こうもりくん  Rev.23 Original :2008-09-01-Mon.
Updated :2011-07-28-Thu.


コウモリと遊ぶ

2008-09-26-Fri.
 我が家の雨戸は引き戸形式ではなくシャッター形式だ。窓の上部は庇を
兼ねたシャッター・ブレードの格納部だがここにコウモリが住み込んでいる。
 過去数年間侵入口と思われる箇所をふさぐと当分侵入は防げるのだが月日
が経つと(1〜2年)再び侵入している事に気づかされる。

 彼らはどの程度の大きさの穴ならば侵入が可能なのだろうか、以前同様の
テストを時々物置に姿を見せたイタチで試したが同様の事をコウモリで試すこ
とにした。
 (参照 ⇒⇒イタチの『とおりゃんせテスト』 )

入口をふさいだガムテープを
食い破り侵入していた。
  以前侵入口をふさいだガムテープを食い破り直径 12mm 程度の通路から
侵入した観察経験があるので似たようなサイズから初めて見よう。
 以前の侵入通路の例。 ⇒⇒

2008-09-26-Fri.
最初のテストは14mmφの穴を
通過できるか否かだ。
 最初の『とおりゃんせテスト』 は15mmφの穴を通過できるか否かを試すこと
にした。 早速物置(私の工房)で必要部品の加工を始める。
 ちなみにこの約4坪の物置は日曜大工で私が組み立てた作品だ。

通路は直径 14mmφ長さは 24mm だ
 通路は直径 15mmφ長さは 22mm だ。

シャッター格納部下部に先ほど作った
フィルターをセットした。
 私の寝室の窓のシャッター格納部下部に先ほど作ったフィルターをセット
する。

 [ とおりゃんせテスト ] 開始!
 茶色のラワン材は彼らの侵入を防ぐために追加した物だ。このラワン材が
無いと彼らは矢印の様に侵入していたのだ。今回は彼らの通路を塞いだ箇
所に 15mmφの侵入口を追加して彼らの挙動を試そうと考えたのだ。
 アルミサッシも彼らの体色も黒褐色でしかも撮影は照明のない深夜なので
判別がつきやすいようにグレイの厚紙をサッシに貼り付けておいた。
 彼らの侵入の様子を記録する事は簡単では無いと思われ、失敗で終わる
可能性も高いが『コウモリ君の [ とおりゃんせテスト ] 』をコツコツと進めるつ
もりだ。
  15mmφの侵入口の試みは数ヶ月間で内部に糞が数回見つかったため
彼らが侵入口を通過したと思われるのだが証拠の画像は得られていない。
_
2010-07-26 Mon.
 コウモリ君の『とおりゃんせ』テスト中間報告。
現時点で営巣部の侵入部分にセットした約 20mm x 25mm の楕円形で
厚さ 24mm の(以下の3枚の画像で示す)通路を通過することが確認され
ている。

大きさは 20 x 25 mm の楕円で、厚さ 24mm の
穴をコウモリ君は通過可能だ。
 厚さ 24mm で、

大きさは 20 x 25 mm の楕円で、厚さ 24mm の
穴をコウモリ君は通過可能だ。
 短辺が 20mm で、

大きさは 20 x 25 mm の楕円で、厚さ 24mm の
穴をコウモリ君は通過可能だ。
 長辺が 25mm の穴ならば彼らは通過可能だ。

2010-09-01 Wed.
内部に残された糞が
前述の穴を通過した一つの証拠だ。
。
 この穴を通過中の画像を(過去にイタチで撮影した様に⇒⇒)残したいのだが
ロボットカメラシステムが彼らの接近を感知して窓を開く音を嫌うのか、いまだに
画像記録は得られないでいる。
 彼らがこの穴を通じて出入りしている事は Д轡礇奪拭柴睇瑤膨蟯的に残され
た糞と、◆Щ笋離戰奪匹呂垢斡瓩なので、00:30 〜05:30 に窓越しに聞き取れる
(彼らの帰宅時の)軽い接地音で確かめられる。

2010-09-02 Thu.
こうもりくんの『とおりゃんせテスト』
 ようやく『証拠写真』を得ることができた。例によって撮影は自作のロボット
カメラシステムで記録したものだ。システムの撮影プロセスだが、彼らをセン
スすると ⇒ ギアモーターで窓を開ける。 

コウモリの接近を感知して窓を開ける。
 飛来するコウモリをセンスすると、撮影用のカメラは屋内なので、ロボット
システムは窓を開く指令をモーターへ送る。

 [ とおりゃんせテスト ] 開始!
 室内のセンサーがコウモリをセンスすると撮影を始める・・・・っと、ここまで
は以前のプロセスで、(上の画像は過去のプロセスのもの)今回は雨戸シャッ
ターを途中の位置で止め、『とおりゃんせ』テスト用の穴を通過した彼らの姿を
記録するように変更されている。

普段はストロボ光を嫌うのだが、
なぜかこちらを向いてポーズ。
Thu. Sep.02'10 00:25:18 Canon EOS-1D EF28-135mm  ISO400 Speedlite 420EX Robocam Model-4
 理由は不明だが、(過去の例では、夕刻に餌取りのため巣穴から姿を見
せた時、ロボットカメラシステムからの指示で動作するストロボ光を嫌って巣穴
へ戻ることが多いのだが)今回はこの様にこちらを向いてカメラ側を観察後、壁
面をよじ登って行った。

