フィールドのメジロ
野鳥の嗅覚についての観察
Rev.
08
 Original :Sat.Mar. 6'04
 Updated :Mon.Jul.16'07



フィールドのメジロ ( 1〜2 月 ).

2004-01-29 Thu

今の頃がフィールドで最も食物が不足する季節なのだろう
Thu.Jan.29'04 09:16:02  EOS10D / EF300mmF4

 今の頃がフィールドで最も食物が不足する季節なのだろう。葦原で葦の茎をつつくメジロのグループを毎年
今頃見かける。 茎の中で越冬する昆虫の幼虫を食しているらしい。

 ここで疑問が生じた。沢山の茎の中で幼虫が潜んでいる茎をどうやって見分けるのだろうか?。 
 補足情報 ( 葦の茎を開いて中の昆虫を調べて見た ) ⇒⇒

2004-02-01 Sun.
葦の茎の中の昆虫を捜す。
Sun.Feb. 1'04 10:04:02  EOS10D / EF300mmF4 +1.4x ISO:100

2004-01-31 Sat.
同じ葦原でささ鳴きをするウグイスを見つけた
Sat. Jan.31'04 08:39:31 Canon EOS 10D / EF300mmF4  + 1.4X ISO:200
 同じ葦原でウグイスやシジュウカラ、ホオジロなども観察される。

2004-02-06 Fri.
シジュウカラなども観察され
Fri. Feb. 6'04 13:34:38 Canon EOS 10D / EF300mmF4  + 1.4X ISO:200
 シジュウカラのクチバシはこの様な作業に適しているのだろうか、メジロより早く茎を開き中の昆虫を採餌している。
 風のない静かな日だと、10m以上離れてカメラを操作する私まで茎を突つく音が聞こえてくる。

オオマシコ(だと思うのだが)も顔を出していた。
Fri. Feb. 6'04 13:38:38 Canon EOS 10D / EF300mmF4  + 1.4X ISO:200
 オオマシコ(だと思うのだが)も顔を出していた。

2004-02-03 Tue.
葦の茎に穴を開け中の昆虫を
取り出して食する。
Tue.Feb. 3'04 13:04:08 Canon EOS 10D / EF300mmF4  + 1.4X ISO:200
 本来の彼らのクチバシは椿の花の蜜などを吸うのに最適の形状なのだが、葦を開き中の昆虫を取り出している。

メジロを葦原で見るのは
今の季節だけだそうだ。
Tue.Feb. 3'04 12:47:05 Canon EOS 10D / EF300mmF4  + 1.4X ISO:200

 この葦原は初夏にはオオヨシキリが子育てをするフィールドで、晩秋から手前に
黒く見えるフェンスに冬鳥のジョウビタキが姿を現してくれる。
初夏、新緑の芦原
 オオヨシキリの巣に
卵を見つけた。
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 晩秋からジョウビタキが
やって来る。
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 毎年二月中旬に農業用水の手入れのために近所の農家の方々によって刈り取
られる。 フィールドのメジロにとっては少ない冬場の採餌場所がさらに少なくなる
わけだ。
農業用水の手入れのために近所の農家の
方々によって刈り取られる。 時々カワセミも
顔を出すのだ。
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フィールドのメジロ ( 2〜3 月 ).

2004-02-25 Wed.

ミカンを最初に見つけたのはウグイスだったのだが
Wed.Feb. 25'04 09:35:18 Canon EOS 10D/EF300mmF4.0  + 1.4x  ISO: 400 -1/3
 ミカン畑からミカンを一つ盗んで飛び去る途中落としてしまったのはヒヨドリだった。 そのミカンを最初に見つけ
たのは画面上部に半身が見えるウグイスだったのだが・・。

すぐ横取りしたのはメジロだ
Wed.Feb. 25'04 09:37:28 Canon EOS 10D/EF300mmF4.0  + 1.4x  ISO: 400 -1/3
 すぐ横取りしたのはメジロだ。 メジロとウグイスが同じ食物で争った場合、ほぼ毎回メジロが食物を占有する。 
メジロは強力なキックで攻撃するが、ウグイスは争わず逃げ去るのみだ。 争いの例 ⇒⇒

