモリ。姿を見せたがカメラのストロ
ボ光を気にしているように思われる。(ロボットカメラの無人撮影なので彼らの挙
動の詳細は不明だ。)

小雨の夕方、外界の様子を見るコウモリ君
 Camera Canon EOS 30D / Lense Canon EF50mmF1.4+1.4X ISO 400 Int'storobe 自動撮影
 雨や風はねぐらで音や湿度で把握しているのだろうが、小雨の日などは出入口から
外界を覗きその日の『出勤』の判断をしていることもある。
 マウスポインターを画像上にスライド・インしていただきたい。

『出勤』のため玄関から姿を見せた。
 Camera Canon EOS 30D / Lense Canon EF50mmF1.4+1.4X ISO 400 Int'storobe 自動撮影
 『出勤』を決意すると彼らの見かけから想像できない素早い動きを見せる。

出入り口から姿を見せた直後にダイブする。
 Camera Canon EOS 40D / Lense Canon EF200mmF2.8 ISO 400 Ext'storobe 自動撮影
 出入り口から姿を見せた直後に彼は地表めがけてダイビングする。

デルタウィングの新鋭戦闘機・・・・みたい。
左の飛膜はまだ開いていない、右は開く直前だ。この時点では浮力を得る手段
などないため彼は落下するだけだ。しかし半開の飛膜をうまく使えば落下の方向
はコントロール可能だ。


 後ろ足は後部へ伸ばしていて爪の曲がりの方向から足の裏を上へ向けている
とわかる。左右の前足の中指 or 薬指の爪部も見える。スタートはリバースデルタ
ウィング(←こんな用語あるのかな?)の新鋭ジェット戦闘機を思わせるが、その後
にひらひらと飛膜で飛行する姿は初期の複葉機の様でモダーンとクラシックのハイ
ブリッド・フライトと言えよう。

 はこの直後の飛膜を拡げ始める様子。
後脚を大きく開くことで尾膜が開く
 一見ふざけた様な格好と前歯が欠けた口を大きく開けているため”お笑いタレン
ト”の様なイメージを持たれるかも知れないが、上前歯が無い(小さい?)のは超音
波を無駄なく照射するためで、受信用の耳はピンと立っている。後脚を左右に大き
く開くことで尾につながる尾膜を開いている。また尾膜には”ダニ”に食われた痕跡
も見える。

_
 主翼(飛膜)の羽ばたきを始める。
ねぐらの通路を飛び出して 0.3 秒後の姿勢
 Fri. Jun.24'11 19:24:00  Canon EOS 30D / EF28〜135mm @56mm ISO400 Int strobe=On By Robot DRW# 028
 ねぐらの通路から飛び出して約 0.3 秒後の姿。今の季節のこの時間 19:24:00
の空はまだ明るさが充分残っている。


コウモリの一日
[ 帰宅 ]


 毎晩ほぼ同時刻に採餌に出かけているが帰宅時間にはばらつきが見られる。
個人的には毎晩数時間を採餌に出かけているだろうと想像していたのだが、具体
的にデーターを集めた結果それほど時間をかけていないと知った。
 観察中の個体のみのデータなので簡単に結論は出せないが、1日24時間の内
20時間以上を「ねぐら」で過ごしていることになってしまう。繁殖期になれば生活
パターンも変わるのだろうか?。疑問は募るばかりである。
_

 Mon. Oct.18'10 02:14:34 Canon EOS-1D /EF100-400mm @210mm ISO:400 420EX RCS  Model-20
 侵入口にロボット撮影のためのセンサーを付け、黒褐色の彼らの体を明確に
するため白紙を壁部分に貼り付け 2010年10月に記録した画像。

暗闇の中、最初の着地点
 Thu. May.26'11 20:31:22 Canon EOS-30D /EF28-135mm ISO:400 Int' Strobe  Model-25
 暗闇の中を飛翔して来た彼の最初の着地点。そして直後の状況(
_

 同じ画像に続く画像をトリムした。マウス・ポインターを画像上にスライドイン
して示される画像は 0.5秒後の状況。現場を目視観察した印象は『来た!
⇒(入口に)入った!⇒(姿が)消えたっ!。』である。