先日記録した『侵入現場写真』
Thu. Sep.25'08 02:03:08 Canon EOS 30D/EF200mmF2.8 ISO:400 420EX RCS Model-18
 2008年に記録した画像だが以下の様な不満がある。
1:アルミサッシも彼らの体色も黒褐色で判別しにくい事。
2:フォーカスが正しく合っていない事。 
今回始める [ とおりゃんせテスト ]ではこれらの不満が解消された画像を狙い
たいものだ。

センサーは屋外にセット済みだが
屋内にもセットする案も試したい。
 コウモリを感知するセンサーは屋外にセット済みだが室内に置くアイデアも
試みるつもりだ。

制作は 2003年だが毎年改良を加えている
モデルだ。
 そのためのセンサーは RCS Model-4を使用するつもりだ。2003年に制作した
モデルだが改良や新機能を追加しながら現在も重宝しているモデルなのだ。
 結局 Model-4の赤外線集電方式はこの様な条件には不適で記録できた件数
は満足できるものではなかった。

2011-06-20-Mon.
 その後もコウモリに特化した自動撮影装置を設計製作しながら現在も観察を
続けている。
今朝は雨だった。体の雨滴が
ストロボに反射して輝いている。
Mon. Jun.20'11 03:22:12 Canon EOS 30D/EF28-135mm ISO:400 Int'storobe RCS Model-25
 飛翔中の彼を撮ることは(やがて 70才になる)私にとっては容易な作業ではな
い。この()画像は”怪我の功名”的に撮れた画像で、朝帰宅した彼が着地直
前のシーンが捉えられている。じつは自動撮影用にセットした三脚の位置が何
かの事情でずれて想定外の方向を向いたため撮れたものなのだ。
 自動記録された情報によれば、彼は昨日 19:45 に採餌のため出発。今朝の
03:22 に帰宅している。
 今朝は一時的に 2mm/Hour を超えるような雨天だった。彼の右腕や背中に
付いた雨滴がストロボ光に反射して輝いている事が見て取れるだろう。

FYI. : 雨天のコウモリ  ⇒⇒

試作中のコウモリ自動撮影装置で
記録した真下から見上げた飛翔中のコウモリ。
 SunJul.17'11 19:07:57  Canon EOS 40D / EF100-400mm @100mm ISO400 By New Robot DRW# 0XX
 試作中 ( As Jul.2011 ) のコウモリ自動撮影装置で記録した飛翔するコウモリを
真下から見上げた画像。
_
尾の付け根に見える物は
ペニスだと思われる。<br>
 Thu.Jul.21'11 19:21:321 Canon EOS 40D / EF100-400mm @110mm ISO400 By New Robot DRW# 0XX
 股間に見える物はペニスだと思われる。⇒ cf : 2枚上の画像 #11-0857-02

コウモリ♂のペニス
 Camera EOS 40D EF28-135mm @70mm ISO 400 Ext storobe 420Ex Shot by RCS model-prototype
 コウモリ・オスの生殖器官。
_

コウモリの知能

 コウモリのインテリジェントはどの程度のレベルなのだろうか。過去の観察経験
から個人的には『あまり、お利口さんではないようだ。』と考えている。
 
 症例 - 1
 コウモリの観察を続けている関係もあり、部屋にコウモリが迷い込んで来ると
事がある。その様な場合物置に用意してある捕虫網(小学生が小川の小魚など
を採るための物)で捕捉し彼をマクドナルドのブラウンバッグに移し [ 体重測定 ]
を行った後テラスへレリーズしている。_
彼の [ 体重測定 ]
 以前測った彼の体重。マックのブラウンバッグの風袋を差し引いた値は 7gr.
だった。その後 1/100 gr. まで測定可能なスケールでチェックした時の個体は
6.56 gr. だった。この作業は彼に不要なストレスを与えぬように捕捉からレリーズ
までの時間は8〜15分程度で終えるように努めている。
 野鳥や昆虫などと違い、室内を暗くして窓を大きく開けて逃げ口を示す方法は
コウモリには適さない様で、過去の事例は夕方とか夜だったのだが部屋の2か所
の窓を開け、室内を真っ暗にしたり逆に明るくして追い出しを試みたが室内を
ぐるぐると飛び回るだけで窓に向かう様子は見られなかった。おそらくパニック状
態だったのだろう。
 この経験から捕捉/レリーズはできるだけ短時間に行うように心がけている。
さてコウモリ君の心境はどうだったのだろう。『いやー、怖かった。死ぬかと思った
よ、もうこりごりだ。』、、と想像したのだが。
 2時間後彼はその部屋の雨戸のねぐらに戻って来たのだ。別の日の事例では
その日は帰らなかったが翌日からいつもの様に同じねぐらを利用している。
 危険な経験をした場合再度の接近を避けるのは野生動物の生きて行く最低
限度の常識だと考える私は彼のこの行動を論理的に説明できない。
 ----------------------------
 コウモリのインテリジェントはこの様な [ 怖い思い ] ですら簡単に忘れてしまうも
のらしいと私は判断している。
 屋根裏のコウモリを追い出す手段などは web でも紹介されているが相手の
知能がこの程度のレベルであれば効果が無い事も不思議でもないわけだ。

この日測定した彼の体重は 6.76gr だった。
 異なる日に測定した彼の体重は 6.76gr だった。(彼は白い小箱に入っている。)
この日彼は 19:20 頃に採餌のため出勤、その後 20:20 の帰巣時に部屋へ迷い込
んだため、捕捉して彼に画像の小箱に入ってもらって測定した。この値はフィール
ドで採餌した後の、つまり食後の体重だと考えられる。

memo'
RCS : Robot camera sysytem.


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