苔むした倒木の様に見えるものの
実態は・・・・・。
Wed.Feb. 25'04 09:49:23 Canon EOS 10D/EF300mmF4.0  + 1.4x  ISO: 400 -1/3
 実は・・・。 このメジロとミカンが乗っている一見苔むした倒木の様に見えるものは不法に投棄された家電製品なのだ。 この苔の状態から
投棄されたのは10年以上昔の事だろうと思われる。

 背後に白く見えるものも新しく不法投棄された家電製品だ。

_
同じ場面をロボットカメラで撮ったものだ
Wed.Feb. 25'04 09:38:50 Canon EOS D30/EF200mmF2.8  ISO: 200 +1/3
 同じ場面をロボットカメラで撮ったものだ。実は本来の目的はウグイスだったのだがメジロに邪魔されてしまったのだ。
_
めじろ押し

2005-02-13 Sun.
 例えペアの相手であっても、食事の時は相手の接近を嫌い追い払うメジロだが、時々ぴったりと寄り添って仲睦まじい
様子を見せる事もある。
複数のペアが同じ枝にぴったりと隙間無く並ぶ様子も観察されるそうで[  めじろ押し ] の言葉も、この様子から生じた
ことは御存知だろう。
 今朝はその仲睦まじいペアが観察された。

相手の羽づくろいを行ったり。
 相手の羽づくろいを行ったり。
無論自身の羽づくろいも行なうが。
 無論自身の羽づくろいも行うが。
ぴったりとくっ付いて、しばしの時間を費やしていた。
 ぴったりとくっ付いていた、寒さを防ぐ意味もあるのだろうか。

 蛇足だが、ウグイスは複数で争わず共通の食物を取る事が多い。この時メジロが後から割り込んで、
ウグイスを追い払うケースも時々観察される。



フィールドのメジロ 産業廃棄物と野鳥

2004-03-04 Thu.

ミカンに溜まった雨水
を取るメジロ。
Thu.Mar. 4'04 10:19:06 Canon EOS 10D/EF300mmF4.0  ISO: 400 Ext Strobe
 昨夜は雨だった。完全に食い尽くされ皮だけになった地上のミカンに溜まった雨水を取るメジロ。 不自然な格好で
飲んでいる様に見えるが、彼らにすれば地面に直接下りるより安全の面で有利なのだろう。
こちらは通常の掴み方。


 笹の茎の掴み方が普段と違う様だが
(左画像が通常の掴み方。) 何か特
別な理由があるのだろうか?。

 ** 2004-03-06 20:00
 この掴み方の件、いつも適切な指示を
頂く W.K. 氏から早速回答が頂けた。
上の画像の頭を下にする様な不自然な
姿勢で止まる場合(通常の掴み方では
スリップの可能性があるため)より確実
な、二本の指(外・内趾)を曲げ、中趾の
間に挟む方法で枝を掴むとの事だ。
ウグイスでも同様の掴み方がみられる
との事だった。


2004-03-14 Sun. ルリビタキの同様の止まり方を観察できた⇒⇒


_
溜まった雨水で水浴びなどを
するのだろうか
Thu.Mar. 4'04 10:19:48 Canon EOS 10D/EF300mmF4.0  ISO: 400 Ext Strobe
 この付近は、相当昔の事らしいが病院関係の廃棄物が捨てられていたらしい。 以前この付近で出会った農家の方
は子供の頃、ここで注射器を拾い水鉄砲として遊んだ記憶があるそうだ。
 言われて見ると、メジロが止まっているこのホーロー製の容器も子供の頃お医者さんで見かけた様な気がしてくる・・。
 実はこの容器に溜まった雨水を利用して野鳥が水浴びをしているのではないかと想像しているのだ。 容器は錆びて
小さな穴が開いていて半日もすれば空になってしまうので水浴びを観察できるチャンスはとても少ないが今後の
[ お楽しみ ] にしておこう。

約10分後ルリビタキ♂も顔を出した
Thu.Mar. 4'04 10:31:03 Canon EOS 10D/EF300mmF4.0  ISO: 400 Ext Strobe
 メジロが去ってから約10分後ルリビタキ♂も顔を出した。彼も30秒ほど留まっただけで何もしないで姿を消した。 
メジロ同様雨水がここに溜まる事を知っているのだろうか。