 いつ帰宅するか判らぬまま待ち続けることも難しいが、現れた段階でカメラ
をレリーズすればストロボの光を嫌い飛び去ってしまう。だからと言って一呼吸
待つ間に彼は入り口に飛び込み姿を消す。不器用な私では到底困難な撮影だ
が、この様な状況では自動撮影システムのありがたみがよくわかる。無論ロボ
ットでも感知した後レリーズする時間は百分のN秒単位の試行錯誤の結果得ら
れたものなのだ。
 カメラやストロボにも配慮が必要だ。単純に待っているだけではこれらの機器
はスリープモードに入ってしまう。これではいざという時にはスリープから目覚め
るための時間が必要で実際の撮影には間に合わない。それならばとスリープを
キャンセルして待つにはバッテリーが持たないのだ。

FYI : 対策として私がストロボに加えたモディファイ ⇒⇒

_

コウモリの生活 雨天の日

 私は野生動物の専門知識を持たぬアマチュアだができるだけ主観を入れない
リポートを心がけているつもりだ。また画像を多くアタッチすることで読者の客観的な
判断の手助けにしたいと考えている。
 過去の観察経験からコウモリの行動に雨はあまり影響を与えていない様に思われ
る。雨天には採餌に出向かないと断言した web のリポートも散見するが雨風のない
快晴の日でも採餌に出向かぬ事は珍しいことはないので雨だから出かけないとの
根拠は薄れるのではないだろうか。

 具体的に ある雨の日の行動観察例を示そう。

2011-06-20 Mon. 大雨注意報が発令された。雨は降ったりやんだり、06-21 03:00
頃は豪雨だった。

2011-06-20 18:55 小雨 採餌に出向いた。モニターのステータスは [ On the field ] 。
2011-06-21 00:24 帰着。しかしカメラのストロボ光を嫌って飛び去った。
2011-06-21 01:33 帰着。カメラのストロボ光を嫌ったがねぐらへ入った。モニターの
            ステータスは [ In the nest ]が表示されていた。
2011-06-21 04:27 外出。ステータスは [ On the field ] 本格的雨。
2011-06-21 04:35 帰着。ねぐらへ入った。ステータスは [ In the nest ]

 前述したようにこの日は一時的に小雨もあったが、ずっと雨が続いていた。この雨の
中を採餌に出向き、餌場で雨を避けるため一泊することもなく帰宅、帰宅後さらに
雨の中を2度目の外出を行っている。第三者からの疑義に応えられる様にこれらのす
べての行動を示す画像記録 : 通路から出かけたり雨滴を身につけて帰着する様子
はすべて複数のカメラの画像で残されている。

 個人的は彼らの外出に大きな影響を与えるのは『風』ではないかと考えている。
この件についても後日報告を上げるつもりだ。

雨天の日の帰宅
 前述したが出勤の可否は雨天の場合は雨量に関係がない。小雨でもねぐらに
留まる日もあれば本格的な雨の中採餌に出かける事例もある。これは採餌フィ
ールドが数キロ先なので現地の天候は出向いてみなとわからぬため、ひとまず
現地に向かうのだろうか?。
 
雨天の帰宅。光っているのは雨滴
 この画像が記録された日は当地は曇りだったが降雨はなかった。帰宅した
彼の体に雨滴が付いているようだが採餌フィールドは雨だったのだろうか。 

雨の日の帰宅(その-2)
 Fri. May.27'11 20:53:26 Canon EOS 30D/EF18-135mm ISO:400 420EX RCS Model-25
 この画像も雨の日に帰宅したものだ。体に付いた雨滴がカメラのストロボ光
を反射して輝いている。 当日は台風2号の影響で 2mm/Hour 以上の雨量だ
った。この雨では出かけることはないだろうと考えたが念のためセットしておいた
カメラに記録されていた。この日は出勤後 45分で帰宅している。

その後1分ほどこの姿勢の記録が残っていた。
 その後約1分ほどこの姿勢でいた事が記録された画像から見て取れた。画像の
荒れを承知でトリムすると普段はビロードのような体毛が濡れそぼっていることが
明らかにわかる。すぐにねぐらに入らなかったのは外気で体毛を乾燥させる目的
だったのだろうか。上の画像に比べ反射する背中の水滴が少ないように思われ
るのだが、、。

雨天でも水浴後でもない。
  Tue.May.02'05 06:23:10 Canon EOS 10D#1/EF300+1.4x  ISO400
 2002年5月に記録した濡れそぼった体の野鳥 [ モズ ] の母親。彼女は水浴後
でもなく当日雨天だったわけでもない。朝露の草むらでヒナの餌集めをしていたの
だ。
 時には数日間食事もしないで [ ねぐら ] で過ごしても平気なコウモリが(提示し
た事例の様に子供のための餌集めという)必然性もないのに雨天のフィールドに
出かけるのだろうか?、コウモリの挙動には専門知識を持たぬアマチュアの私に
は疑問が多い。

 FYI 野鳥 [ モズ ] の観察報告 ⇒⇒
_
コウモリ君の 出勤/帰宅時間の記録方法

 彼の『勤務状況』を把握するため自作のセンサーを利用して自動記録している。
コウモリ君の侵入モニタリング・システム
 現在 ( As May.2011 ) 稼働中の勤務状況モニターシステムだ。通路にセット
されたセンサーが彼を感知するとレンズなしのカメラが動作して(何も写ってい
ない)画像が記録されるのだ。画像データにはタイムスタンプが記録されるの
で後日画像ファイルを整理すれば日時が判明するわけだ。
 無論レンズを付ければ画像も記録されるわけだが撮影のためにはストロボ
発光の必要があり、ストロボ光は彼の行動に影響を与える可能性を避けるた
め撮影を控えているのだ。
 出口から姿を見せた彼はストロボ光を嫌ってねぐらへ戻ることが多く結果とし
て出勤記録時間の精度を下げる原因になると考えるのだ。

FYI  光を嫌う件の実験 ⇒⇒
_
2011-06-01-Wed.
 より詳細な観察のためにステータスインジケーターを制作した。この機能を
一言で述べれば”彼が今ねぐらにいるのかフィールドに出ているのか”を判別
するものなのだ。

コウモリの出勤と帰宅を自動判別するセンサー
 以前からの観察で出勤してから帰宅までの時間が 30分以内の事例がある
ことは掴んでいた。また一晩に複数回数回出勤・帰宅を繰り返すことも同様に
掴んでいた。そのため単純に出入り口にセンサーをセットしただけでは出勤・帰
宅の正確な判別がつかない可能性が考えられ調査資料の信頼性にも疑義が
発生しかねない。
 この対策として出入り口の通路の彼の動きを判別して、つまり出口へ向かって
移動すれば出勤、その逆の方向へ移動すれば帰宅と判断機能を持つセンサー
を制作した。画像の作品は最終試作品だ(表示モジュールは他の作品を現時点
で流用中)。
 例によってマウスポインターを画像 #11-5153 上にスライド In & Out してご覧
いただきたい。

 指先を入り口に手前側から挿入する時、逆に画面奥側から挿入する時の動き
に応じて表示モジュールの LED の変化が見られるだろう。
 今回製作したステータスインジケーターはマイクロプロセサー:MPU を使い
より詳しいコウモリの挙動を把握可能だ。以下にその機能を解説する。


 上の図がその基本アイデアだ。コウモリの出入り口から彼の[ねぐら]のへの
通路に2個の非可視光線(赤外線 LED )センサーをセット。図の黄色い矢印が
赤外線ビームのイメージだ。るコウモリの体がビームを遮断することで彼をセン
スするありふれたアイデアだが、2個のセンサーを使うことで彼の行動をより詳
しく観察できるのだ。そのため今回製作したステータスインジケーターはマイク
ロプロセサー:MPU を使いより詳しいコウモリの挙動を把握可能だ。以下にそ
の機能を解説する。


   
2個の矢印は赤外線ビームを示す。下が入り口側(A)、上がねぐら側(B)のセンサーと
して機能する。彼が侵入口から通路へ入ると、


   
 下側(入り口側)のセンサーが感知して MPU:マイクロプロセサーは『侵入』を
知る。この後彼が侵入を止め飛び去った場合、 MPU は『いったん侵入したが
飛び去った』と判断したステータスを記録する。

   
 さらに彼が侵入すると。上下2個のセンサーをマスクするため MPU は『通路
中央まで侵入』と判断・記録する。

   
 この後上のセンサーのみが感知したことで『奥まで侵入』と MPU は判断・記録
する。
   

   
 さらにセンサーが何も感知しなくなった事で MPU は『ねぐらに入った』と判断する。

   
 その後、もし下側センサーが感知すれば『別の個体が侵入しようとしている。』と
判断できる ( Case-1)