_
2004-03-07 Sun.
 今朝、このホーローのボウルを狙ってロボットカメラをセットしてから付近のキジの観察に出向いた。
水に入るところ?出るところ?
水浴びをしたのだろうか???。
Sun.Mar. 7'04 07:53:47  Canon EOS 10D/EF300mmF4.0  ISO: 200 Ext Strobe
 自宅 PC で記録画像を調べたところ上の様な画像が見つかった。 記録された野鳥は先日のルリビタキだろう。
 残念ながら、この画像だけでは水浴びを行った証拠とは言えない、 また水浴び後飛び立つ状況ならば画面に飛び
散る水滴が写っていると思われるが見当たらない。 こんな格好で水に飛び込むとも思えぬから水浴び前の状態だ
とも考えられない。
 私のメインテーマのキジの活動が活発になる季節なので、メジロやルリビタキの水浴びにかかわっている時間が
ない事、ロボットカメラも季節が良くなり山に入る人が増えるので、長時間放置しておく事は少々不安でもあり、この
テーマの観察は結論が遅れそうだ。 


フィールドのメジロ 4月

2004-04-11 Sun.

 野鳥の嗅覚はどの程度のものなのだろうか。無論鳥の種類によってそのレベルには差があると思われるが、、。
 この件で簡単な実験を試みた。
郊外の林の中の野道に砂糖水を入れたプラスチックの半透明のカップを置いて見た。 天候は快晴、ほぼ無風の環境だ。
 なんと4分後にメジロが現れ、なんのためらいも無く飲み始めた。
林の中の野道に砂糖水を入れた
カップを置いて見た-1

異なる場所で異なる日に(この日は快晴微風)試して見たが14分後、同様にメジロが現れ飲み始めた。
林の中の野道に砂糖水を入れた
カップを置いて見た-2

 確認のため、異なる日に上記2箇所で水だけを入れた同じカップで試したが無反応、つまり彼らはカップに接近さえ
しなかった。
 以上からメジロは食べ物を見つける手段に嗅覚も利用しているのではないだろうかと想像している。

2004-04-13 Tue.
砂糖水の濃度を薄くして見た
Tue.Apr.13'04 06:41:09 Canon EOS 10D/EF300mmF4 L ISO: 400 -1/3 Ext Storobe=On
 砂糖水の濃度を薄くして見たが彼らの行動には変化はみられなかった。
薄曇風速3〜4m程度、カップを置いて 17分後に現れた。

 観察フィールドには[ カブ ] で出かけることが多い。ロープロのリュック型のカメラケースに撮影機材を入れ、三脚を
荷台に縛り付け、首から Nikon の双眼鏡を下げ寒風を切って走るのだ。この(↓)白カブは4速モデルだ。



 カブの前かごから昼食(ロールパン、蜂蜜など)を取り出し付近の草むらで食事を取った後付近を一時間ほど散策。カブまで
戻るとメジロが白カブに止まっていた。嗅覚の優れたメジロはかごに残った蜂蜜のわずかな臭いに引かれてやって来たのだろう。


2006-04-07 Fri.

 自宅でも4月に砂糖水を入れた容器で呼んでみた。⇒⇒
_
フィールドのメジロ 7 月
2007-07-16 Mon.
 今年誕生のモズの幼鳥を観察しているフィールドにメジロのペアが姿を見せた。
モズの観察フィールドにメジロのペアが
姿を見せた。
 Mon. Jul.16'07 07:34:22 Canon EOS 30D/EF300mmF4.0 + 1.4x  ISO:500 +1/2
 今の季節のメジロは林の中で観察されるが、この場所は最も近い林からでも 2km ほど離れた平野(畑)の中だ。餌を求め
てやって来たのだろうか。

ペアの片方は同じ樹の上の枝に
 止まった。
 メジロの雌雄の判断は簡単ではない。ペアの片方は同じ樹の上の枝に止まった。

前後して観察対象のモズも姿を見せた。
 前後して今回の観察対象の今年誕生のモズの幼鳥も姿を見せた。特徴的な幹の傷からさきほどメジロ・ペアが止まっていた同じ樹
だと判断できる。
 一見枯れ木の様に見えるがこの樹は生きている百日紅(サルスベリ)だ。7〜8月頃花が見られる。 ⇒⇒

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