   
 多くの場合 ( Case-1) と異なり、上側センサーが感知することで『彼は出勤
しようとしている。』と判断できる。⇒さらに上下センサーが感知することで『通路
を進行中』、⇒下側のみ感知、⇒感知なし。で『彼は出勤して行った。』と判断
できるわけだ。
   
 下の画像 #11-5218 がそのセンサー部と MPU モジュールだ。現時点のファー
ムウエアーは2個の LED と小型ブザーでステータス表示するようにデザインされて
いる。
2011-06-05-Sun.
ファームウエアーも完成した。
 要求項目をすべて満たしたファームウエアーも完成した。今後 数カ月のFVT で
開発時点では予想していなかったインシデントに対応可能なようにエンハンスメン
トを加えて完成するのだ。画像左下のモジュールは最終的にはコンパクトなキャビ
ネットに収納する予定でいる。
 セットした最初の日の彼の出勤時間の頃、部屋で書類整理などしながらスタンバイ
してみた。

1: 19:40 グリーンの LED が Blink すると同時に Pi Pi とアラームが鳴った。通常の
   使用では不要だが、Reset key を押しながらパワーオンするとアラーム音が有効
   になるモードでファームウエアがスタートするのだ。
   グリーン LED が Blink の意味は彼がねぐらから出口までやって来たこと意味し
   ている
2: その後グリーン・レッドのLED が Blink して彼が通路中央位置まで下りて来たこと
   が示される。
3: しかしグリーン LED のみ変わる。つまり彼はすこし後ずさりしたわけだ。この動作
   を数回繰り返した後レッド LED が Blink した後彼が通路から落下するように飛び
   出し夕闇の中に消えていった。
4: その後通路センサーはレッド LED のみが点灯して『On the field : 外出中』を示して
   いた。
5: 彼の帰宅だが 23:00 頃居間 TV ニュースなどを見た後部屋に戻ると『ねぐらで休
   憩中』を意味するグリーン LED のみが点灯しており別のカウンターモジュールは
   『撮影済み』を表示していた。カメラの画像を確認すると帰宅する彼の姿ととその
   時刻が記録されていた。
6: 私の年齢では夜間でも目覚めることが多いが 03:00 頃目覚めたので確かめてみ
   ると『 On the field : 外出中』が表示されていて、翌朝 06:00 頃目覚めたときは『 In
   the nest : ねぐらで休憩中』
   が表示されていた。つまりこの日コウモリ君は2回出勤したわけだ。
 
 蛇足だがこのセンサーを店舗のゲートにセットすれば、入店するお客には『いらっしゃ
いませ。出店するお客には『ありがとうございました。』と顧客の行動に応じたアナウン
スメントが可能になる。(多分このアイデアはどこかのメーカーで特許登録済みだと思わ
れる。)


 FYI  : このセンサーの制作作業報告 ⇒⇒
_

コウモリの一日
[ 食事 ]


 web などで調べると「コウモリは大食漢で毎日自身の体重の 1/3 程度の昆虫を
食する。」 などの記述が多くみられ、サイトによっては体重の 1/2 との記述も見
られる。
 個人的にはこの件について大きな疑問を持っている。疑問の根拠を以下に記
そう。

1: 彼らが出かける時間、帰巣する時間を調べれば採餌のための時間が分かる。
   個人的に調査したデータでは平均2時間以下なのだ。これだけの時間内で
   web で示されるような量の食糧(昆虫)を食することが可能だろうか?。
_
2: 食物を摂取すれば当然排泄される。鳥類と異なり哺乳類なので糞と尿は分離
   して排出される。彼らの糞はとても軽く2個でようやく私の所有するスケール
   のミニマムデジットが表示される程度なのだ。
   概算だが、体重を 8.0gr. と仮定すると食事量は約 2.6gr と推定される。この内
   2.0 gr を糞として排出すると仮定すると糞の個数は数百個・・・。
   帰巣後ねぐらで排出する糞は平均 1〜2 個、残りは飛翔中に排出するのだろ
   うか。1日の平均2時間以下の飛行時間に数百個の糞を排泄すると、、、
   数十秒毎に排泄することになる、、、あり得ないことだと私は考えるのだが
   識者の解説が望まれる。

通常の糞
 普段排泄される糞。 L=約 10mm φ=約 3mm 重量は 1/100 グラム以下。
標準的な糞の重さは 1/100 グラム以下。
 所有する 1/100 グラムのスケールでは測定不可能だ。4/1,000 グラム
以下だと考えられる。

 野生動物(飼いネコなども同様)は危機的な状況から逃げるとき脱糞する事例
が見られる。コウモリも同様なのだろうか。
 個人的には一回だけの観察事例なのだが、コウモリが部屋に迷い込んだ時、
室内をぐるぐると飛翔後壁に止まり数分で多量の糞をしたことがあった。特に
追い回すなどしなかったのだが彼はパニック状態だったのだろうか。
パニック状態のコウモリの脱糞(だろうと考えている)
 標準的な糞の 1/2〜1/3 の大きさの糞を数分間で10個以上排泄した。
よく見ると繊維状のものが観察されるが、数日経過後発生したカビ状のもの
だ。普段排泄される糞を観察のため保管したことは数回あるがこの様にカビ
が生えた経験はない。今回の脱糞はより水分が多いように感じたがカビ発生
の原因だったかも知れない。

重さを調べてみた。
 重さを調べてみた。(採集後数週間経過後の重量)

FYI : 彼らの体重を測ってみた。 ⇒⇒

3: 個人的観察例では天候などとは無関係に採餌に出かけず「巣ごもり」する日が
   時々見られる。また天候などの影響で出かけられぬ日もあり、最大連続4日
   間の巣ごもり事例を観察している。
   大量に食する日と断食の日が不規則に混在する食生活なのだろうか?。
_   不確かな記憶だが [ 冬眠 ] 同様 [ 夏眠 ] する生物もいるそうだ。
   高等動物のコウモリにも夏眠があるのだろうか。

4: 精度の高い調査、例えば出かける時点で数百の単位で捕捉して平均的な体重
   を記録、レリーズ後帰巣時に再度捕捉・体重測定。その差から食事量を推察
   した様な資料はないものだろうか。
_

コウモリの生活 日中の飛翔

2011-07-15 Fri.
 コウモリの活動時間は基本的に夜間なのだが、「明るい日中にコウモリが飛ぶ
のを見た。」と聞くこともある様に彼らは必要に応じて日中でも飛翔する。

 観察事例 (自作のモニタリングシステムのログから)
 2011-07-14 19:29 ねぐらを出て採餌に出かけた。普段は 20:30〜04:30 頃に
帰宅するのだが 06:30 になっても帰宅が検知できなかった。時には数日帰宅し
ないこともあり、
この様な「外泊」は珍しい事ではなかったのだが。
2011-07-15 11:30 頃にコウモリモニターシステムのステータスが In the nest つまり
ねぐらに居る 。と表示されていることに気付いた。
 さっそくログを調べてみるとねぐらに入った時間は 10:48 だと分かった。理由は
不明だが彼は採餌場から(明るい日中に)帰宅したわけだ。
 この日はモニタリングシステムにカメラをリンクしていなかったため画像記録は
得られなかったが次回この様なチャンスがあったらカメラで画像記録を残すつもり
だ。
2011-07-24 Sun.
 昨日 19:18 にねぐらを出て今日 03:58 に帰宅。その後 04:27 に2回目の採餌に
出かけた。そして帰宅したのは 09:34 だった。
03:58 に帰宅した時(右下の空は真っ暗)
 03:58 に帰宅した時。画像右下の空の色は真っ暗だが、、、。

09:34 に帰宅した時(右下の空は明るい)
09:34 に帰宅時の空は明るく(逆光になるため)ストロボは動作しているが
全体に暗い画像となっている。


日中[午後 3:00 )に出勤するアブラコウモリ
 彼がねぐらから出入りする時間は自作ロボットシステムで 数か月間モニタリング
を続けているが24時間体制ではなく日中は電池の充電などのため停止していた。
24時間のモニタリングに切り替えて1週間後のある日午後3時にねぐらから出て採
餌フィールドへ向かう様子が記録されていた。背景の明るい空の色からも日中の様
子だと見て取れる。今後もさらに観察を続けるつもりだが日中の飛翔はそれ程珍し
いことではないのかも知れない。

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